JAバンクの給料や福利厚生など、なかなか聞きづらいことについてお話したいと思います。
業務内容などはある程度想像しやすいかもしれませんが、給料について詳しく知る機会はあまりないですよね。
また、転職を検討している方におかれましても、必要な資格があるか気になるところですが、正直言ってあまり難しいスキルは求められておらず、資格取得のためのサポートがあるため、入会後にしっかり頑張れば大丈夫です。
JAバンクの事務職への転職に必要な資格やパソコンのスキルとは
私自身は新卒で採用されたので、転職に関する条件は詳しくは分からないのですが、大学在学中にファイナンシャルプランナー(以下FP)3級の資格を取得してJAバンクに入会しました。
同じ金融機関からの転職でしたら、証券外務員(こちらはどの金融機関でも取得必須なのでほぼ全員持っていると思いますが)、FP2級や銀行業務検定、日商簿記あたりを取得していたらスムーズなのではないでしょうか。
JAバンクでは独自の「全国JA職員資格認証統一試験」という資格試験があり、入会後は年次によって初級~上級試験の受験が必須となっております。
パソコンスキルについては、あまりスキルを必要としない部署と、システム関係でかなりスキルを駆使する部署との差がかなりある上、スキルがなくてもシステム部署に配属されることもあるため、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)程度は取得しておけば安心かもしれません。
なお、入会後は色々な資格取得のためのサポートを受けることができます。
取得が推奨される資格については、参考書や受験料はすべて負担してくれる上に、資格によっては合格したら報奨金が出るものもあります。
JAバンクの事務職の給料や年収、ボーナスはいくら?
初任給は手取りで約18万円でした。
4月に入会し、6月末までは初任者研修があり部署配属は7月だったのですが、研修中の6月に約10万円のボーナスが振り込まれていたのでビックリした記憶があります。
ほぼ毎年昇給はあり、6年目では手取り約25万円、ボーナスは約110万円でした。
ボーナスに関しては夏季(2ヵ月分)、冬季(2.5ヵ月分)の他に期末(1ヵ月分)がありました。
なので年収にすれば、400万円ちょっとだったと思います。
JAバンクの事務職の給料明細とは
詳細は失念してしまいましたが、一般的な手当、保険料控除等はありました。
手当については、通勤手当が支給されており、条件としては1㎞以上は端数切り上げで1,000円/㎞が支給されます。
私は事務所から1.5㎞の実家から自転車で通っていたので毎月2,000円の通勤手当がついていました。
逆にギリギリ1㎞に満たない場所に住む同僚は通勤手当なしでした。
住宅手当については、実家から100㎞以上離れている場合のみ社宅(近隣の借上げアパート)に住めるか、もしくは住宅補助(確か5万円くらい)が支給されます。
控除については、互助会費という名目で引かれているものがありました。
確か500円くらいだった気がします。
この互助会費のおかげで福利厚生はかなり充実していて、2年に一度の職員旅行のうち8万円の補助、年に一回の日帰り旅行は全額補助してもらっていました。
ただ、私が退職後この制度は残念ながら廃止になったと聞いています。
JAバンクの事務職の仕事内容やきつさに関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
JAバンクの事務職の給料は安い?高い?
月収はいたって平均レベルだったと思いますが、賞与のボリュームがある分給料は良い方だったのではないかと思います。
おそらく都会で生活するには余裕は出ないとは思いますが、田舎で生活する分には十分な給料をいただいていました。
JAバンクの事務職の給料を上げるには
1年に2回、職位に応じた目標設定を上司と行うのですが、最終的な目標の達成度、上司からの評価によって来季からの基本給が変わってきます。
正当かつ公平に評価をしてくれる上司なら問題はないのですが、同じ成果をあげても上司によっては評価が分かれてしまうこともあります。
こればっかりは残念ながら上司との相性になるのかもしれません。
ただ、さらに上席の役席者が評価を上げてくれることもあります。
100人ほどの規模が小さい事務所なので、役席者も職員の様子をよく見てくれているのは、とても安心して業務に取り組むことができました。
JAバンクの事務職の面接時の服装は?
シンプルなリクルートスーツで問題ないです。
あとはどの職業でも言えることだと思いますが、清潔感のある身なりをしていれば大丈夫です。
むしろ保守的な業界なので、おしゃれ過ぎたり、あまり奇をてらった服装は避けた方がいいです。
JAバンクの事務職の志望動機の書き方や例文とは
JAバンクは金融機関であるのに加えて、農業に関係する職種なので、「JAバンクでの業務を通して地元の農業の発展に貢献したい」というような志望動機を書きました。
正直なところ、周りで農業に従事している人はいませんでしたし、なかなか志望動機に結び付けるのに苦労しました。
もし周りに農業に従事している知り合いがいるのであれば、日頃どのようにJAバンクと関わりがあるのかなど、下調べすればスムーズに志望動機を考えられるかもしれません。
JAバンクの事務職の面接で聞かれることやポイントとは
私が面接時に聞かれたことは、「どうしてJAバンクを受けようと思ったのか」「大学在学中に打ち込んだこと、ゼミでの研究内容はどのようなものか」というシンプルな質問でした。
ですが、最終面接では「経済学部で学んだ観点から、今の日本経済についてどう思う?」というすごく答えづらいことを質問されて面食らった思い出があります。
上手く答えられなくても、「勉強不足で上手く答えられないのですが」と前置きをした上で自分の考えを述べることが大事だと思います。
職員へのサポートが手厚いお仕事です
ここまででお伝えした通り、給料面でも福利厚生面でもかなり手厚い職場です。
退職してから5年経つため、廃止されてしまった制度もあるかもしれませんが、現在も勤務している同僚に話を聞いてもやはり労働環境は良いようです。
労働組合もしっかり機能しているので、安心して働ける環境が整えられています。