これから探偵になろうと思っている今のあなたの不安や悩みを解決します。
探偵ってなんか怖いとか、危ないというイメージを持たれやすいのですが、実際のところはそんなことはないと思います。
テレビドラマなんかではだいたい戦闘になったり、しょっちゅう警察と繋がっているように描かれていますが、あれは探偵という職業が本当のところは地味すぎているからドラマを見ている人が面白くなるように作られているのでしょう。
この記事では探偵という職業をノンフィクションでリアルなところを面白くお伝えできればと思っています。
最後まで読んだ頃にはあなたの探偵という職業のイメージが変わっているかもしれませんよ。
探偵社の仕事内容や1日の流れについて
探偵の仕事で最も多いのが浮気調査です。
これはどこの探偵社も同じだと思います。
他にも企業について調査をしたり、結婚相手や土地について調査することもありますし、盗聴器発見やストーカー対策、いじめ調査などもありますが、どんな仕事がくるかは依頼者次第ですね。
ものすごくザックリ言うと調査をして、その内容を報告書にまとめる。
これが探偵の業務です。
以前の調査で、ストーカーされている気がするから調べてほしいと相談に来られたおばあさんがいたので、実際に買い物に行かれたところを尾行して調査をしましたがストーカーらしき人物は見当たりませんでした。
それもそのまま、ありのままを報告書に書きます。
どんな一日になるかは調査の内容次第です。
朝の5時から張り込みをしている日もあれば、夜から朝まで調査することもありますし、昼まで家で寝て調査に行くなんて日もあります。
ですからサラリーマンのような生活がいいなと思う人には合わない仕事だと思います。
それから調査ばかり頑張ってもダメです。
依頼者がお金を払って買っているのは『報告書』です。
この報告書こそがすべてです。
報告書がいい加減な探偵社は生き残っていけないでしょう。
ですので、しっかりと価値ある写真を撮影し、何の写真であるかを文字でしっかりと説明した報告書が作れるようになってください。
探偵社に必要な資格や条件は
これに関しては、徐々にできることを増やしていけばいいのではないでしょうか。
資格の面で言えば最低限、車の免許は必須ですが、それ以外では必要な資格はあまりないかもしれません。
ですが、調査をする上ではできることが多いほうが絶対にいいです。
例えば、聞き込みなどをする際には当然面識のない人に話を聞いたりするので、そのときにオロオロしていては探偵失格です。
あとは想定する能力です。
この出入口から対象者が出てきたところを撮影するのであればどこで張り込むのがベストか、すぐにタクシーを使われた場合はどうするかなど、探偵に必要なのは資格よりも想定する力です。
探偵に必要な資格や能力、なり方に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
探偵社は正直きつい?
何にきついと感じるかですが、体力的にはそれほどきつい仕事ではないと思います。
確かに長時間働くことになる日もあるでしょうが、毎日ではないはずです。
それよりもきついのが張り込んでいるときに感じる周りからの冷ややかな目です。
マンションや住宅街で立って長時間張り込んでいると、周りの住民から怪しい目で見られるようになります。
これ、当然です。
ですが仕事です。
車で張り込んでいても警察に声をかけられたりしてめんどくさいので個人的にはこれが最もきついですね。
探偵のきつさや辞めたくなる理由に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
探偵社の給料や年収はいくら?
お給料の面で言えば当然最初は安いでしょう。
雇う側としても戦力にならない人間に高いお金は出せません。
ですが、ここに関してはそこの社長次第です。
私の場合、最初は安かったですが3か月後には「来月から3万上げてあげる」の一言で給料が上がったので裁量権を持つ社長次第だと思ってください。
頑張りが認められれば上がるでしょう。
探偵の給料や年収に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
探偵社に向いてる人向いていない人は
ここまで読めばある程度自分に向いているか向いていないか判断がつく方もおられるでしょうが、付け加えると超絶美人と超絶イケメンは探偵には向いていません。
調査していても街で目立ってしまうからです(笑)
探偵たるもの風景たれという言葉があるみたいですが、本当にその通りで目立ってはいけません。
なので残念ですがこれを読んでいる超絶美人と超絶イケメンさんには探偵になることをおすすめしません。
私が個人的に探偵に向いていると思う人は、24時間365日探偵でいられるような人です。
一日の業務が終わって家に帰った後は調査のことは考えない。
そんな人は残念ながら通用しません。
自分は18時に家に帰ったとしても、GPSの動きをチェックすると19時に対象者が動いてホテルに向かっているかもしれないのです。
それに気づかず遊んでいたり寝ていたりしていたら探偵失格です。
そのぐらい依頼者に対して調査に対して真剣でないといけません。
依頼者の人生を左右することだって大いにあるからです。
探偵社の実際の口コミや評判とは
ここでは探偵社の選び方について話そうと思います。
ご本人が何を重視してどこの探偵社を選ばれるかは自由ですが、一つアドバイスするのであれば一人でやっているような探偵社には入社しないことを強めに言っておきます。
社長の他に複数キャリアを積んだ調査員がいる探偵社を選んでください。
基本的に人手が足りていない業界ですので誰でもいいから来てほしいような探偵社もあると思いますが、そんなところを選ぶと、新人の自分がしんどい思いをすることになると思います。
面接では少ない人数ながらアットホームな雰囲気でやっている感じが良く見えたとしてもそういうところこそ地雷だと思います。
面接では社長以外にしっかり教えてくれる調査員がいるか必ず確認するようにしましょう。
社長さんが言う「俺が教える」は信用してはいけませんよ(笑)
ご自身や周りの人の体験や感想から感じたを書いて下さい。
探偵のあるある話に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
🔗探偵のあるある話とは!調査をしていてバレることってあるの?
探偵の仕事のやりがいについて
探偵社に限らずその仕事のどんなところにどんなやりがいを感じるは働いているその人によって様々であるでしょう。
私の場合、初めて相談に来られた時にはとても辛そうな顔をして足取りも重かった依頼者が、調査終了時にはとても晴れやかな表情をされて足取りも軽く前を向いて帰っていく姿を見送る瞬間が他の何にも代えがたい「やりがい」というものを感じる瞬間でありました。
そこに至るまでの過程は、マンションの住民から冷ややかな目で見られながら張込みを行ったり、人込みの中を縫うように尾行したり、事務所にこもって報告書を作成したり…と地味で孤独な日々かもしれないけれど、そんな日々の積み重ねでも確実に依頼者のためになっていると信じてやっていました。
探偵に興味を持ち、これから探偵を目指す方の多くは実際の調査現場を知る人はほとんどいないでしょう。
思っていた感じと違って辞めていく方も少なくありません。
探偵にとって最も必要なのは頼んでくれた依頼者のためになら自分の時間さえも削って調査をするといった「忠誠心」が必要ではないかと思っています。
ですが、逆にこれさえ持っていれば、真面目に働いていれば日々の業務の中でスキルは自然とついてくるでしょうし、間違いなく他にはない「やりがい」があるお仕事でしょう。
探偵という立場からこの世の人の役に立つ。
今この時からその最初の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
探偵社(探偵員)の将来性について
探偵社の将来性についてですが、自分で独立してやっていく場合、やはり営業力と調査力がないとやっていけないでしょう。
ですが、探偵という職業をやっていて思いましたが、この職業がなくなることはなかなか考えにくく、人間から欲望や憎しみというものがなくならない限り、探偵の仕事はあると思います。
浮気した配偶者が許せず探偵を使ってでも相手から慰謝料を取ってやろうと怒り狂って探偵社に電話をかけてくる方は実際にいますし、明らかに違法であるのに個人情報を調べてほしいといった依頼はなくなりません。
仕事はありますが、その仕事の争奪戦に勝てるかどうかでしょう。
チラシを配るというのも宣伝効果があるようで最初はチラシ配りから仕事を取るのもいいかもしれません。
依頼人はどこが実力のある探偵社かわからないし、できるだけ安くすませようとする傾向にあります。
探偵業法が施行されて悪徳探偵はかなりいなくなったようですが、いい加減な調査しかしていない探偵社はまだまだ存在しています。
そんな探偵社に仕事をとられるのはとても悔しい話です。
営業力と調査力をつけ街でも評判の探偵社になれるかはあなたの頑張り次第です。
正直、やってみないと始まらない
ここまで読んでいただきありがとうございます。
お役に立てたか分かりませんが、自分の経験を元に一部ではありますが大事なことを書いたつもりです。
探偵のお仕事ってとても良いお仕事だと思います。
自分が初めて調査に関わり最後の調査報告を終え、お客様がとても満足した笑顔で帰って行かれるのを見送った時のことを今でも覚えています。
自分に一つ成功体験を与えてくれました。
やった人にしかわからない世界です。
ぜひ、最初の一歩を勇気を持って踏み出してほしいと思います。