福祉施設指導員はきつい?辞めたい理由や乗り越える方法や対策とは

スポンサーリンク

記事内にプロモーションを含む場合があります

福祉施設指導員きつい 医療/福祉/介護
スポンサーリンク

 

福祉の仕事は人の役に立つやりがいのある仕事です。

でも「指導員の仕事はきついのではないかしら?」と心配する人もいるでしょう。

「私にもできるかな、辞めたくなったりしないかな?」

そんなふうに悩むことがあるかもしれません。

福祉作業所の指導員をしていた私が、その疑問にお答えし、合わせてピンチを乗り越えるコツをご紹介致しましょう。

 

スポンサーリンク

福祉施設指導員はきつい?

 

福祉施設指導員の仕事はきついと言われますが、必ずしもそうではありません。

施設によってはごく少ない指導員で大勢の利用者さんのお世話をしなければならないところがありますが、全部というわけではありません。

少人数の指導員で賄っている場合には職員が休みを取りにくいことはあります。

でも、たいていの福祉施設は利用時間が決まっていますから、超過勤務ということは少ないです。

仕事の内容は、人を相手にするので必ずしもマニュアル通りにならないのはきついとも言えます。

私が働いていたのは精神障害者施設だったので、傷つきやすい利用者さんにいかにリラックスして、元気を取り戻してもらうかが課題でした。

私の担当は利用者さんと一緒におやつや食事作りをすることでしたが、何気ない会話でも彼らがシュンとなるようなことのないように配慮しなければならないのがある意味できついわけです。

当然利用者さんの家庭環境の話などはしないのが原則ですが、ある時、十代の利用者さんと一緒に買い物に行ったとき、食品売り場で「このウインナーは、お父さんのお弁当のおかずになりそうね。」と言ってしまったのです。

彼女が「私の家にはお父さんはいないのです。」と言ったときには、私は真っ青でした。

余計なことを言ってしまって彼女は傷ついたのではないかと思うと家に帰ってからも心が痛みました。

誰にも正解が何か分からないのはきついですね。

でもそれだからこそ工夫の余地があるとも言えます。

 

福祉施設指導員はブラックが多い?

 

福祉施設は利用者さんに多額の費用請求ができないので、資金繰りが厳しいことがあります。

そのためにごく少数の職員でたくさんの人のお世話をしているところもあるわけです。

ある養護老人施設では職員がぎりぎりなので、ローテーションを組むのが大変で、辞める人も多いと聞きました。

私が働いていた施設も指導員の数は少なかったですが、職員の横のつながりは良好で、誰かが休むときには融通をし合うことができたので助かりました。

 

福祉施設指導員を辞めたいと思う3個の原因とは

 

①仕事内容が自分に合わない

福祉といっても利用者さんの年齢や障害はまちまちで、黙々と作業をすればいいところと利用者さんの話し相手、遊び相手、相談に乗るなどいろいろな要素があるわけです。

その仕事内容が自分に合わないと続けるのは難しいです。

 

②給料が安い
福祉施設の経営が良好でないと、賃金は安くなります。

独身者ならばなんとか暮らせても、家族がいると一人分の賃金では生活が成り立たないからと辞める人もいます。

 

③休みが取りにくい

職員が少数だと、休みが取りにくく無理に出勤することが続くとやはり辞めたくなるのも無理はありません。

 

福祉施設指導員はやめとけ?

 

福祉施設指導員はいろいろな理由で辞める人もいるので、「そんな恵まれない職場ならやめておきなさい。」という意見もあります。

でも福祉施設は全部が全部ブラックだという訳ではありません。

仕事内容も様々ですが、職員になりたい人でも小さいお子さんの相手が好きな人、老人相手がいいと思う人、障害者のお手伝いならやりたいという人もいますね。

ですから、自分ができそうな分野の施設を探すことができれば、生き生きと働くことも可能です。

 

福祉施設指導員の給料や年収に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。

🔗福祉施設指導員の給料は安い?年収や給料明細、口コミや評判とは!

 

福祉施設指導員を辞めたい時の対策や乗り越える方法とは

 

賃金が低すぎて生活ができないとなると、転職も考えなくてはならないですね。

でもその他のトラブルならば次のような方法で乗り越えることが可能です。

 

①職員同士の意思疎通を良くする

職員の数が少なければなおさら協力し合って仕事を分け合うとか、休みを融通しあうなどで対処するのがいいですね。

仕事上の悩みを相談し合い、教え合うなど職員の協力が得られれば仕事を続けることは可能です。

 

②利用者さんが気持ちよく施設を利用する方法を考える

施設の方針に賛同できるなら、自分なりに工夫できることはないか考えることは大事です。

利用者さんに喜んでもらえるなら、多少の困難も気にならなくなります。

 

③時には冷静に仕事だと割り切って働く

利用者さんのためにこんなに努力をしているのに一向に報われないと嫌になることもあります。

「時には単純に、これは仕事だからまじめにやるのだと考えることも必要です。」

これはある養護学校の先生が言っていたことですが、福祉の仕事にも当てはまると思います。

1日で結果を出すのは無理です。

長い目で見て、自分のしたことが役に立つことを期待しましょう。

 

福祉施設指導員への転職で失敗しない会社の選び方やポイント

 

福祉施設指導員に転職したいという人がいたら、確かな職場を選びたいものです。

それには次のような点を確かめるのがポイントです。

 

◎母体となっている福祉会や会社に確かな基盤があるか、資金は十分にあるか

◎施設がある程度長い期間続いているか

◎職員の入れ替わりが頻繁にあるか

◎職員や近所の人の評判は良好か

◎ある程度の賃金はもらえるか

 

実際に職員さんが働いている様子を見学できるなら、さらに確かなところが分かるはずです。

 

福祉の仕事は工夫次第です

 

福祉施設指導員の仕事はきつい面もありますが、工夫次第では乗り越えられます。

極端に賃金が低い、休みが全く取れないような場合以外は、職員同士の協力や、仕事内容の見直しで乗り切りましょう。

時には冷静に仕事と割り切って働くことも必要です。

自分に合った福祉の職場で、人の役に立つ仕事をしたいものですね。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました