児童指導員ってやりがいがありそうだけど、給与はどれくらいなの?
私は年収300万は欲しいんだけど、児童指導員でも大丈夫かな?
こうお悩みの方はいらっしゃいませんか?
実際に児童指導員として働く私から、児童指導員の給与や年収についてまとめていきます。
児童指導員の給料や平均年収はいくら?
児童指導員の年収はどれくらいでしょうか?
児童指導員の平均年収は300万から450万と言われています。
しかし、こちらはベテラン児童指導員の方の年収も、新卒で入ったばかりの方の年収も含めたうえでの平均年収となっています。
児童指導員のキャリアパスとして、児童指導員として5年働くと児童発達管理責任者という職種につけます。
こちらの資格をお持ちの方だと年収は大幅にアップします。
また保育士を取得している方も、児童指導員に比べれば少しばかりですが給与が上がる方もいるそうです。
児童指導員は給料安い?
児童指導員の方で給与が安いと悩まれる方もいらっしゃいます。
実際には、福祉現場の中では決して高くはないかもしれません。
その理由として、児童指導員が放課後等デイサービスでは、加配加算の大きい資格ではないため、会社側もあまり高いお金で雇えないという事情があります。
また福祉企業によくある、サービス残業もかなり多い職場です。
当然残業代は出ないので、働いている時間に対しての給与は安いかもしれません。
また児童指導員として働く際に、株式会社の場合は、いくつかの職場で副業を可としている会社も多いです。
その一方で、社会福祉法人の会社は、副業が原則NGの為、給与だけで生活するのは、生活する場所によっては苦しい場合もあるかもしれません。
私事ですが、生活が苦しくなったために、個人契約という形で家庭教師をし、会社にばれない形で副業をしていた時期もありました。
放課後等デイサービスの児童指導員のお仕事の将来性について
この仕事は、もちろん社会的意義のある仕事です。
事業所自体もお子様や保護者様のニーズに合わせて様々作られているので、求人も多く仕事として求められています。
その一方で、令和3年には報酬改定と呼ばれ、国から放課後等デイサービスを含む児童福祉施設の支給量の変更がありました。
児童指導員は令和3年の報酬改定と変わり、報酬単価が落ちています。
そのため、経営者側もやみくもに児童指導員を雇えなくなりました。
児童指導員ではなく保育士の方の報酬単価の方が高く、こちらを引き続き採用したがる経営者も多いです。
児童指導員の方も資格に満足せずに、保育士などの報酬単価の高い資格を取得される方が以前にもまして増えてきたように感じます。
仕事として将来性はありますが、保育士等の資格を取る必要が出てくる方もいるかもしれません。
児童指導員の仕事内容や辞めたくなる理由に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご確認下さい。
🔗放課後等デイサービスの仕事はきつい?現役児童指導員が辞めたい理由を暴露!
児童指導員の資格の取り方とは!
では児童指導員の取得の方法についても併せて解説していきます。
児童指導員を取る方法はいくつかあります。
児童指導員の資格要件と資格の取り方
児童指導員は以下のような形で資格を取得します。
いくつかの方法で児童指導員を取得できます。
①高卒以上は、2年間児童福祉事業に従事することで任用資格を取得できる。
②学校教育法に規定する、大学・大学院で社会福祉学、心理学、教育学、社会学に該当する学部・学科を卒業した場合児童指導員任用資格が認められ児童指導員となれる。
③社会福祉士・精神保健福祉士を取得した場合児童指導員任用資格として認められる。
④小学校・中学校・高等学校・幼稚園教諭などの教員免許を取得している場合児童指導員として認められる。
また放課後等デイサービスは、今回の報酬改定の影響で、「手話通訳士」を取得された方も児童指導員として認められています。
また保育士資格をお持ちの方も児童指導員として認められます。(が登録自体は加配加算の状況から、保育士で登録となると思います。業務自体は児童指導員とは変わりません。)
児童指導員になるには
児童指導員になるには、先ほど資格要項に書きました条件が必要です。
いくつかのケースに分けて説明します。
①高卒資格がある方…2年間児童福祉施設で働くと児童指導員任用資格が取れます。
②大学生の方…2年間以上在籍し、62単位取得している場合、保育士試験や小学校教員認定試験を受験し合格すると児童指導員として認められます。また手話通訳士を取得しても資格が取得出来ます。
③大学卒業した方…大学で社会福祉学、教育学、社会学、心理学を学んでいる場合は、児童指導員として認められます。しかしこれらの学部を卒業していない場合、保育士や小学校教員認定試験などの資格を取得することが必要となります。
2021年の報酬改定により、「手話通訳士」が新たに、児童指導員の資格として認められました。
こちらは満20歳以上ないしは、その試験が行われる年度中に20歳になる方であれば受験可能な試験です。
このような条件で児童指導員を取得することが出来ます。
児童指導員のやりがいとは
資格を取得するのは大変だと考える方もいるかもしれません。
異業種で働く方の中には、資格取得が難しい方も多いかもしれません。
その一方でやりがいも非常にある職場です。
私が児童指導員として働いていて感じたのは、子どもの成長する姿をそばにいて見守れる仕事が児童指導員だということです。
子どもが辛い感情にいる際にも寄り添う仕事、楽しい時に喜びを共有する仕事だと感じました。
また、子どもの成長を保護者さまに伝え、保護者様を勇気づけることもできる仕事だとも感じ責任のある仕事と同時に楽しい仕事だと感じました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は児童指導員について紹介しました。
とてもやりがいがあり素敵な仕事です。
資格取得も大変かもしれませんが、その資格取得中実際の業務に役立つ知識も身につくので楽しみながらやってみるとよいと思います。