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鹿島建設はきついしやばいって本当?給料や年収、口コミ評判をまとめてみました。

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鹿島建設はやばい 建築/土木/インテリア関係
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鹿島建設についての評判は様々ですが、「きつい」「やばい」といった声も少なくありません。

この記事では、鹿島建設の仕事の厳しさ、給料、年収、そして実際に働いた人たちの本音や評判を集めてみました。

給料はどれくらいもらえるのか、社内の雰囲気はどうなのか、就職や転職を考えている人にとって参考になれば幸いです。

 

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鹿島建設の会社概要

 

項目 詳細
社名 鹿島建設株式会社(KAJIMA CORPORATION)
本社 東京都港区元赤坂1-3-1
創業 1840年(天保11年)
設立 1930年(昭和5年)
資本金 814億円余
従業員数 8,129名(2023年3月末現在)
代表取締役会長 押味 至一
代表取締役社長 天野 裕正
営業種目 建設業全般、不動産関連事業、環境整備、エネルギー供給など多岐にわたる

鹿島建設株式会社は、1840年に創業し、1930年に設立された日本の大手建設会社です。

長い歴史と幅広い事業領域を展開してきたことで、建設業界では大きな役割を果たしている会社として知られています。

 

鹿島建設の給料・年収

 

求人ボックス給料ナビによると、鹿島建設の平均年収は1,127万円で、これは建設業界内での競合他社と比較しても高い水準です。

例えば、ショーボンドホールディングス株式会社の平均年収は1,092万円、株式会社大林組は1,024万円、清水建設株式会社は977万円、大成建設株式会社は963万円となっています。

そしてIndeedの情報では、鹿島建設株式会社の平均月給は職種によって大きく異なるようです。

例えば、建築施工管理の職では月給約30.8万円、土木施工管理技士では年収約673万円、施工管理では月給約36.9万円となっています。

また、CADオペレーターの月給は約35.7万円、電気工事スタッフは月給約48.0万円と報告されています。

一方で、事務関連の職種では、一般事務の時給は約956円、月給は約33.4万円、総務事務の年収は約400万円となっています。

土木作業員の月給は約30.1万円、重機オペレーターは月給約32.5万円、現場監督(建設・土木)は月給約35.7万円です。

IT関連の職種では、システムエンジニアの年収は約649万円、データサイエンティストの月給は約48.4万円、システム運用・保守の月給は約60.8万円となっています。

全体的に、鹿島建設株式会社の平均月給の範囲は約16.7万円(一般事務)から約69.9万円(システム企画)までと幅広く、平均年収は約224万円(一般事務)から約735万円(プロジェクトリーダー)となっています。

給与の満足度に関しては、81%の人が鹿島建設株式会社の給与を適正と考えているという結果が出ています。

 

鹿島建設がやばいと言われる理由6つ

 

鹿島建設がやばいと言われている理由を6つ以下にまとめてみました。

 

1.社員による2億円超えの脱税

 

鹿島建設が「やばい」と言われる理由の一つに、不祥事が挙げられます。

具体的には、東日本大震災の復興事業に関連して、下請け業者から受け取った謝礼金を税務申告せず、脱税した疑いがあると報じられています。

この事件では、鹿島建設の東北支店の元営業部長が所得税法違反の容疑で告発されました。

約2億2千万円の所得を申告せずに脱税したとされています。

この不祥事が発覚したことに対し、鹿島建設は「このような事象が発生したことは誠に遺憾」との声明を発表し、社員教育の徹底や再発防止に努めるとしています。

ただし、重要な点として、この不祥事は一社員の行為であり、会社全体が関与していたわけではないということが指摘されています。

このような個々の不祥事が会社全体の評判に影響を与えることは、大企業にとって避けられない課題の一つと言えるでしょう。

 

2.新幹線建設工事での談合事件

 

鹿島建設は、リニア中央新幹線の建設工事において、不正な談合行為に関与したとして批判されています。

この事件は、JR東海が発注したリニア中央新幹線の建設工事において、独占禁止法違反(不当な取引制限)の罪で、鹿島建設を含む大手ゼネコン4社とその元担当幹部2人が有罪判決を受けたものです。

2018年3月23日、公正取引委員会は、これらの企業と個人を独禁法違反の容疑で刑事告発しました。

具体的には、2014年4月から2015年8月の間に、リニアの品川と名古屋の両駅新設工事に関連する3つの工区で、東京都内の飲食店での面談を通じて受注予定企業を決定し、JR東海に提出する見積価格を互いに交換するなどの行為が行われた疑いがあります。

この事件において、大成建設と鹿島の両容疑者は容疑を否認していますが、大林組と清水建設は容疑を認めているようです。

この事件は、建設業界における公正な競争の重要性を浮き彫りにし、業界全体の倫理観と透明性の向上に対する注目を集めています。

 

 

3.下請け会社に対する圧力やいじめ

 

鹿島建設に関連する一つの悲劇的な事件が、下請け企業に対する過度な圧力の問題を浮き彫りにしています。

この事件では、長年タニコー社で勤務していたある男性社員が亡くなりました。

この男性社員は当時、鹿島建設が主導する大型ホテルプロジェクトの厨房設備工事の現場責任者を務めていました。

プロジェクトの遅延に直面し、彼は会社に応援を求めましたが十分な援助は受けられず、一方で鹿島建設の担当者からは強い圧力を受けていたとされています。

この男性社員の過労は深刻で、労働基準監督署によると、亡くなる前の数ヶ月間で異常な残業時間が確認されています。

この男性は亡くなる前の4月頃にうつ病を発症、直前の1ヶ月間で108時間30分、2ヶ月前で98時間の残業をしていたと認定されています。

このケースは、鹿島建設における下請け企業への過酷な扱いを示し、業界全体での改善が求められる事態となっています。

 

4.ブラック企業特有の激務やパワハラ

 

鹿島建設は、過去にパワハラや過酷な労働環境が原因で批判を受けることがあり、「ブラック企業」との声も上がっています。

特に2020年には、過労により急逝するという悲しい出来事が発生しました。

この事件は、長時間労働が原因として労働基準監督署から認定されています。

亡くなった社員は、熱心に業務に取り組み、周囲からも信頼されていた有望な若手だったそうです。

鹿島建設はこの一件を受けて、労働時間管理の徹底や長時間労働の削減に取り組むことを公約しました。

また、社員の健康と安全な職場環境の構築を目指す「健康経営宣言」も発表しています。

これらの取り組みは、労働時間の適切な管理や業務改善、休暇取得の推進などを含み、再発防止に向けた努力の一環です。

鹿島建設の公式データによると、2022年度の平均残業時間は37.0時間で、これは年収水準に照らして妥当な範囲内であるとされています。

このような改善努力が、今後の鹿島建設の職場環境にどのような影響を与えるかが注目されています。

 

5.離職率が高い

 

鹿島建設については、高い離職率が問題視されることがありますが、実際のデータを詳しく見ると、そういった心配はあまり根拠がないということが分かります。

以下は、鹿島建設ホームページの人事データによる近年の離職率の動向です。

年度 全体の離職率 新入社員(入社3年以内)の離職率
2018 0.5% 3.2%
2019 0.7% 1.8%
2020 0.7% 4.6%
2021 0.8% 3.3%
2022 1.1% 4.6%

この数字を見ると、鹿島建設の全体的な離職率は1%を少し超える程度であり、業界平均と比較しても低い水準にあることが確認できます。

特に全社員を対象とした離職率は安定しており、これは鹿島建設が従業員にとって働きやすい環境を提供していると言えるのではないでしょうか。

 

6.高レベルの名門大学出身者が多い

 

鹿島建設の採用実績を詳細に見ると、特に名門大学の卒業生を多く採用していることがわかります。

具体的には、東京大学や早稲田大学のような日本のトップランクの教育機関の卒業生が多数を占めています。

また、横浜国立大学や東京理科大学など、他の高い評価を受けている大学の卒業生も同社の採用リストに頻繁に名を連ねています。

鹿島建設の採用実績をさらに詳しく見ると、高偏差値の大学だけでなく、日本大学や東海大学のような偏差値が50程度の中堅大学の卒業生も採用されていることがわかります。

このことから、鹿島建設への就職は、トップクラスの大学に通っている学生だけの特権ではなく、幅広い大学の学生にとっても現実的な選択肢であると言えます。

ですが、これらの大学からの卒業生を多く採用していることは、同社の就職難易度が高いという印象もあります。

このような採用方針は、鹿島建設が業界内で高いレベルの専門知識とスキルを持つ人材を求めていることがわかります。

 

鹿島建設の口コミ評判に関する感想

 

以下に鹿島建設に対する良い口コミと悪い口コミをまとめてみました。

 

良い口コミ

 

・自由に挑戦できる環境

自分の興味や強みを活かして、多様なプロジェクトに挑戦できました。色々な分野の人たちとの出会いがあり、それが自分の成長につながりました。技術面でも、業界トップレベルの知識を吸収できたのは、本当に貴重な経験でした。

 

福利厚生が充実している

社員食堂や施設が整っていて、毎日快適に過ごせます。本社は赤坂にあり、アクセスが良いのですが、支店勤務だと少し不便を感じることもあります。ただ、働きやすさは抜群です。

 

・マネジメント能力が身につく

この会社では、様々な人とのコミュニケーションが重要で、それが「いいもの」を作るための鍵になります。先輩たちからの指導のもと、徐々にプロジェクトの重要なメンバーとして活躍できるようになりました。ここでの経験は、私のキャリアにとって非常に価値があると思います。

 

・個性を尊重する職場だった

勤勉さや忍耐力、新しいことへの探究心を養うことができました。社員一人ひとりが個性的で、自分自身も自分らしさを出して働けたと思います。時には困難もありましたが、それを乗り越えることで大きく成長できたと感じています。

 

・チームワークが素晴らしい

みんなで力を合わせて仕事をするのが、この会社の魅力の一つです。高い給料も。チームで協力しながら仕事を進めることができるのは、とても良い経験だと思います。

 

・社会貢献ができる会社だと思う

安全や品質、環境への配慮など、どの面を見ても一流の会社です。社員が現場を大切にしているので、社会に良い影響を与える仕事ができるのが嬉しいです。

 

・長年の実績とスマートな運営がある

厳しい面もありますが、長年建設業のトップレベルを保っている会社です。社員への扱いも良く、多面的にスマートな運営がされていると感じます。知名度も高く、働きがいがあります。

 

悪い口コミ

 

・女性の仕事について

女性の仕事はまだ軽いものが多いと感じます。もっと多様性があればいいのにと思います。

 

・支店勤務の不便さ

本社は便利な赤坂にあるけど、支店になると不便です。もっとアクセスを考えてほしい。

 

・厳しいマネジメント

新人には”飴と鞭”の指導が厳しすぎると感じます。もう少し柔軟な指導があってもいいのではないでしょうか。

 

・個性が強い

個性が強い社員が多いのはいいですが、時には意見の衝突が大変です。もっとスムーズなコミュニケーションが必要だと思う。

 

・社外人材への待遇

社外人材の待遇は正社員と比べると劣っています。もっと平等な扱いがあってもいいと思います。」

 

・残業の多さ

残業が多くて、働き方改革が進んでいないと感じます。もっと効率的な仕事の進め方が必要だと思います。

 

・変化する社風

昔は自由な社風だったけれど、今は普通の会社になってしまったと感じます。もう一度、昔のような社風に戻ってほしいです。

 

・派遣切り

派遣として働いていたけど、突然の契約解除がありました。もっと安定した雇用を期待していました。

 

・組織の大きさによる問題

大規模な組織なので、手続きに時間がかかります。もっと迅速な対応があればと思います。

 

鹿島建設は、高所得で、自由に挑戦できる職場環境が評価される一方で、多様性の欠如、厳しいマネジメントスタイル、プロジェクト配分の問題、社外人材への待遇の問題、残業の多さなど、従業員から指摘される課題も存在します。

これらの問題が改善されると、より働きやすい企業になるのではと感じました。

 

まとめ

 

鹿島建設は、実際に厳しい労働環境にあったことは間違いありませんが、その事例を踏まえ現時点では働き方など大きく見直され、風通しの良い職場になるよう改革を進めてるようです。

悪い評判だけではなく、やりがいのある職場という声もあります。

鹿島建設は、建設業界で働きたい方を対象に、プロジェクト管理やデザイン事務、土木施工管理技士などの職種で求人を出しており、研修制度や資格取得支援も充実しています。

大手企業ということもあり、収入面では比較的評価の高い印象です。

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