製薬会社の研究職の給料事情や、年収アップの秘訣について紹介します。
各社の年収額面は有価証券報告書や求人サイトなどで知ることができますが、年収を上げる方法や支給額の費用対効果など、なかなか知ることのできない貴重な内容をお伝えします。
また志望動機や面接の内容なども紹介するので、製薬会社の研究職を目指すあなたは必見です!
製薬会社の研究職の給料や年収はどれくらい?
私の勤めていた会社は中堅の製薬会社でした。
製薬会社の年収ランキングでは中の中のランクでしょうか。
平均年収は800万円ほどです。
年々若手の採用は減っており、平均年齢が上がっているので、平均年収も高くなっていると思われます。
係長クラスで900万円、課長クラスで1200万円、部長クラスで1500万円と言われていました。
若手でもボーナスは1回の支給で給料の3倍+αの成果なので、100万円近く支給されます。
また係長クラスでは基本給の4倍支給されるので、ボーナス額はかなり高いです。
私の会社では研究職の中でも2種類の職種があり、技術職と開発職がありました。
技術職は実験技術を磨きその道のプロフェッショナルとなる人、開発職はプロジェクトのメンバーになりリーダーとして業務を進めていく人です。
開発職のほうが成果を上げやすく、昇給するのが早いので年収は高くなっていました。
製薬会社の研究職の給料は安い?
製薬会社の研究職は世間の平均よりは高い給料です。
ただ、業務時間外の自己研鑽も必要な職種で、英会話も自費を払って勉強している人も多かったです。
そのため勉強の時間も換算すると、高い給料とは言えないかもしれません。
製薬会社の研究職の給料アップの秘訣は
まずは担当の業務を期日までにこなし、開発プロジェクトの遅延を招かないように進めることです。
その中で、劇的に効率の実験方法を見つけたり、プロジェクトの進捗を早めたりすることができると、ボーナスの査定アップや、基本給アップにつながります。
ルーチンではない仕事なので、自らの努力で成果を上げる機会は多いと思います。
また、技術職より開発職のほうが基本給が高いので、技術職で採用されても開発職に転向することも給料アップにつながります。
私は技術職で採用されましたが、自らもプロジェクトに参画して研究を進めていきたいと思い、入社4年ほどで開発職へ転向しました。
開発職では基本給の上がり幅が大きく、ボーナスも残業代も基本給がベースになるので年収はアップしました。
製薬会社の研究職の口コミや評判について
研究は長期に渡るので、毎日タスクがあり納期が迫っているということはありません。
比較的余裕のあるペースで仕事を進められ、先輩や上司とのコミュニケーションも多く取れていました。私は新卒で入社したので、社会人としてのイロハから先輩に学びました。
仕事をする中で個々の能力は明確に分かります。
能力の高い人は、どんどん出世していきます。他人と競争するのが苦手だったり、努力するのが嫌いだったりする人はしんどい環境だと思います。
製薬会社の研究職のきつさや辞めたくなる理由に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
🔗製薬会社の研究職はきつい?辞めたい理由や乗り越える方法や対策とは
製薬会社の研究職の志望動機の書き方や面接のポイントとは
志望動機の書き方
研究分野が学生時代に身につけたものと共通している場合、これまでの経験が活かせれることをアピールしましょう。
これまで研究したことのない分野であっても、柔軟に研究を進められることをアピールするとよいと思います。
大学やその他研究機関でも製薬の研究ができるところはあると思います。
なぜ、製薬会社を志望するのかも伝えるとより心に響くのではないでしょうか。
また、なぜその企業を希望するのか、製薬会社の研究内容や方針に合致することがあればいいですが、合致しなくても会社の取り組みや社会貢献に感銘を受けたと書けばと思います。
面接のポイント
私の場合、これまでに熱心に取り組んだ内容と、即戦力になるかどうかを詳しく聞かれました。
学生時代に何か熱心に取り組むことができる人は、会社でも熱心に仕事ができるのではないか、という面接官の意図があったと思います。
私は技術職での採用だったので、どんな実験ができるか、どんな実験機器を扱えるのかを細かく質問されました。
おそらく即戦力になる人材かどうかをみられていたと思います。
給料アップのためには自己研鑽
製薬会社の研究職の給料や年収アップの秘訣についてお伝えしました。
どこの製薬会社も一般企業に比べて年収は高く、同じ会社の中でも研究職は成果を上げやすく、給料は高めです。
ただ、仕事に必要な語学学習を自腹でしている人も多いので、手取りのすべてが自由に使えるということではありません。
高い給料をもらい続けるためには日々の努力が欠かせません。