NPOの青少年育成支援のお仕事ってどんなことするの?
この記事はそんな疑問にお答えします!
青少年育成支援のお仕事内容や仕事のきつさ、評判について詳しく解説します。
これを読めばあなたもNPOでの青少年育成支援のお仕事につきたくなることまちがいなし!
NPOの青少年育成支援の仕事内容とは
青少年育成のお仕事は、NPOの活動方針にもよりますが、次の2つになります。
① 社会性、人間性を教える
そのNPOがどんな活動をしているかによりますが、主に貧困や教育、人権、ジェンダーといった社会課題について取り組んでいるところが多くあります。
その中でも青少年育成のお仕事は、活動に参加する若者たちへ社会性や人間性を教えるものがあります。
あらゆる社会問題に苦しんでいる、あるいは興味のある若者たちに、その社会問題を通して、よりよい社会、人生にするために出来ることを教え、人としての成長を促すお仕事が、青少年育成支援のお仕事です。
教員でもない、家族でもない、第三者として人の成長を見守る素敵なお仕事です。
② ボランティア活動等の活動を提供
貧困や教育、人権、ジェンダーなど社会問題に対し、チャリティイベントやボランティア活動、啓発運動といった活動を社会、そして参加する若者たちに提供しています。
たとえば、募金活動や講演会、チャリティウォーキングなど活動は様々です。
それらの活動の企画、運営等を若者たちと一緒に行い、成長の機会を提供します。
普段の生活では得られない活動や役割を通じて、若者たちの企画力や運営力、リーダー性を育む後押しを青少年育成支援のお仕事はしていきます。
大人だけだとスムーズにいくものも、社会経験のあまりない若者たちと一緒にすることで、想像以上に大変なこともありますが、ひとりひとりに「気づき」という種を芽生えさせる、とても大切なお仕事になります。
NPOの青少年育成支援の仕事の1日の流れとは
青少年育成支援の一日の流れは主に次のような流れになります。
9:00 出勤…メール確認
10:00 スタッフと企画会議
12:00 昼食
13:00 会議準備
15:00 若者たちと会議…前回の活動の反省会
17:00 退勤
21:00 若者たちと会議…次回の活動の企画会議
学生たちと会議することになると、学校やアルバイトの終わった時間に合わせることになるので、終業後に自宅からオンライン会議を行うこともしばしばあります。
NPOの青少年育成支援の仕事のメリットデメリットは
青少年育成支援のお仕事のメリットデメリットは次の点です。
メリット
① 社会課題に精通することができる
取り組んでいる社会課題について、勉強する機会や当事者の声をきく機会が多くあります。
自分自身、積極的に勉強する必要もありますが、これまで知らなかった問題に対してもよく知るチャンスになります。
② 若者たちから刺激をもらう
なんだそんなこと、と思われるかもしれませんが、社会問題の真っただ中を生きる若者たちと一緒に活動することで、知らない意見を知ることができたり、リアルな悩みを通して、これまで自分の人生にはなかった刺激をもらうことができます。
その刺激は青少年育成支援のお仕事をするモチベーションにもつながります。
デメリット
① 就業時間外の対応が必要になる
若者たちの多くが学生たちなので、彼彼女らの学校やアルバイトなどの予定に合わせ、夜遅くや休日に行われることが多く、プライベートが削られることが多々あります。
こうした場合、残業扱いにならないこともあったりするので、心身共に犠牲をはらうことになったりもします。
NPOの青少年育成支援の仕事はきつい?
ずばり「きつい」です。
時間外労働もありますし、若者相手だと体力も消耗します。
テキトーに話をして悩みを聞いたり、イベントをやったりすればいいんでしょ?と思われた方がいれば、それは大間違いです。
社会問題の当事者あるいは興味をもっている若者たちは真剣に、そのNPOの門をたたきます。
彼、彼女らに対し、青少年育成支援のスタッフも誠意をもって臨む必要があります。
生半可な気持ちでは出来る仕事ではないので、ここでは厳しく「青少年育成支援の仕事はきつい」と言わせていただきます。
NPOの青少年育成支援の仕事を辞めたくなる理由とは
これまで熱く語ってきましたが、この記事を書く私自身「辞めたい」と感じることはありました。
それは①プライベートの時間が持てない時と結果が読めず自信を失くした時です。
① プライベートの時間がもちにくい
デメリットでもお伝えしたように、時間外労働がよく発生します。
それに対し給料や特別手当という対価が支払われたとしても、やはり夜遅くの会議や休日対応が必要になるときは、「しんどいなあ」と感じることがあります。
② 結果がすぐに出ない
人材育成はすぐに結果がでません。
学校の試験で点数が伸びるといったわかりやすい指標はなく、活動を通して社会性、人間性を後押しするものなので、結果はその若者の人生の数か月後、数年後、数十年後に現れます。
なので、今やっている支援が正しいのか、適切なのか、結果はすぐに出ません。
そうしたときに自信を失い、「この仕事向いてないかも」と辞めたくなるときがあります。
NPOの青少年育成支援の仕事を辞めたくなった時の乗り越え方や対処法
辞めたくなった時の対処法として、まずは基本の相談です。
同僚や上司に、今どれくらいの仕事量を抱えているのか、自分のキャパシティがどれくらいなのかを伝え、業務量の調整を図りましょう。
業務時間外の対応については、「最近夜のミーティングが続いているけど、私にもプライベートがあるから、たとえば〇時に変更できないかな」など正直な気持ちを相手に伝え、互いに無理のない活動ができるように打診してみるのも大切です。
大人同士ですと、互いの社会常識を理解できますが、若者、とくに学生が相手ですと終業時間や残業といった概念がないので、相談を兼ねて社会常識を伝えるのも手です。
また、NPOの仕事でよくあるのが「燃え尽き症候群」と言われる、仕事に対して心身を削ると起こるモチベーション低下が、仕事を辞めたいという気持ちにつながります。
そうしたときは、アウトプットばかりしすぎて、自分の知識や経験のインプットがない、自分の引き出しが空っぽの状態であることにもつながるので、読書や研修、いろんな人との交流を通じて、自分のインプットを補充することで、仕事への熱がまた出てくるかもしれません。
NPOの青少年育成支援の仕事のリアルな口コミや評判とは
青少年育成支援の仕事についている人の多くは仕事へのやりがいを感じています。
一方で自分の力不足に悩んだり、仕事とプライベートのワークライフバランスをうまくとれずに苦しんでいる人もいます。
それでも多くの人が続けているのは、やはり「若者の成長」を感じられる素晴らしい仕事だからではないでしょうか。
きついけどやりがい十分!
いかがでしたか。
NPOでの青少年育成支援の仕事は、若者の成長と社会課題への取り組みという刺激的なお仕事です。
つらいこともありますが、その分やりがいがあります。
社会課題に興味がある、あるいは当事者だった方、ボランティアをしてきた方、教員を目指していた方など幅広い方におすすめのお仕事です!