表具店の仕事はきつい?必要な資格や仕事内容、辞めたい理由とは!

表具店の仕事はきつい 士業

 

表具店とはそもそも何をするお店でしょうか?

主な仕事は、ふすま、障子の張り替えです。

表具店の仕事は表装。

表装といえば、掛け軸、屏風(びょうぶ)、額…

そんな風に考えると、なんだかとても敷居が高いように感じますが、実際は和室専門の内装業です。

以下の記事では、表具店の仕事内容や必要な資格や技術、大変に感じることやどんな人が向いているのかなどを説明しています。

内容を知れば、表具店の仕事は意外と身近なものに感じられるかもしれません。

最後まで読めば、表具店で働いてみたい!という気持ちになるかもしれませんよ!

 

表具店の仕事内容や1日の流れ

 

表具店の主な仕事は、ふすま、障子の張り替えです。

 

1.お客さんのご自宅に依頼された、ふすま、障子などを引き取りに行く。

2.作業場に持ち帰り、痛んだところを直したり、張り替えたりなどの作業をする。

3.納品する。

 

というのが一日の主な流れです。

作業について少し詳しく説明してみます。

 

ふすま

 

1.縁を外す

2.古い紙をはぐ

3.痛んだ部分があれば直す

4.新しいふすま紙を張る

 

障子

 

1.接着部分をお湯でぬらす

2.古い紙を剥ぐ

 

ふすまも障子もここで一旦乾かします。

お昼休みを乾かす時間に当てることが多いかなと思います。

乾いた後の作業は以下のようになります。

 

ふすま

 

1.釘で縁を打つ

2.引き手を付ける、完成

 

障子

 

1.新しい障子紙を張る、完成

 

という感じの流れで、それぞれの作業が進みます。

 

表具店に必要な資格や求められるスキルとは

 

結論からいうと、表具店で働くのに必要な資格は特にありません。

とはいえ、表具師の資格というものはもちろん存在します。

この資格を取るためには、表具学校に通い、試験を受けることになります。

そして、表具学校で学ぶことは主に表装の技術です。

でも実は、ふすま、障子の張り替えにはこの技術はほとんど使いません。

そんなわけで、表具店で働くためには絶対に資格が必要ということはありません。

ふすまや障子の張り替えの技術は働きながら学んでいくことになります。

手先が器用で要領がよければ、早く仕事が覚えられるかもしれません。

しかし、どんな仕事にでも言えることですが、やる気さえあればできます。

職人さんは「仕事は見て覚えろ!」なんて言いそうなイメージもありますが、真剣に取り組む気持ちがある人には、どんな人も技術を伝承したくなるものではないでしょうか。

 

表具店の仕事はきつい?

 

表具店の仕事にはきついこともあります。

襖1枚は軽いですが、3枚同時に持つとなると重いです。

ふすま紙を張る板戸もありますし、これは、1枚でふすま3枚分の重さです。

障子にはガラスが入っていることもよくあります。

重いです。

表具店の仕事には力仕事も多いと言えます。

また、和室が多いお家は築年数が随分と経っていることも多く、敷地内に駐車スペースがなかったり坂の上に建っていたりします。

重くて、大きく、傷付けるわけにはいかないふすまや障子を運ぶのはとてもきついのです。

 

表具店の給料や年収、なるにはどうしたらいいのかなどはこちらの記事で詳しくまとめていますのでご覧ください。

🔗表具店の給料や年収はどれくらい?表具師になるにはどうしたらいい?

 

表具店の仕事のメリットデメリットについて

 

表具店の仕事は楽しんで取り組めることがメリットです。

技術職なので、その技術を見につけるまでには多少の時間がかかりますが、身につけてしまえば楽しく取り組めます。

新たに張り替える美しい襖紙に、スルスルと均等に糊を塗り伸ばす。

皺ひとつ無いように紙をピンと張る。

木製の襖の縁をトントンと釘で打ちつける。

なんだかわくわくしませんか?

身につけた技術はDIYにも応用でき、日々の生活にも役立ちます。

また、この仕事でのデメリットは、手荒れや腰痛をおこしやすいことです。

襖や障子の張り替えに使う糊やボンドは、手肌にやさしいものではありません。

それらに多く触れることになるので、手は荒れやすいと言えます。

板戸やガラス入りの障子、襖も何枚か同時に持つと、結構な重さです。

長い距離を運んだり、階段を上ったりすることも多く、腰痛も身近なものといえそうです。

 

表具店に向いている人、向いていない人とは

 

表具店の仕事に向いているのは次のような人です。

身体を動かすのが好き

まず、引き取り納品など、ふすま、障子を運ぶには身体を動かさないといけません。

のりを練ったり、紙を裁ったり、紙にのりを塗り伸ばしたり、釘を打ったりなど、常に身体を動かす仕事になります。

これらが苦にならない人には向いているといえます。

手先が器用

細かい作業も多いので、手先の器用な人にも向いています。

日頃からDIYなどを趣味としている人は、金づちやノコギリがうまく使えるならそのスキルをそのまま生かせるかもしれません。

社交的

大きな表具店なら、分業されているかもしれませんが、表具店は個人経営が多いです。

そうなると、お客様と直接お話しする機会ももちろんあります。

基本的なあいさつはもちろん、お客様から質問された場合にも親切に答えられるような社交性があった方が良いと思います。

 

逆に向いていない人の特徴はこちらです。

 

・力仕事はしたくない

・なるべく体力を消費したくない

・細かい作業が嫌い

・大工仕事にはまったく興味がない

・極度のコミュ障

 

このような人には向いていないかもしれません。

ですが、結局、表具店の仕事に興味があり、楽しそう!やってみたい!と思う人が一番向いていると思います!

男性の方が向いているということもありません。

女性だけで運営している表具店もあります。

 

表具店を体験した実際の口コミや評判

 

私自身、表具店で働いていますが、まず思うことはやりがいがあって楽しいということです。

私は不器用なので、最初の頃は、仕事を頭で覚えても思うように作業ができないということばかりでした。

ふすま紙にムラなくのりを塗り伸ばすことが難しかったり、釘をまっすぐに打てなかったり。

失敗もたくさんしましたが、この仕事が好きなので諦めずに頑張りました。

私が働いている表具店は個人経営なので、引き取りから納品まで全ての仕事に関わっています。

仕上がったふすまを見てお客様が喜んでくださる。

そんな姿を目の前で見られるのは、とても幸せなことです。

重くて大きなふすまを持って階段を上ったりするのは本当につらいですが、それにも勝るやりがいを感じられる仕事です。

高齢化により表具師は減少傾向にあります。

あなたもぜひ、今の内に技術の継承を!と願います。

 

表具店のストレスや辞めたい理由とは

 

表具店の仕事にストレスを感じるとしたら、腰痛や手荒れではないかと思います。

表具店の仕事には力仕事が多いです。

また、作業台に向かって前屈みで作業することも多いです。

というわけで、腰痛は身近な問題になってくると思います。

また、この仕事では、のりやボンドをよく使います。

こののりやボンドは、決して手肌に優しいというわけではありません。

どうしても長時間手に触れることが多いので、手は荒れやすいです。

腰痛や手荒れはストレスになると思います。

酷くなると仕事を辞めざるを得なくなるかもしれません。

 

まとめ

 

どうだったでしょうか。

表具店の仕事に興味は持てましたか? 

高齢化などを理由に表具店は減少傾向にあります。

でもそれは、安定した仕事に就くチャンスともいえます。

今の内に腕のいい職人さんから技術を受け継ぎ、手に職をつけてみてはいかがでしょうか。

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