医療事務を目指している方はたくさんいると思います。
様々な診療科がありますが、なかでも小児科はターゲットが子どもになっているので子どもが好きな人にはおすすめの職業です。
筆者は1年程小児科クリニックの医療事務として働いていました。
こちらの記事では実際の給料や面接のポイントを紹介していきます。
ただし、筆者が勤務していたところはブラックな病院だったので、あまり参考にならないかもしれませんが…
こういうクリニックも実際にあるんだなと思いながら読んで頂ければ幸いです。
小児科クリニックの事務への転職に必要な資格やパソコンのスキルとは
資格なしでできる求人が多いと思います。
私も資格は持っていません。
医療事務の経験があれば優位だと思います。
患者情報の入力や会計時の領収書の発行などパソコンを使って作業することが多いのでパソコン操作は基本的なことは理解しておくべきでしょう。
小児科クリニックの事務の給料や年収、ボーナスはいくら?
給料は月給18万円でボーナスは年2回支給で合計月給2か月分でした。
年収は250万円くらいでした。
かなり忙しい病院で仕事量が多かったのであまり給料と見合っていないなと感じていました。
また、どれだけ仕事を頑張っても評価されることはなく、入社3年目ですごく仕事のできる先輩もボーナスは上がったことないと言っていました。
もちろん昇給もありませんでした。
一人暮らしの人だとあまり贅沢はできない生活になるでしょう。
小児科クリニックの事務の給料明細とは
私が勤めていた会社は25日が給料日でその日に先生から給与明細書を渡されました。
内訳はこのようになっていました。
支給欄→「基本給」「時間外手当」「通勤手当」「インセンティブ手当」
「時間外手当」には実際に残業した時間が記されていました。
「インセンティブ手当」は仕事を頑張っていると評価されたら手当がつくそうです。(実際に従業員でこの手当がついた人は今までいなかったそうですが)
控除欄→「健康保険料」「介護保険料」「厚生年金保険料」「雇用保険料」「所得税」「住民税」
それぞれの欄の一番下に総合計の金額が記されており、実際にもらえる手取り金額が記されていました。
小児科クリニックの事務の仕事内容やきつさに関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
小児科クリニックの事務の給料は安い?高い?
給料は安い方だと思います。
私が勤めていたところは月給18万円でしたが月給16万円の求人もかなり見たことがあります。
16万円でもボーナスがかなり良いのであればやっていけるかもしれませんが、そうでない場合はあまり贅沢はできないですよね。
実家暮らしでしたら大丈夫かもしれませんが。
もちろん給料を高く設定する病院もありますが、医療事務の経験が何年もあることや特別な資格が必要であったり、なにかしら条件がある上で求人を出しているところも多いです。
小児科クリニックの事務の給料を上げるには
普段の仕事での頑張りが評価されボーナスが増えたり、毎年の昇給で給料が上がったりの制度が整っているところは給料が上がる可能性があります。
私が勤務していたところは昇給なしでボーナスは定額で上がることはほぼありませんでした。
これだと仕事のモチベーションが全く上がりません。
先輩たちもみんな給料は変わらないと言っていたので悲しくなりました。
制度がしっかりしている病院もあるので病院によるとしか言いようがないです。
ただ一つ言えることはどれだけ仕事をがんばっても評価してくれないところは早めに見切りをつけた方がいいです。
小児科クリニックの事務の面接時の服装は?
スーツで行くのが無難だと思います。
医療職なので清潔感が求められます。
私はスーツで髪色は暗めにして面接に臨みました。
ネイルはしていかない方がいいと思います。
手元を見ている面接官もいるので爪にはなにもつけず行った方がいいです。
小児科クリニックの事務の志望動機の書き方や例文とは
「子どもが好きである」ということはアピールしていきましょう。
私は前職で調剤事務をやっていたのでその時のエピソードを入れました。
・志望動機例文 医療事務経験者(小児科は初めて)
「私は子どもが好きで子どもに貢献できる仕事をしたいと考えています。
前職では薬局の医療事務として働いており、薬をもらうのを待っていた子に頑張ったご褒美にシールを渡していました。
その時の子どもの嬉しそうな反応に元気をもらっていました。
その経験からもっと子どもに貢献できることがしたいと思うようになり小児科の医療事務に興味を持ちました。
貴院の医療事務として子どもに安心を与えられるような患者様一人ひとりに寄り添えるような対応をしていきたいと考えています。」
上記の例文には書いてないですがクリニックは地域に特化した病院なので「地域貢献をしたい」という言葉を入れてもいいでしょう。
小児科クリニックの事務の面接で聞かれることやポイントとは
簡単な自己紹介と院長先生から仕事の流れの簡単な説明、最後に聞きたいことはないかが大まかな面接の流れでした。
ポイントは子どもが好きであることは伝えるべきでしょう。
私は先生に「子どもは好きか。子どもが床に吐くこともあるので対応はできるか」といったことを聞かれました。
小児科のターゲット層は子どもなので重要なポイントだと思います。
簡単な自己紹介は名前と簡単な前職の経歴と志望動機などを言って大体30秒くらいの内容にしました。
最後のこちらからの質問では、「入社するうえで勉強しておいた方がいいことはありますか」と聞いたところ、予防接種がどんなものがあるか知っておけば仕事がしやすくなると答えが来ました。
質問がないよりあった方がやる気が伝わるかと思い、私は面接ではいつも何か質問をすることを心掛けています。
おわりに
いかがでしたか。
医療事務は小児科関係なく全体的に給料は安く設定されているところは多いです。
私が経験した病院は給料の安さ以外にも院長の身勝手な考えに振り回されることが多かったので退職することにしました。
小児科クリニックには赤ちゃんから中学生までの子どもたちがやってきます。
子どものニコニコしている姿や生まれて数日の赤ちゃんも見たりできるのは癒されます。
子どもの笑顔が仕事のモチベーションになっていたので子ども好きにはおすすめの診療科です。