自分もいつか名探偵に!
そんな夢をイメージしている方のために「イメージするべきはゴールではなくそこに至るまでのプロセスだ」というところを教授します。
ゴールばかりをイメージしても必ずそこに至るまでの道でつまずく。
そこを見ていないから辛くなって辞めてしまう。
これを読んだあなたにはそんな風にはなってほしくありません。
探偵とはどんな仕事でどんなことがきついのか、これを読めば少しは理解も深まるはずです。
探偵はどんな仕事?
探偵は調査のプロです。
依頼者には調査をする技術や機材があるわけではないので、調査のプロである探偵社に来て調査を依頼します。
つまり、お金をもらって依頼人の代わりに調査をしているのです。
基本的に探偵社に来られる方は不幸な方である場合が多いです。
精神的に辛くなっていて、依頼に来られた時は元気がなかったりします。
しかし、我々がしっかりと調査をし、証拠をつかんで依頼者の期待に応えた時のあの嬉しそうな顔を見たときに「頑張って良かった」と心から思うことができます。
個人的にはこれが探偵の仕事の醍醐味だと感じています。
探偵の仕事は大変できつい?
探偵の仕事の醍醐味を味わう過程できついと思う瞬間はもちろんあります。
ですがこれはどんな仕事でもあることでしょう。
ここでは実際に調査できついと感じたことを紹介します。
●最初の調査の緊張感がきつい
依頼を受けた最初の調査での現場の緊張感はすごいです。
最初の調査でバレるようなことになってはその後の調査がうまく行きません。
例えば、「浮気調査」一口に言っても、その場所でそのターゲットを調査することは全員が初めてなのです。
ですから最初の調査には細心の注意を払いながら調査を行います。
が、これを全員が理解していなかったりするのできついと感じることがあります。
高い緊張感をもって調査に挑むべきなのに、集中してなかったり、注意力の低い探偵もいます。
はっきり言って一緒に調査するのが嫌になります。
●調査中、トイレに行けないのがきつい
これは分かっていてもきついものです。
男性の場合、外でも平気で小便をしますが、女性の場合だとなかなかそうはいきません。
複数人で調査していて「トイレ行ってくる」みたいなことができる状況ならいいのですが、いつもそんな余裕があるわけでもありません。
一人でターゲットを張り込み、尾行しなければならない状況は多々あります。
アドバイスするならば「トイレには行けるときに行っておく」これしかありません。
●帰れるかどうかはターゲット次第なのがきつい
朝から調査をしていてもう夜中。なんてこともあります。
でも夜中にターゲットがホテルに入ったなら少なくとも出てくるまで調査を終えることはできません。
「早く出てこい」と強く念じてもターゲットはそんなことは知らないと言わんばかりに朝まで出てこない。
やっぱり朝まで待たされてしまいます。
探偵はそれまで車の中で眠たい目を擦りながらターゲットが出てくるのを待つ。
探偵という仕事は地味な仕事なのです。
探偵を辞めたいと思う2つの原因とは
探偵という職業は辞めていく人も多いです。
人によって辞めようと思う動機はそれぞれだと思います。
ここでは大きく分けて2つの原因に絞って考えていきます。
1.人間関係
探偵の社会も当然、人間関係があります。
入社した会社にどんな人間がいるかなんて入社してみないと分からない部分ではありますが、これに悩まされるのは人間生きていれば必ずあります。
他人をコントロールすることはできないので、苦手な人と出会ったときにあなたがどう立ち回ることができるか。
ここが重要です。「苦手な人と調査をしていてうまく調査ができなかった」と言っても依頼者は1ミリも理解してくれません。
2.ギャップ
実際に探偵社に入社し、働いてみると感じることでしょう。
入る前からどんな仕事であるかを調べていても実際に肌で感じるものは全然違うと思います。
できないことだらけで失敗して落ち込んだり、面白くなかったり、休みがなかったりで「実際にやってみると違った」というのはあるはずです。
でもそれも毎日は続かないはずです。
楽しく感じる瞬間があること、その瞬間に自分が「楽しい」と感じたことに気付けるかが大切ではないでしょうか。
探偵はやめとけ?
個人的にはとても面白いし他にはない経験もたくさんできるので魅力のある良い職業だと思っています。
「やめとけ」というつもりは全くないです。
ぜひ、挑戦してほしいです。
でも、誰でもできる職業でもないと思っています。
決まって土日が休みとか、自由に休みが取れるとかではないので、休みがほしい方には絶対に向かない職業です。
探偵の仕事に興味のある方はこちらの記事で給料や年収、必要な資格などをまとめていますのでぜひご覧ください。
🔗探偵社はきつい?必要な資格や給料や年収、実際の口コミや評判とは!
探偵を辞めたい時の対策や乗り越える方法とは
あなたがどうして辞めたいと思っているのかが私にはわからないので、こればかりはなかなか解決に導くのは難しいです。
自分が今何を思っているのか自分の心とよく向き合うべきではないでしょうか。
乗り越える方法はあなたの中にしかありません。
乗り越えたい何かがあるのなら、まず第一歩として、「自分なら乗り越えられる」と強く信じてみてください。
ゴールから目を逸らさず日々の調査に全力で挑め!
探偵としての調査の日々はあなた自身を大きく成長させてくれるでしょう。
5年後、10年後も結局は1日1日の積み重ねの後に来るものです。
なりたい自分から目を逸らさず、今の困難は夢を叶えるために必要な試練であると思って頑張ってほしいと思います。