日本には同じ業種の仕事がたくさんありますよね。
これからお話しする整骨院もそうですし、美容院、歯医者さん、他にもここでは言えないくらいの同じ仕事があります。
そんな中で長く経営をしていくには、たくさんの変化に対応できる能力や、利用者さんがそこでしか味わえない特別感などの違いを出すことも求められます。
整骨院業界も少しずつ変化している最中です。
今回はそんな整骨院の自負治療などについてお話ししていきます。
業界全体が自負治療に経営移行している理由とは
まず整骨院は骨折・脱臼・捻挫・挫傷・打撲のものについては保険が使える施設になっています。
しかし、最近の人の体の悩みは、肩こり・腰痛・眼精疲労などのように整骨院の保険適応外の症状が多くなってきています。
そうすると整骨院では保険が使えないので、どうしても利用者さんには自負での支払いが求められます。
今までの整骨院は、保険で成り立っていたところも多いですがニーズが変わることにより、自負治療を取り入れざる得なくなってきています。
それと少子高齢化という背景があり、整骨院に割り振られる医療費が減額しているので保険での収入が減ることから、自負治療を入れる整骨院が増えています。
整骨院の自負治療のメリットとは
メリットとしては、保険に頼らずに経営ができれば今後も医療費などを気にせず整骨院を続けられることでしょう。
それに保険適応は上記の五つの物に限るので、そういう縛りを気にせずに治療が出来るようになります。
他にも、自負治療はオリジナリティの物を出すことが出来るので他の整骨院との差別化を図ることも出来ます!
そうすれば、そこの整骨院の特色を求めた利用者の層を獲得出来ます!
整骨院の自負治療のデメリットは
デメリットとしては、自負治療が浸透しなかった場合、経営がかなり厳しくなるというところが一番ではないでしょうか?
少なくとも、保険が効くからという理由で整骨院に行っている人もいます。
そんな中で保険が付けずに自負治療となると来なくなる人も出てくるはずです。
それに整骨院側も保険治療に頼っている整骨院も多いはずなので、いきなり自負治療をしても整骨院側も上手くいかないケースがあると思います。
自負治療のメニュに―にもよりますが、高級な機材などを使用する場合はしっかりと利益が出るかを念入りに計画を立てる必要があるでしょう。
メリット、デメリットは表裏一体です。
少しでも参考にしてください!
自負治療に経営移行する際の注意点とは
これはデメリットの所でも少しお話しましたが、急に自負治療を取り入れないことです。
徐々に浸透させていかないと、利用者さん側からしたら急に値上がりされ来なくなる人もいるでしょう。
あなたも美容室などで髪を切られて、お会計の際に急に値上がりしていたらどうですか?
これと同じです。
あらかじめ告知や院内にポスターを張っておくか、時間があれば一人一人にしっかりとした説明をしておくことが必要です。
整骨院経営は本当に自費のみでも大丈夫?
結論から言えば大丈夫です!
が、しっかりとした準備や計画、実行力があってのお話です。
実際に自費のみで経営している整骨院も多いです。
そういう意味ではやはり自費のみでも可能です!
今現在、保険診療のみに頼っていると正直厳しいでしょう。
なので、今の整骨院は先を見据えて徐々に自費を取り入れているという背景もあります。
もし自費などのやり方が分からない場合は、上手く行っている整骨院に直接行って自分で体感して学ぶことをオススメします。
自負治療への経営移行で失敗して倒産するパターンとは
もうお分かりかもしれませんが、急に自費治療に移行することです!
これは一気に利用者さんが離れていく可能性が高いです。
なぜこれだけ急に移行するなと何度も言うかというと、実は私は昔それで失敗したこともあるからです…
そのあとは、ありがたいことに上手く行ったとは思っていますが、最初はかなり苦しい時期もありました。
利用者さんとのコミュニケーションがかなり取れている人は良かったですが、中途半端な関係性の人がかなり離れて行ってしまいました。
当然自費の金額に合わせた技術などが私に足りなかったことコミュニケーションが中途半端だったこと色々な面で反省しました。
なので、同じことになって欲しくないので中途半端な状態で急に自費に移行すると危険です。
私のこの体験も含めて参考にしてみてください。
まとめ
今回は整骨院の自費治療に関してのお話をしました。
利用者さんは、保険が使えるから来ている人もいるので、急に自費治療を入れても利用者さんが離れていくこともあります。
告知やポスターなどで徐々に自費治療の宣伝を必ずして利用者さんに心の準備をしてもらう必要があります。
そして自費治療は保険が使えないというデメリットはありますが保険の縛りがない分、その整骨院ならではの特色を出すことが出来ます!
業界自体も今、保険治療よりも自費治療に移行する傾向もあります!
整骨院に割り当てられる医療費の減額も一つの理由です!
保険に頼らずに自費で経営が出来るのであれば今後も安定はするはずなので、ぜひ前向きに徐々に保険から自費へ移行してみてください!