ダスキンの一般事務にはどのようなイメージがありますか？
特別な業務内容はありませんが、向いている人と向いていない人が二極化する一般事務です。
実際の仕事内容、そのなかでどのような部分で二極するのかをお伝えします。
この記事を読んだら、入社してから、「応募するんじゃなかった」「自分には向いていなかった」と後悔しないよう、応募する判断ができます。
違う業種の一般事務で勤務経験ある方もこんな仕事をしているんだと知ることができます。
ダスキンの一般事務はどんな仕事？
お店ごとに異なる部分があると思いますが、私が勤務していたダスキンでは主に、レンタル業・清掃業・クリーニング業・害虫駆除・商品販売を事業として行っていました。
日々の業務は、ダスキンの独自のシステムを使用して行います。
そのため、Word・Excelの基本操作ができ、システムの操作方法と商品の流れを覚えれば、誰でもできます。
まず、一般事務は、販売担当と会計担当に分かれています。
販売担当
工場から入荷した商品の入出庫、翌日レンタルの商品準備（ピッキング）、商品発注、お客様先から回収してきた汚れのレンタル品（以下クローバ）の検品、契約登録を主に行います。
会計担当
請求書発行、入出金入力、小口現金管理、勘定奉行ソフトを使用しての仕分け入力、月初ダスキンのシステム締め、月初会計締めなどを行います。
そのほかには、一般企業の一般事務と同様に、電話対応、備品管理、来客対応、車両管理、書類作成などを行います。
ダスキンの一般事務の1日の流れとは
ここでは、販売担当と会計担当それぞれの1日の流れをご紹介します。
販売担当
8：30 朝礼
8：45 商品の入出庫（1便＝当日の朝に届いたレンタル品や商品）
9：30 ピッキング
11：00 商品の入庫（2便＝午前中に届いた商品）、入庫漏れ確認
11：30 不足している商品や急ぎの商品の発注
12：00 休憩
13：00～ 契約登録、検品、当日サービスの売り上げ入力、伝票作成
16：30 定期・追加・不足発注
17：30 退勤
会計担当
8：30 朝礼
8：45 日次締め
9：00 前日に各担当者が入力した売り上げ実績の確認（伝票と、金額・日付の確認）
10：30～ 急ぎの契約登録、入出金入力、請求書発行準備
12：30 休憩
13：30～ 勘定奉行ソフトにて日々の仕分け入力、請求書発行、清掃業の見積もり日やサービス日の日程調整、検品など
17：30 退勤
販売担当と会計担当の大きな違いは、毎日の業務がある程度固定されているかいないかです。
販売担当は午前中業務内容は固定されていて、会計担当は実績の確認以降は固定されていません。
会計担当は、販売担当と比べて1日中事務所にいるため、1日の大半は電話対応をしています。
また、請求書の締日は、10日・15日・20日・25日・末日があり、発行件数が多い請求発行日だと、1日中請求発行をしています。
会計担当は、その日によって業務内容は異なります。
ダスキンの一般事務はきつい？
きついかきつくないかと言われたら、個人的にはきつくはないと思います。
日々の業務内容は、一般企業の一般事務と変わらないと思います。
比較的電話は多い方だと思いますが、営業担当者に振ればよいことも多々ありますし、商品やサービスのことを理解していれば、その場で答えて担当者に回せばよいです。
わからないことがあれば、確認して折り返し電話をかければOKです。
会計担当も、システムの操作方法通りにすれば請求発行ができますし、勘定奉行ソフトへの入力は決められた仕分けの入力が多いので、簿記を勉強していなかった私でも問題なくこなせていました。
ダスキンの事務の給料や年収に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
ダスキンの一般事務はネイルや髪型、髪色や靴は自由？
正直、身なりについては他の一般事務と比較して厳しい方だと思います。
制服が支給されるので、毎日の服装には問題ありません。
ただ、清掃業のイメージとして清潔感が重視されています。
そのため、ネイルは禁止、髪型は女性は肩にかかれば一つに結ぶ、髪色は8～9までの暗い色、靴は動きやすい派手ではない色、靴下も派手でない色です。
アクセサリーは結婚指輪以外NG、香水は基本的にはNGですが香りが強くなければよいです。
香水の好みや香りの強弱の感じ方は人それぞれだと思いますが、そのお店の上の人がつけた香水の香りがきついと思ったなら注意されます。
一日中会社にいて、大半はお客様と直接接しない事務員でも、日頃から身なりを清潔に保つことが求められます。
おしゃれを楽しみたい人は、諦めたほうがよいです。
ダスキンの一般事務を辞めたくなる理由とは
ずばり、人間関係です。
どこの職場もそうだと思いますが、店の社長や支店長と考え方が違ったり、同じ正社員の事務員と仕事の許容範囲が違っていたりすることが原因で退職を考えます。
歴代の事務員の辞めた理由の大半が、人間関係です。
私が経験した話ですが、新しく入社した正社員の事務員による同じミスが連日続き、ミスを改善しようとする姿勢がみられなかったり、必ず先に言い訳を言ったり、謝罪の言葉がない人でした。
また、でたらめな情報をお客様や授業員に伝えるという行為もみられました。
私は、その事務員の業務に対する責任感のなさがどうしても許せませんでした。
同じ職場で働いること自体が嫌になったため、退職を決意しました。
ダスキンの一般事務はやめとけ？
ダスキンの一般事務は、一般事務で働こうと強く思っている人にはおすすめはしません。
働くメリットとしては、残業時間の少なさです。
残業時間は、月に約3～4時間です。
よっぽどのトラブルがない限り、定時で帰れます。
働くデメリットとしては、応募職種は「一般事務」ですが、一般事務と営業事務が混在しているため、事務員の仕事が自然と増えて、本来の仕事ができず、人によってはキャパオーバーになることです。
例えば、清掃サービスの担当者から見積もりやサービスの日程調整、清掃時の注意事項の説明などをお客様に電話しておくようにと依頼されます。
このアポイントメントを取ることは、本来はサービス担当者自身やそれに近い立場の人が行う業務だと思っています。
その方がスムーズにお客様とやりとりができると思います。
もちろん、事情があってサービス担当者が電話をかけることができないときは、こちらが対応します。
しかし、電話をかけられる状況にも関わらず、電話をかけようともしません。
事務員任せな社風がみられます。
ダスキンの一般事務に向いている人、向いていない人とは
ダスキンの一般事務に向いている人は、責任感があり、気付きができる人です。
営業担当が契約を取ってきてから、契約登録→商品発注→商品入出庫→商品お届け→売り上げ処理→売り上げ処理確認→請求→入金入力という流れになります。
商品お届けと売り上げ処理以外の業務は、一般事務員が担います。
最初の契約登録内容や在庫数が間違っていれば、求めている商品は届きません。
売り上げ処理確認でミスに気付かなければ、請求額も異なります。
このように、業務のひとつひとつは繋がっていて、どこかでミスがあったらその後が支障をきたします。
ただの「作業」になってはだめです。
ひとつひとつ意識しながら業務を遂行する必要があります。
意識すると、自然と疑問点や違和感などを感じることができます。
感じた時点でミスを防ぐことができ、大きなミスには繋がりにくくなります。
一方で向いていない人は、商品の流れとシステムの作業の関連付けが理解できない人、または理解しようとしない人だと思います。
冒頭でも、システムの操作方法を覚えれば誰でもできると伝えました。
その逆をいうと、システムが使いこなせないと仕事になりません。
主な事業であるレンタルですが、その商品の動きが他の業種にはないので、その流れとともにシステム上は何を入力するべきか考えなければなりません。
システムへ商品の動きを入力しないと商品在庫は狂います。
入社して最初に商品の流れを理解し、在庫管理を担当しますがこの段階でつまずく人は必ず続きません。
ダスキンの一般事務の離職率はどれくらい？
約80％だと思います。
私が働いていたお店では、1年半の勤務年数が平均でした。
どこのお店でも、2年～3年なのではないかと思います。
ダスキンの一般事務の口コミ評判とは
システムが使いこなせるかが鍵になってくると思うので、仕事ができる人とできない人が二極化すると思います。
また、どこの一般事務も同じとは思いますが、他の作業中に電話対応や他の頼まれごとをこなす必要があります。
様々な事業があるためか案件がドンドン飛び込んでくることも、多々あります。
複雑なものの流れや操作もありますので、初めて事務を仕事にする人にとっては、少々難しいかもしれません。
ダスキンの一般事務は、通過点にすぎない
様々な要因はありますが、業務が一通りできるようになった先には、辞めたくなる理由が見つかります。
ダスキンの一般事務は、事務の中でも広く浅く様々な業務をこなします。
在庫管理もしますし、アポイントも取りますし、勘定奉行ソフトにて経理も学べますし、書類作成も行います。
そのため、一般企業の事務員の業務はこなせると思います。
経験値をあげるための通過点に過ぎません。
