3k(きつい・汚い・危険)の仕事である、ごみ収集作業員に転職しようとする人は意外と多いんですよね。
ということで今回は、ごみ収集作業員の仕事は本当にきついのか、1日の仕事の流れや口コミや評判などについて、以前ごみ収集作業員として働いていた私の実体験と今も働いている知人の話をもとにご説明していきます。
これからごみ収集作業員として働こうと考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ごみ収集作業員の仕事内容とは
ごみ収集作業員はパッカー車を使用して、家庭から出る燃えるごみ・燃えないごみ・資源ごみ・粗大ごみの回収をして焼却場やリサイクル工場に運搬します。
ごみ収集作業員の仕事は基本的に2人体制で行います。
ごみの量が多い場所や、パッカー車を停車できる広い場所での回収の場合は、2人でごみをパッカーに放り込みますが、回収場所が近距離で連続している場合は、運転手はパッカー車を動かして助手席の作業員が走ってごみを放り込んでいきます。
そのため、助手席の作業員の方が体を動かすことが多くきついため、ベテラン作業員が優先的に運転手になる傾向があります。
ごみ収集作業員の1日の流れとは?
ごみ収集作業員は朝の7時から回収業務が始まり、それぞれの車両が決まったルートでごみの回収を行いパッカー車がいっぱいになったら処分場・リサイクルセンターに運搬します。
これを午前中に2回、1時間の休憩を挟んで午後から1回くらい行います。
その日のごみの収集・運搬作業が終われば会社に戻ってパッカー車の洗車をして業務終了になります。
ごみ収集作業員はきつい?
ごみ収集作業員は体力と根性がない人にはきついです。
ごみ収集作業員は汚くて臭いごみを触らなければならないうえ、ごみは意外と重いので力がないときついです。
また、ごみの回収はパッカー車を使用するものの、自分の足で走る距離も長いのでかなりの肉体労働です。
また、ごみ収集作業員は基本的に2人体制なので、相方と毎日顔を合わせて一緒に作業することになります。
誰かが辞めない限りそのペアが変更されることはありませんので相方との相性が悪い場合は1日中ストレスを感じることになり、精神的にきついです。
ごみ収集作業員は、昔ながらの体育会系の会社が多いので、そういう雰囲気が苦手なひとはきついですね。
心身ともにきついごみ収集作業員ですが、仕事は7時~16時くらいまでと長時間労働ということはなく、土日が基本的に休みになりますので体を休める時間は十分にあります。
ごみ収集作業員のリアルな口コミや評判について
ごみ収集作業員として働いていた私の実体験と現在も働いている知人の話をもとに良いところと悪いところをまとめておきます。
ごみ収集作業員の良い点
・町の人々の暮らしを支えているという実感があり、やりがいを感じられる
・体力がつく
・残業がなく、毎日夕方には帰れる
・基本的に土日は休みなのでしっかり体を休められる
・季節や天候に関係なく仕事があるので、給料が安定する
・決まったルートでの仕事なので慣れてしまえばラク
悪い点
・夏の暑い日や冬の凍える日、雨の日や風の日でも関係なく仕事があるのできつい
・相方との相性で仕事のきつさが変わるので運次第なところがある
・祝日は仕事で長期休暇が少ない
・道路が仕事場なので事故のリスクがある
・ごみが臭くて汚いことはもちろん、体力的にもかなりきつい
ごみ収集作業員を辞めたくなる理由とは
ごみ収集作業員を辞めたくなる理由は
・カラスに荒らされたごみを拾っている時
・毎日同じ仕事で飽きた
・他の仕事に興味が出た
・自分は鼻が慣れてわからないが、他の人に服や車が臭いと言われる
など様々ですが、実際にやめていった人の理由を聞くと思っていた以上にきつかった・汚いものがやっぱり無理だった・相方と性格が合わない、の3つがほとんどでした。
ちなみに私は他の職種に興味を持ち、辞めることにしました。
ごみ収集作業員を辞めたくなった時の乗り越え方や対処法
ごみ収集作業員として働いていると辞めたくなる時はあります。
私自身も何度もありました。
それを乗り越える方法は結局、根性でした。
辞めたくなるときは、毎日の仕事が体力的にきつい時、同じルートで飽きてきたとき、相方とうまくいかないときでした。
ですが、それはどうしようもない問題で仕事をラクにする方法はありませんでした。
そのため、最終的には根性で自分を奮い立たせて、無理やりモチベーションを上げるしかありませんでした。
ですが、根性だけで乗り切れる方もいると思いますが、いつか限界がきてしまう方もいると思います。
仕事がきつい、汚い、飽きたなどの問題は根性でどうにかするしかありませんが、相方とうまくいかない場合は会社に相談すればペアを変更してくれる場合もあります。
ですが、そうすると会社での人間関係に亀裂が入ってしまうこともあるので本当に我慢の限界が来ない限りおすすめはしません。
そして、どうしても辞めたくなった場合の対処法は辞めることです。
仕事は向き不向き、合う合わないがありますのでどうしてもきつい、辞めたいと感じた場合は辞めてしまいましょう。
仕事は世の中にたくさんありますので、きっと自分に合う仕事があるはずです。
ごみ収集作業員はきつい仕事ですが、やりがいのある仕事です!
ごみ収集作業員は3kですが、その分人々の暮らしを支えているということを直に感じることができる仕事ですのでやりがいも感じます。
また仕事自体はきついですが、1日あたりの労働時間は長くありませんし、土日は休日なので体は十分に休められます。