ここでは病院の一般事務に関する給料や年収、ボーナスなどお金関係や転職の際に必要な資格・志望動機等のあれこれを紹介しようと思います。
病院のような施設を始め、一般企業などの事務職は転職の際にも老若男女問わず大変人気の職種です。
そこで、多くのライバルと差をつけるための資格や面接での志望動機を紹介します。
知っているのと知らないのでは面接の結果も大きく異なって来るので参考になれば幸いです。
病院の一般事務への転職に必要な資格やパソコンのスキルとは
はじめに、病院の一般事務として働くために必須の資格はまずありません。
もしあれば良い資格としては簿記がありますが病院事務の担当部署によっては全く不要なところもありますので、あくまで「取得していれば少しプラス」程度です。
ですので面接などの場でも資格を持っていないからといって減点になったりすることは無いと思います。
また、簿記の資格は病院や会社に入ってから研修の一環として取得させてくれる制度のあるところもありますので後から取得するというのも一つの手です。
パソコンのスキルとしてはofficeのソフト(WordやExcel、PowerPointも使えると良い)はある程度できないと厳しいと思います。
というのも、現在は患者さんのデータなど莫大な情報をデータで集計したり把握しているところがほとんどです。
そこでExcelやWordを重宝します。
完璧にマスターする必要はありませんが、本屋で売られている参考書程度のことは出来るのがマストです。
病院の一般事務の給料や年収、ボーナスはいくら?
病院や一般企業に限らず、基本的に事務職の給料は多職種に比べて低い水準にあるところがほとんどです。
求人の情報でもだいたい基本給が16~18万円の募集が多いのではないでしょうか。
都市部や地方で差はあると思いますが、営業などの多職種と比較すると差があります。
だいたいの年収で20代で340~360万、30代で420~460万円くらいです。
多職種と比較すると物足りないとはいえ、結婚されていてお子さんが多いご家庭では少ない額かもしれませんが、独身の方であればある程度の生活は十分にできると思います。
基本的に生活を心配するレベルではありません。
ボーナスについては、年に2回支給されるところですと1回で約25万~30万円程度のところが多いと思います。
病院の一般事務の給料明細とは
病院の一般事務の給料明細として一例をあげますと、20代後半で基本給約19万円、通勤手当・住居手当で約2万2千円、超過勤務40時間程度で5万5千円、残りの細かな手当で1万円程度です。
主に毎月の給料では残業代でしか増減がありません。
病院の一般事務の仕事内容やきつさに関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
病院の一般事務の給料は安い?高い?
最初に病院の一般事務の給料は安いと申し上げておきます。
この安いということは、病院の規模にもよりますが、規模の大きい病院で激務なところであればあまりにも割に合わない部分が大きいです。
田舎の小さいクリニックや診療所であればそこまで忙しくないので多少基本給が安くても相応の仕事量ですので納得がいきますが、例えば都心の大病院であれば仕事量・業務量の割に給料が少なく不満に感じることがあると思います。
勤務年数が長かったり、役職についていれば基本給のアップ・役職手当がありますのでそこそこもらえますが勤務年数が浅いうちは少々耐える必要があると思います。
病院の一般事務の給料を上げるには
病院の一般事務の給料をあげる最も手っ取り早い方法は、残業をしまくることです。
しかしこれにはいくつか条件があります。
ひとつめに、残業代をしっかり支給してくれる病院・施設であることです。
ここがしっかりしていなければ、みなし残業として1円にもならない残業をしなければならなく、まったくの無駄になってしまいます。
ふたつめの条件としてはプライベートにある程度制約が利く方、体力に自信がある方です。
残業をして稼ぐということは、すなわちプライベートの時間を削ることや家族との時間を削ることです。
独身の方や、趣味があまりない方は時間が取れるので向いていますが、家族との時間を大切にしたい方や仕事終わりにゆっくりと趣味に時間を費やしたい方にとっては残業は辛いと思いますのでバランスが大事です。
病院の一般事務の面接時の服装は?
面接の服装について、基本的にスーツが主流です。
病院の一般事務として必要な格好というものは無く、他の仕事やアルバイトでの面接時の格好と同じと考えていただいて間違いありません。
ピアスやリングなどのアクセサリーは極力外して面接に臨みましょう。
ネイルなどもあまりに派手なものはNGですので、しない方がベストですが、事情で外せない方は地味で目立たないものにしなければなりません。
全体の格好からすれば小さな場所かもしれませんが面接官によってはかなり重視する人もいますので注意しましょう。
病院の一般事務の志望動機の書き方や例文とは
病院の一般事務の志望動機の書き方として、そもそも一般事務は病院という組織の中で目立つ職種ではなく、いわば縁の下の力持ちです。
しかし、病院といえど医者と看護師だけでは到底成り立たず、事務職のサポートがあり連携して初めて組織として動いていきます。
志望動機の中に、他の職員をしっかりバックアップしていきたい・事務職としての立場で医療に貢献したいという旨の動機があれば良いと思います。
また、昨今では日本の超後期高齢化によって病院という施設の重要性が再認識されています。
生まれてから死ぬまでに1回も病院に通ったことが無い人はいないと思います。
そのような意味で我々が生活するにあたって必須である病院という施設で働くことに意義を感じるというような文言があれば良いと思います。
病院の一般事務の面接で聞かれることやポイントとは
一般的に、主に聞かれる質問としては「この病院を選んだ理由」、「一般事務職として成し遂げたい仕事」、「自分の長所と短所、短所の改善方法」などの良く聞くものです。
たまに企業で聞かれる奇をてらったような突拍子もない質問はありませんので安心して大丈夫です。
その分、ベーシックな質問にしっかり自分の言葉で説明できなければいけません。
質問の答えとして明らかにモラルに反することはいけませんが、自分の言葉で自分の意見をはっきり伝えられれば答え自体に良し悪しはありませんので度胸を持って挑むことが大切です。
たまに面接まで予行練習をしないでぶっつけ本番で面接を受ける方がいますが、思い付きで答えた回答は、本人はうまく答えたつもりでも百戦錬磨の面接官からすれば浅い回答で低い評価をうけがちですのでしっかり練習に時間を使った方が良い結果に繋がりやすいです。
インターネットで良く使える志望動機の例がありますが、あまりに典型的過ぎると面接官にも気づかれますのであくまでもご自身の言葉で考えたり、言い換えたりする必要があると思います。
しっかり面接準備をして病院の一般事務として働きましょう!
病院の一般事務職は営業職等とくらべて専門的な知識やスキル・資格は必要ないところが多いです。
その分、面接での善し悪しが採用結果に大きく影響する場合があります。
ですので、面接前にある程度の準備をしてしっかりと自分の意見を持ったうえで面接に挑めば自ずと結果がついてきます。
頑張りましょう!