私は、建築業界で10年ほど働いていました。
私の上司は、1級建築士で出来上がる図面はいつも感動するような素晴らしいものばかり。
憧れの存在でした。
身近にそういった尊敬できる人がいると励みになります。
その上司のもと、私は建築士として勉強する毎日。
女性建築士ということで、女性目線と柔らかいデザインが得意でした。
私が建築士として働いていた経験から、建築士とはどのようなものか、建築士になる方法や、やりがいなどをまとめます。
建築士と設計士の違いとは
1級建築士や2級建築士、木造建築士も建築士と呼ばれます。
1級建築士は、どんな建築物でも設計できる資格になります。
2級建築士や木造建築士は、設計する建物に制限があるのです。
1級建築士になれば、なんでも設計や施工ができるから、どんな仕事にも対応できます。
私も、やっぱり1級建築士になりたかったです^^
1級建築士になるためには、試験の難易度も高いし、かなり勉強しないと難しいもの…。
私は2級建築士の資格だけですが、もう少し若ければ1級建築士の試験にもチェレンジしてみたかったですね。
時間とお金にも余裕が必要です。
1級建築士はさすがに独学で取得することは難しいと思うので、私だったら専門学校へ通って合格を目指します。
建築士と建築家の違いとは
建築士と建築家の違い、私の感覚では呼び方の違いかなぁという感じです。
ただ、建築士という資格はありますが、建築家という資格試験はありません。
建築家と聞くと、「すごい。建築家の先生。」というイメージですね。
「この建物は、有名な建築家の〇〇さんが手がけたものです。」という風に紹介されたりもします。
私だって、「私は女性建築家です。」と自分でアピールしてもいいんだと思います^^
でも、名刺には2級建築士と書いています。
どちらも正解です。
資格は建築士、やっているお仕事は、建築士も建築家も同じような感じだと思います。
建築士の給料や平均年収はいくら?
建築士の給料は、かなり幅があります。
建築士になれば、自分で設計事務所を立ち上げて経営することも可能です。
1級建築士なら、住宅以外にも公共施設や大規模な建物を設計することも可能。
だから、何億という建物の仕事を担当することがあるかもしれません。
建築士の働き方は色々、会社員として働くか設計事務所を開いて働くかによって給料はかなり変わるでしょう。
設計事務所を開いたからといって、めちゃくちゃ儲かるのかというと、そう簡単なことではないと思いますが…。
平均年収を出すことは非常に難しいですね^^;
私の経験からですが、2級建築士で会社員として働いていた頃、年収450万円ちょっとくらいでした。
成果報酬で変動がありだったので…。
知り合いの1級建築士の方は、1200万円と聞いたので、「すごい!」と思いました。
有名な作品ができて、そこからどんどん仕事が増えていったみたいです。
建築士は実力によって、給料は変動するものだと思います。
建築士の女性の年収とは
最近では、女性建築士がたくさん活躍されています。
建築士の場合、女性でも年収1000万円以上稼ぐことだって可能です。
有名な建築士になれば、自分から営業しなくても依頼が入ってくるようになります。
建築会社に雇われて働くか、自分で独立して働くかによって年収は大きく変わります。
私は雇われていたので、一般的な会社員と同じくらいの年収だったのですが…。
自営でされている女性建築士の方は、年収1000万円以上あると聞きました。
女性も活躍できる業界ですし、1級建築士の資格があって有名になればめちゃくちゃ稼ぐことも可能、本当に夢のある職業だと思います。
建築士の仕事内容やきつさに関してはこちらの記事で実際の建築士さんに語って頂いているのでご覧ください。
🔗建築士(設計担当)の仕事はきつい?必要な資格や仕事内容、辞めたい理由とは!
建築士になるには
建築士になるためには、建築士の資格を取得しなければなりません。
その資格を取得するためには、受験資格が必要ですし資格試験は年に一度しかないので、誰でもすぐに簡単になれるものではないのです。
建築に関わる学校を卒業することや建築関係の仕事につき実務経験を積むことでやっと受験資格が得られます。
2級建築士の試験は合格率20%くらい、1級建築士の試験になると合格率は10%くらいと難易度は高めです。
学科試験と製図試験の両方に合格して、建築士になることができます。
幅広い知識と実践的な能力が必要になってきますね。
建築士の資格取得に関してはこちらの記事で実際の建築士さんの体験談より難易度や試験内容を詳しくご紹介していますのでご覧ください。
🔗2級建築士の資格の難易度とは!受験資格や試験内容、勉強時間はどれくらい?
建築士のやりがいとは
建築士のやりがいは、たくさんあります。
私は、お客様の要望を聞いて、その要望にぴったりのプランを提案し、喜んでもらってお引渡しする瞬間が本当にうれしかったですね。
また、自分が思い描いたプラン、図面がどんどん形になって出来上がっていくのです。
作り上げていく工程も、私にとって大きなやりがいでした。
建築が好きで、空間をデザインすること、カラーコーディネートや素材の組み合わせを考えるなど、そういった考えて提案するお仕事も楽しかったです。
好きなことが仕事にできて、お客様に喜んでもらえる、毎日が新鮮で楽しかったです。
建築士は人を幸せにするやりがいのある仕事
建築士をしていて感じたのは、お客様の住まいを作り上げることは幸せを作ることでもあるということです。
建築士という職業は、自分自身もすごく成長できるし、努力することで成果もあがる、夢がいっぱいのやりがいのある仕事でしょう。