こちらではリース会社の営業事務がどんな仕事をしているのか、またどんな1日を過ごしているのかを経験談を交えてお話しいたします。
どんな方に向いていて、リース会社の営業事務で働くとどんなメリットがあるのかという点についてもお話しします。
業務内容だけでなく、服装や離職率についても簡単にご説明いたしますので、リース会社の営業事務を希望している方の参考になれれば幸いです。
建機・商業機器リース会社の営業事務はどんな仕事?
リース会社に営業事務は、主に4つの仕事があります。
リース契約の書類の作成
まず1つ目がリース契約の書類の作成です。
営業さんが契約してきたリース案件の内容を確認し、契約書や請求書、借受証などを作成していきます。
リース期間や物件情報を確認し、システムに入力していきます。
全て入力が終わったら内容を確認し、所定のフォームに出力していきます。
特にリース物件の金額は間違えてしまうと契約書を一から全て作り直さなくてはならないためダブルチェックを行います。
リース物件購入金額の支払い
2つ目の仕事は、リース物件購入金額の支払いです。
物件を一度購入してそれをお客さんにリースするためこちらで支払う作業が発生します。
期日に遅れないように支払いを行います。
リース契約の内容変更
3つ目の仕事はリース契約の内容変更です。
物件を利用している場所を変更したい、個数を増やしたい等お客さんの依頼に応えていきます。
ここは営業事務で勝手に進めず営業さんと話し合いながら行うことがほとんどです。
リース物件の解約
4つ目の仕事は、リース物件の解約です。
満期を迎えたリース物件についてそのまま処分するのか、それとも引き続きリースとして続けるのか、お客さんの意向に沿った形で対応します。
建機・商業機器リース会社の営業事務の1日の流れとは
まず出社したらメールを確認します。
前日までに営業さんから送られてきている指示を確認し、今日行う業務に優先順位をつけます。
一日のうちで一番多い業務が上記1つ目の契約書の作成です。
午前中にできるだけ多くの契約書を作成し、ユーザーに書類を送ります。
午後は社外から郵便が届くため、その処理を行います。
午後に多く発生する業務は上記2つ目、3つ目の支払い、内容変更です。
先方から郵便にて届いた書類を用いて業務を行なっていきます。
時間が空いたら次行う契約の打ち合わせを営業さんと行ったり、支払いが漏れている契約がないか等チェックを行います。
建機・商業機器リース会社の営業事務はきつい?
リース会社の営業事務は営業と異なり、ノルマを与えられることや目標設定は一切ありません。
そのため、精神的にプレッシャーを感じるようなことはありません。
月の残業時間も10時間超えることはほとんどないため、プライベートと仕事を両立することができます。
体力的にも精神的にも比較的安定して働くことができるのではないかと思います。
商業機器リース会社の営業事務の給料や年収に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
建機・商業機器リース会社の営業事務はネイルや髪型、髪色や靴は自由?
服装は会社によるかと思いますが、当社は比較的自由です。
一年を通してジーンズやサンダル、Tシャツも認められているためカジュアルに出社することができます。
男性ももちろんノーネクタイです。
営業さんに対して来客があるため、ものすごく派手な髪色やネイルはしないようにしていますが、常識の範囲内であれば基本的にはOKです。
建機・商業機器リース会社の営業事務を辞めたくなる理由とは
営業事務は単純作業が続きます。
営業さんから指示されたことを的確に淡々とこなすことが求められるため、企画を行なったり、成果をあげることをやりがいとしている方には向かないかもしれません。
指示通り動くことが嫌になってしまったり、自分で何かを生み出すことができない時に辞めたくなる方もいるかもしれません。
建機・商業機器リース会社の営業事務はやめとけ?
リース会社の営業事務として働くメリットは、単純作業で仕事ができるという点です。
リース会社の事務は基本的に正解があります。
そのためマニュアル通りに仕事を行なっていけば失敗することは少ないです。
もちろんイレギュラー対応等はありますが、営業さんと話し合いながら進めていけば間違えることはほとんどありません。大きな失敗をする可能性が少ないという点はメリットかと思います。
一方デメリットは、指示された範囲でしか仕事ができないということです。
どこの企業でもそうかと思いますが、営業事務は営業さんが契約をとってきて初めて機能します。
そのため、指示がないと動けないことが多く、自身のステップアップを考えると営業事務はできることが少ないと感じます。
建機・商業機器リース会社の営業事務に向いている人、向いていない人とは
リース会社の営業事務に向いている人は指示されたことをきちんとこなすことができ、わからないことを追求できる方だと思います。
物件について深く知ろうと勉強する方も向いていると思います。
一方で、数字を細かく追うことが苦手な方はリース会社の営業事務は向いていないかもしれません。
前述した通り、リース契約は数字を間違えることは許されません。
1円違うだけで全てがやり直しになってしまうため、どうしてこの数字になるのかというところを最後まで追いかけられる方でないと業務がストレスになってしまうかと思います。
建機・商業機器リース会社の営業事務の離職率はどれくらい?
離職率はものすごく低いです。
ほとんどの方が産休や育休後、仕事に復帰しております。
辞めてしまう方は、旦那さんの転勤で仕方なくという方や、よりレベルアップした仕事に就きたいという方が多い印象です。
建機・商業機器リース会社の営業事務の口コミ評判とは
一年間営業事務として働いてきて、リース契約書を通じて法律を学ぶことができたり、数字に対して慎重になりながら仕事する力が身につきました。
一方で、毎日同じような業務が続くことに退屈さを感じてしまうこともあったので、向き不向きは人それぞれかと思います。
リース会社の営業事務は安定して働きたい人に向いている
以上、お話しした通り、リース会社の営業事務は営業さんからの指示を受けて動くことがほとんどです。
受けた指示の内容を的確に読み取り業務に反映させていくことが重要となります。
離職率が低く、服装等も比較的自由であるため結婚や出産後も継続して働きたいという方にとってはとても向いている職業かと思います。