就労継続支援事業所って聞きなれない…そんな方が多いと思います!
ざっくりというと、障害のある方や就労の難しい方が、一般就労に向けて働くスキルを身につける場所なんです。
そこで働くスタッフは、作業のお手伝いが主な仕事になります。
難しいことはゼロ!人と話すのが好き、人を応援するのが好き、そんな方にぴったりのお仕事です!
ここでは現役就労継続支援B型で働くスタッフが、丁寧にお仕事について解説します。
就労継続支援事業所B型の職業相談員になるには
「職業相談員ってことは職業のプロフェッショナルってこと?」
いいえ、ご安心ください!
私自身、新卒から1社だけ職務経験のある、20代のひよっこです。
誰かの成長につながる仕事をしたいなあと、ハローワークで探していたところ、職業相談員の募集を見つけました。
募集はハローワークを通してかけてあることが多いと思いますので、この仕事が気になる方は「職業相談員」で検索をかけてみると見つかりやすいかもしれません。
各自治体に複数の就労継続支援B型はありますので、タイミングが合えばすぐに見つかるかも!
就労継続支援事業所B型の職業相談員に必要な資格や免許とは
特にないのが大きな魅力。
職業相談員として利用者さんと接する際に、PCの簡単な操作を指導したり、就労に向けて一般的な礼儀作法や社会常識を教えたりすることがあるので、そうした経験は必要になるかもしれません。
作業をするのはあくまでも利用者さんなので、利用者さんがスムーズにお仕事にとりかかれるようサポートする段取りやコミュニケーションスキルが必要となってきます。
なので、特に資格や免許がなくても安心です。
就労継続支援事業所B型の職業相談員の給料や年収はいくら?
事業所にもよりますが、私の場合は月収15万円ほどで、年収にするとおよそ180万円です。
一般的な年収に比べると低い方ですが、事業所によって条件は異なります。
月収が高めに設定してある代わりにボーナスがないところや、月収は低いけどボーナスでカバーされているなど様々だと思います。
詳しくは応募したい事業所の給与をチェックしてみてください!
就労継続支援事業所B型の職業相談員の給料は安い?
勤続年数や立場によって変動することがありますが、高収入ではないのが現状です。
福祉職全体として給与が低いのが悩ましいところではありますが、仕事へのやりがいという何にも代えがたい点が魅力でもあります。
最近では、副業OKなところもありますので、職業相談員としての仕事以外で収入を確保することもできるかもしれませんね。
就労継続支援事業所B型の職業相談員の具体的な仕事内容やきつさに関してはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
就労継続支援事業所B型の職業相談員に向いている人向いていない人とは
何よりも人とコミュニケーションをとるのが億劫でない人はぴったりです。
利用者さんの中には、会話をするのが苦手な方や、作業が人の何倍も時間がかかったりする方もいらっしゃいます。
そうしたスローペースで働く方に、我慢強く接することのできる忍耐力がある方も向いている職業です。
難しいことはいらず、リラックスできる環境を整え、一緒に楽しみながら、作業を行っていただく必要があります。
おおらかな気持ちで人と接することの出来る方にはまさに天職だと思います。
逆に、せっかちな方や人と話すのが苦手という方にはあまりおススメできない仕事です。
作業には納期やノルマがあるので、スタッフ側としては焦ることもありますが、急かして作業をさせては、利用者さんが逆に緊張し萎縮してしまいます。
また、終始おしゃべりをする必要はありませんが、のびのびと作業にとりくめるよう適度な声かけが必要になりますので、そうしたコミュニケーションが苦手な方にはあまり向いていないかもしれません。
就労継続支援事業所B型の職業相談員の悩みとは
一般就労の難しい方を相手に仕事をしますので、一つ一つの作業やコミュニケーションにおいて一筋縄ではいかないのが悩み。
職業相談員が何気なく発した一言が、利用者さんに変に響いてしまったりと、言動にはとても注意が必要です。
またその逆もしかりで、社会経験や人間関係の経験が乏しい利用者さんからの悪意ない言動に、私たち相談員が傷ついてしまうこともあります。
それでもじっくりと成長を見届け、「就労」というその人のゴールに向けて寄り添える仕事はとてもやりがいがあります!
もし仕事を通して悩みが出てきたら、同じ職業相談員や上司に相談し、全体でその悩みを解決する仕組みもありますので、一人で抱え込まずに済みます。
就労継続支援事業所B型の職業相談員の志望動機の書き方や面接のポイント!
応募をする事業所がどんな作業内容を利用者さんに提供しているかにもよりますが、総じてアピールポイントに出来るのは「忍耐力」と「コミュニケーションスキルの高さ」。
また、私が面接時に伝えたのは「人の成長に寄り添う仕事がしたい」という熱意を伝えたところ、面接官の方にとても好印象だったようです。
これまで福祉職に就いたことのない方でも、家事や育児、これまでの職務経験から共通点を見つけ出し、それを自分のセールスポイントとして売り出してみてはいかがでしょうか。
大事なのは熱意をもって志望動機や面接に臨むこと!
“人の成長”を見守りたいならぜひ職業相談員に!
いかがでしたか。
就労継続支援事業所の職業相談員は難しい資格も経験も必要なく、思い切ってチャレンジしやすい仕事です。
誰かの成長を応援するやりがいのある仕事を探している方は、この機会に就労継続支援事業所B型での職業相談員を検討してみてはいかがでしょうか。