個人クリニックの医療事務って、収入や待遇ってどうなんだろう?と気になる方も多いと思います。
そして事務とはいえ特殊な知識が必要なの?と思われる方も多いでしょう。
そんな皆さんの不安を払拭できればと思います。
個人クリニックの医療事務への転職に必要な資格やパソコンのスキルとは
クリニックによっては「経験者のみ」や「医療事務の何らかの資格保持者」というところはあります。
過去に私が応募したクリニックでも「経験か資格かどちらか必須」でした。
もちろん未経験者、未資格者であっても応募可、採用してもらえるクリニックはあります。
実際今私が勤務しているクリニックは未経験、未資格の方が多数です。
クリニックによっては、資格があると手当がついたりするところもあるようです。
パソコンについては、今ほとんどのクリニックで電子カルテ、またはレセプトコンピュータの導入がされています。
要はパソコンに入っているソフトを使ってカルテの管理をしたり、点数計算をして会計金額を出したり、領収書や処方箋の発行をします。
もちろんプリンターも使います。
パソコンに対して苦手意識がある、ブラインドタッチができない、プリンターの紙詰まりの対応ができない、という場合であれば厳しいかもしれませんが、そうでなければパソコンについての詳しい知識は必要なくても問題ありません。
医療事務の知識についても、入職後教えてくださるところがほとんどだと思います。
それぞれの診療科で覚えなければいけない内容も様々なので、他科の経験があっても覚えなければならないことは多いです。
ですので、新しい知識を覚えることに抵抗のない方が入職後なじみやすいと思います。
個人クリニックの医療事務の給料や年収、ボーナスはいくら?
パートタイムのフルタイム(なんだか矛盾した表現ですが)で、時給でお仕事でした。
時給は1,400円でした。
悪いほうではないと思います。
おそらくフルでいつでも入れることで、少し上がっているのかもしれません。
「午前だけ」とか「ご主人の扶養の範囲から抜けない範囲で」、という方も多いので、全体的に時給はそんなに高くないかもしれません。
パートタイムなのでボーナスは基本ありません。
個人クリニックの医療事務の給料明細とは
時給が1,400円、1日の労働時間が7時間、木曜がお休みで土曜は午前のみ、という勤務時間で残業代含めて額面が大体22万~20万ほどです。
ここから私の場合、医師国保に加入させていただいているのでそれを含めた各種保険料と、所得税、住民税が引かれます。
交通費は近隣(自転車通勤)なのでいただいていません。
それで手取りが20万円弱くらいが、連休などのない月の手取り額です。
個人クリニックの医療事務の仕事内容やきつさに関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
個人クリニックの医療事務の給料は安い?高い?
私個人的には安くはないと思います。
むしろ時給にすると多くいただいているのではと思います。
医療事務の経験と、このクリニックで使われている電子カルテの使用経験があったのが大きいのかもしれません。
個人クリニックの医療事務の給料を上げるには
医療事務関係の資格を取ることでしょうか。
ただ「扶養の範囲で」という方の時給アップは厳しいと思います。
個人クリニックの医療事務の面接時の服装は?
スーツでした。(パンツスーツで行きました)
正直どんな格好で行っていいのかわからなかったので、とりあえずスーツでした。
面接は午前診察と午後診察の間の時間でしたが他のスタッフさんもいて、雰囲気は伝わりました。
これが院長と二人だと圧迫感があったかもしれません。
因みに、以前勤めていた別のクリニックでは、午前診察の最後の患者さんが帰られた後そのまま面接をしていただきました。
なので、他の応募者の方と出会うことがなく、他の方がどんな服装だったかはわかりません。
個人クリニックの医療事務の志望動機の書き方や例文とは
私の場合、自分の子供にアレルギーがあり、年に一度は検査をして保育園や学校に「給食食材除去の依頼書」のようなものを書いていただき提出していました。
皮膚科とアレルギー科を標榜しているクリニックだったので、「アレルギーの子供を持つご家族により添えたら」という志望動機を書きました。
また、志望動機とは別に「小さな子供の相手をするのは得意です」「直接関係ありませんが障碍者介護の経験があるため、車いすの誘導や、手話、白杖をお使いの方の誘導もできます」という内容もどこかの欄に記載した覚えがあります。
個人クリニックの医療事務の面接で聞かれることやポイントとは
一番時間をかけてお話したのは「他科での経験」と「電子カルテの使用経験」でした。
以前アルバイトで勤務していたクリニックで、手書きのカルテと点数手計算をしていた状態から、電子カルテを導入する時期に仕事をしていたことがあるのですが、その時と同じメーカーのものを使用されているとのことで、私も少し安心したのを覚えています。
ただ、随分前の経験なので仕様変更や法改正などで電子カルテについても医療事務の経験にしてもアップデートは必要ですとお伝えしました。
他は、「女性しかいない職場だが、過去にこういう職場環境の経験がるか」「週に何日入れるか」「午後の診察は最後まで残れるか」「他のスタッフが急遽休みになった場合、出勤対応できるか」ということを質問されました。
医療事務として個人クリニックで働きたい方へ
とにかく覚えなければならないことはたくさんあります。
もうこれは場数を踏むしかないのです。
もちろん覚えなければいけないことをメモに取る、それを見返すこと。
勤務時間外でもこういった努力は必要になってきます。
面接官は一般企業であれば部長職など所属部署の長が面接して、それに合格すれば社長面接といった感じでしょうが、個人クリニックの場合、面接は院長で一発勝負です。
事前にクリニックの評判サイトを見て、どのような院長なのか、受付や看護師に対してどのような評価がされているのか、悪い評価を削除している様子はないかなど下調べをしておくとよいでしょう。
良い職場に巡り合えますように。