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海外の保育士になるには!必要な資格や給料・年収はいくら?履歴書の書き方や面接のポイントまで解説!

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海外保育士になるには 教育/保育/塾
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わたしがワーキングホリデーそして留学先に選んだトロント、カナダで保育士として働くにはどうしたらよいか、仕事内容、やりがい、日本との違い、どのようにして職場を見つけ採用に至るのか、保育士の給料などについてわたしの体験談をもとにお伝えしていきたいと思います。

 

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海外(トロント、カナダ)の保育士になるには

 

わたしの留学先のカナダはアメリカと同じように州ごとに分かれていて、州が異なると法律や決まりも違ってくるので、ここではわたしの滞在していたオンタリオ州トロント(カナダで最も人口の多い都市)のことをお話ししますね。

結論から言うと、とろんとで保育士になるためには、日本の保育士免許の書き換えはできず(幼稚園教諭免許も同様)改めて現地で学校に通い、資格を取る必要があります。

 

海外(トロント、カナダ)で働く保育士に必要な資格や免許とは

 

カナダの保育園はDaycare(デイケア)と言います。

日本で言う幼稚園はKindergarten(キンダーガーテン)と言いますが、カナダの幼稚園は2年制(年中、年長)で小学校の施設内にクラスがあることが多いです。

カナダ特にオンタリオ州は子どもを守るための法律がしっかりしているため、デイケアで働くためにはきちんと現地の学校に行き、資格Early Childhood Educator(ECE)を取得します。

わたしは現地のカレッジ(日本で言う短大のようなもの)に約2年間通いECEの資格を取得する勉強をしながら、パートタイムとして現地のデイケアで働いていました。

※資格取得見込みの学生に限り、週20時間の範囲でデイケアで働くことができ、そして長期休みの夏休み期間は週40時間のフルタイムで働くことができました。

 

海外(トロント、カナダ)の保育士の給料や年収はいくら?

 

学生のうちは取得見込みのため、アシスタントとして働いていたので、正規の保育士として働くより給料は安かったのですが、それでも時給で$18(カナダドル、当時のレートで計算すると日本円で約1880円)はもらっていました。

働くところにより差はありますが、正規の保育士だと$20(カナダドル)以上はもらっているようです。

時給$20で週40時間働いて1ヶ月の給料にすると、$3200(カナダドル、当時のレートで約33万円)以上はもらえる計算になります。

また、日本は月1回の給与支給のところが多いと思いますが、カナダは2週間に1回の給与支給が基本なので学生だったわたしにはとても助かりました。

 

海外(トロント、カナダ)の保育士の給料は安い?

 

結論から言うと、オンタリオ州トロントの保育士の給料は日本より少し高いと思います。

お話ししたように現地の学校(2年制) に行き、資格取得をする必要があり、正直資格も簡単に取れるわけではありませんが、一度取ってしまえば(更新する必要はあり)ずっと使えますし、後でもお話しますが仕事も見つけやすいと思います。

 

海外(トロント、カナダ)で働く保育士の給料明細

 

わたしが働いていたデイケアはアシスタントでも時給$18(カナダドル、当時のレートで日本円約1880円)でした。

週20時間以内のパートタイムだったので、月の給料にすると$1440(カナダドル、当時のレートで日本円約15万円ほど)でしたが、学生として学校に通いながらの給料としては他の職種と比べて良かったと思いますし、学校で学んだ専門的な知識を現場で活かしながら働けたことはとても良い経験になりました。

ちなみに、交通費はなく、パートタイムで働いていたので特別手当も特にはなかったです。

 

海外(トロント、カナダ)と日本の保育園の違いは?

 

まずオンタリオ州トロントの保育園の開所時間は場所によっても多少変わりますが、朝の7時半~8時、夕方は17時~18時です。

つまり18時までには全ての子どもが迎えに来るため、保育士も18時で帰れます。(残業、持ち帰りの仕事はほとんどありません。)

日本の保育園は地域によっても変わりますが、20時~22時まで開所している園も少なくないようなので、遅くまで勤務する保育士の負担は大きいと思います。

また、日本の保育園は土曜日も開所していますがトロントの保育園は土曜日は休みなので、保育士はきちんと土日2日間の休みが毎週取れます。

それから、日本は正規で働くと9時間拘束で8時間勤務の1時間休憩のところが多いですが、カナダは正規でも8時間拘束で7時間勤務の1時間休憩のところが多く、毎日1時間労働時間が違うのは、実際に働いてみてだいぶ体力的にも違いました。

 

海外(トロント、カナダ)で保育士として働いて驚いたこととは?

 

カナダ特にトロントは多民族都市と言われていますが、様々なバックグラウンド(人種)の子どもたちがいます。

様々な人種がいれば食文化や宗教も多種多様で、デイケアでランチ(給食)を提供するときには、宗教柄豚肉を食べない、乳製品や肉全般を食べないという家庭の子どもだけでなく、ベジタリアン、ヴィーガン、グルテンフリー(小麦製品を食べない)などの各家庭の食の趣向にも合わせた食事を提供していたことです。

そのため、わたしもランチに時間はアシスタントとして食事提供のサポートをしましたが、宗教食に加えて各家庭の食の趣向に合わせた提供は覚えるのが大変でした。

 

海外の保育士の仕事のきつさに関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。

海外の保育士はきつい?仕事内容やリアルな口コミ評判、辞めたい理由とは!
わたしのワーキングホリデーそして留学先であるカナダのトロントで、現地の保育士の資格を取得するための学校(カレッジ)に2年間通いながら、現地の保育園でパートタイムとして働いていた経験を基に、現地の保育士としての具体的な仕事内容やリアルな口コミ...

 

日本の保育園でも取り入れた方が良いと感じた物や事はある?

 

わたしが住んでいたトロントは多民族都市だったのと元々カナダは移民の国だったので、個人の違いを受け入れていること。

英語でinclusive(インクルーシブ)と言います。

人種の違いだけでなく、日本で言う障がい(見た目で分かる、分からないに限らず)についてもSpecial needs、特別な支援が必要と言って自然に受け入れていたように思います。

デイケアで子どもたちが使うおもちゃについても、人形だったら色々な肌の色、髪の色、そして車椅子の子どもの人形もありました。

普段子どもたちが使うおもちゃから人種差別などしないように配慮されていて、日本の保育園でも取り入れたほうが良いと思いました。

 

海外(トロント、カナダ)の保育士に向いている人向いていない人とは

 

トロントでの保育士に限らずですが、新しいことを自分から学ぼうとする姿勢、そしてもちろん全て英語で子どもたちや他の保育士ともかかわることになるので、物怖じせず積極的に取り組む態度が必要だと思います。

向く向かないというより、新しいことや環境にチャレンジすることが好きな人が良いと思います。

 

海外(トロント、カナダ)の保育士の志望動機の書き方や面接のポイント!

 

カナダで保育士としての仕事を見つけるには、コネクションが大事だと言われています。

資格を取得するために2年間学校に通う間に私は4回保育園実習に行ったのですが、実習として現地保育園に行きながら、そこの保育士さんに今保育士の募集はしているか、折を見て聞いていました。

夏休みは特に保育士が必要な時期になるので、(正規保育士がまとまった夏休みを取ることが多いため)学生に声をかけることが多いようです。

わたしの現地保育園での仕事は実習つながりでほぼ決まっています。

そのため、わたしは面接という面接はほとんど受けたことがありませんが、履歴書(レジュメ)は書いて提出していました。

カナダの履歴書(レジュメ)の書き方のコツとしては、志望動機よりも自分にどんなスキルや経験があって、それをどのように採用された場合にその保育園で生かすことができるのかを明確に分かりやすく書くことが大切です。

 

海外(トロント、カナダ)で保育士として働くには少しハードルが高い

 

このようにオンタリオ州トロントで保育士になるには、現地の学校に約2年間通い、資格を取得する必要があるので少しハードルが高いかもしれません。

しかし、一度資格を取ってしまえばずっと使える資格で仕事を見つけることも難しくないですし、残業がほとんどない7時間労働が基本という意味では、日本よりもプライベートの時間が確保しやすいです。

興味がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

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