バルク車とは、乳牛用の飼料やセメントなどを運搬するバルク車のことです。
荷台に飼料や、のこくずなどの紛粒体を積んで運ぶことができる特種用途自動車を使用します。
業務に使うバルク車の構造や運転手の給料などをご紹介します。
バルク車を運転するために免許についてもまとめております。
バルク車ドライバーの仕事内容や1日の流れ
勤務場所や企業によって異なります。
今回は、乳牛用の飼料バルク車の働き方を紹介します。
毎日ではありませんが、ある1日の仕事内容です。
7:00 出勤
7:30 確認作業
アルコールチェック・トラックチェック
7:45 牛舎に向かう
あらかじめ時間を調整する場合もありますが、基本的に午前中が多いです。
15:00 終了
上記の時間から2~3軒回ります。
16:00 トラック検品・スケジュール確認
明日のスケジュールを立てます。
また、お取組先と計画を確認するため事務作業が必要になります。
その後、トラックの清掃をします。
牛舎に訪れることもあり、消毒なども行います。
バルク車ドライバーの仕事はきつい?
バルクドライバーは、基本的に運転のみです。
荷積みや荷下ろしがないこともあり、肉体的疲労は少ないと思います。
ただ、山道の走行など整備されていない道路を走行することになりますので、運転技術が求められます。
さらには、牛舎などに行く場合は、方向転換やバックなど発生します。
運転が苦手な人はきついと感じることもあるでしょう。
それに加えて、牛舎の場合は、朝が早いこともあります。
不慣れな生活リズムになる可能性もあります。
運転が好きな人やコミュニケーションが好きなひとは楽しく仕事をすることができるはずです。
バルク車ドライバーに必要な資格や免許は
必須免許として、中型免許・大型免許は必要になります。
バルク車のほとんどが中型及び大型になります。
準小型免許では就職・採用が難しいと思います。
最近では、一度に多く運べる大型トラックの需要が高いので大型免許取得は一つのポイントになります。
必須ではありませんが、取得していると有利な免許が二つあります。
それは、けん引免許とフォークリフト免許です。
こちらは必ずではなく企業によって必要になる場合があります。
企業に勤めてからの取得でも問題ないと思います。
ただ、免許は持ってるにこしたことはないので取得できる時間があるのであれば取得をすることをおすすめします。
バルク車ドライバーの給料や年収はいくら?
平均年収は350万円です。
企業によって異なりますが、あまり給料は高くありません。
トラック運転手の中では低い設定をされています。
その理由は、運転がメインになるからです。
工場で飼料などを積んでサイロに流し込みを行うため、体の負担となる重たい荷物を運搬する必要がありません。
そのため、年収も比較低いと言われています。
勤務形態によりますが、16時など比較的、早く仕事が終わることがあります。
配送業の中でも福利厚生に恵まれている職種だと思います。
地域密着の会社も多くありますので、残業手当や家賃手当、家族手当など充実しています。
バルク車ドライバーの給料は安い?
大型トラック・小型トラック運転手と比較すると安いです。
時間帯なども決められているため、残業が少ない職業です。
牛舎などは時間が決められているので大きな変更がありません。
また、荷積みや荷下ろしがないことも安い理由の一つになっています。
地域によりますが、そもそも物価の違うことも影響していることもあります。
牛舎などは比較的田舎にありますので、都市部との金額の差はあります。
肉体労働が少ないですが、コミュニケーションが必要となります。
取組先との関係性がもの凄く必要になります。
バルク車ドライバーの口コミや評判は
悪いクチコミはあまり見受けられませんでした。
知人など周りの人に聞いても悪い噂などもなく働いている様子でした。
企業によって福利厚生などの差で多少見比べることもありますが、基本的にホワイトな企業が多くあります。
ドライバーの年収が低いと記載しましたが、仕事が早く終わるなど自分の時間を有効的に活用できる利点を感じています。
今は、ライフワークバランスが重要視されているからこそ評価の高い仕事だと思います。
ただ、業界では人手不足が深刻となっています。
そもそも免許を取得しない方も多くいますので、運転手の重要は高くなります。
まとめ
バルク車は、年収的には低い設定をされていますが、自分の時間を確保することができます。
そのため、充実したライフスタイルを構築することができます。
また、トラック運転手は人材不足が深刻化になっています。
そのため、免許取得など必要になります。
特に、転職や就職を考えている方は免許を取得することが採用の近道になります。
日本の生活を支える仕事でやりがいもある仕事です。