華やかな芸能界で働きたいけど、マネージャーは忙しそうだし体力にも自信がない、営業も苦手、という方には内勤の事務はいかがでしょうか?
事務の仕事は、撮影の現場に行くことはめったにありません。
現場でバリバリ働きたい、と思っている人にはマネージャーをおすすめしますが、デスクから外勤のマネージャーやタレント、養成所ならレッスン生を支えるのもやりがいがある仕事です。
では、芸能事務所の事務の仕事にはどうやったら就けるのでしょうか?お給料の面も気になるところですよね。
実際に大手芸能事務所が運営する養成所でマネージャー業務をしていた経験からお伝えしていきますので、参考にしてみてください。
大手芸能事務所の事務への転職に必要な資格やパソコンのスキルとは
持っておかないといけない資格は特にありません。
パソコンの基本動作とWord、Excelができるといいですね。
前職が事務や経理の仕事であれば、よりスムーズに仕事ができるのではないでしょうか。
秘書検定なんかは持っていると有利かもしれません。
事務なら外部の人には全然会わないかというと、そうではなく、来社されたお客様の対応も事務の仕事です。
普段の身だしなみや、気持ちのいい対応や言葉使いには気を付けましょう。
大手芸能事務所の事務の給料や年収、ボーナスはいくら?
養成所へ入社当初で、基本給が23万円ほどでした。
仕事が終わらず退社時刻に帰れないこともよくありますが、残業手当はつきません。
ボーナスが夏に10万円程度と冬も同等の金額でした。
契約社員は、ボーナスが出ない会社も多いと聞きます。
事務所全体で大きな売り上げがあった時は、臨時ボーナスが出ることもありました。
大手芸能事務所の事務の給料明細とは
養成所で働く事務の場合、入社当初以下の通りです。
基本給(月額)が 230,000円 から税金と社会保険料を差し引いて
手取り(月額)が 190,000円 ほど
ボーナス(年間)が 240,000円
額面年収が 3000,000円 でした。
マネージャーと事務を兼業しての給料です。
芸能事務所の事務の仕事内容やきつさに関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
大手芸能事務所の事務の給料は安い?高い?
同年代の平均的な給料よりは安いと思います。
同じ事務所で働き続けていれば、それなりに給料も上がっていきますが、大幅な給料アップはないのではないかと思います。
私は5年間ほとんど給料が上がりませんでした。
大手芸能事務所の事務の給料を上げるには
なかなか上がらないと思います。
マネージャーには、新人マネージャーからチーフマネージャーへのキャリアアップがありますが、事務には役職の変更がないからです。
東京本社の社長や専務も、元々はかなり名前の知れた芸能人のマネージャーだったそうで、お会いする度によく昔の話をしてくれました。
上の役職に就いて、給料をたくさんもらいたいというのであれば、マネージャーをおすすめします。
マネージャーの給料や年収に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
大手芸能事務所の事務の面接時の服装は?
スーツがいいですね。
女性はシンプルなネイルはいいですが、あまりにも長かったり濃い色だったり、派手な印象をもたれるネイルはやめましょう。
お化粧やアクセサリーも控えめに、清潔な服装を心がけましょう。
大手芸能事務所の事務の志望動機の書き方や例文とは
私が応募したのは、急な欠員が出た養成所の求人でした。
早急に仕事を引き継いでほしいと言われ、すぐ働くことを条件に就職が決まったので、志望動機書を作成していません。
事務の志望動機書を準備するのであれば、
①なぜ芸能事務所の事務の仕事を目指したのか
・タレントの活躍を支えたい
・前職の事務の経験を活かし、昔から興味のあった芸能事務所に転職したい
など、あまり飾らず素直に書いていいと思います。
・書類整理が得意
・電話対応に慣れている
といった一般企業の一般事務でもいいのではないか、と思われてしまう文章はやめましょう。
それを書くなら、芸能界に興味があることをどこかに書いたほうがいいですね。
芸能事務所の事務だから就職したい、ということをしっかり伝えましょう。
②事務に向いていると思う自分の性格
・前に出るのは苦手だが、人をサポートすることが好き
学生時代に文化祭で劇をやり、裏方で演者が出るタイミングや衣装替えの指示し、物語をスムーズに進行させることがとても面白かったから。
などと、このように経験から書くこともできますし、
・臨機応変な対応力がある
この場合であれば、タレントから遅刻しそうだと連絡がくれば、居場所を確認して、混んでない道を検索し、タクシーや地下鉄、早く着きそうなルートをいち早く伝えられる自信があります。
と自分なら何が出来るかを伝えて、他の人より戦力になることをアピールすることが大事です。
・誰とでもコミュニケーションを円滑にとれる
丁寧な口調で明るく言えば、好印象を持ってもらえて、電話口や来客対応での応対に対していいイメージを持ってくれそうです。
大手芸能事務所の事務の面接で聞かれることやポイントとは
芸能界はとても時間に厳しいです。
オーディションや撮影には余裕をもって現場に入ることを、きつく言われます。
現場へ向かう公共交通機関は事故や渋滞などで遅れることがあるので1本、または2本早い電車やバスに乗るように指導されます。
面接も同様、遅刻をしてしまったら、まず落ちたと思ってください。
面接では、一般企業の面接と同様に基本的なことがまず聞かれます。
・自己紹介
1分で。と時間を決められることもあるので、言いたいことを短くまとめておくといいですね。
・志望動機
・転職であれば、前職を辞めた理由
最後に質問はありますか?と聞かれることがあります。
何も言わないよりかは、素直に疑問があれば聞いた方がいいです。
興味をもって事前に調べているんだな、と好印象につながることもあります。
大手芸能事務所の事務の求人を探そう
一般の事務とそこまで変わらないから自分でもできそう!と思えたのではないでしょうか?
芸能事務所で働いている人は、大卒、高卒、中途採用などさまざまです。
誰にでもチャンスはあるので、求人を見つけたらチャンスです。
後で後悔しないように、ぜひ挑戦してみてくださいね。