貿易事務に転職したいけど、実際お給料ってどうなの?
何の資格もないけど大丈夫??
結論から言います。
大丈夫です。
今回は、転職前にしておきたい準備、必要な資格、受かりやすい志望動機の書き方について、全部知りたい欲張りなあなたに一つ一つ丁寧に解説していきます。
これを読んだ後はきっと今の漠然とした不安は消えていますよ。
私でも出来そう!と言っているあなたの顔が見えてきそうです。
貿易事務への転職に必要な資格やパソコンのスキルとは
まず、貿易事務に絶対必要な資格はありません。
ぶっちゃけやろうと思えば誰でも出来ます。
使うのは会社独自のシステムが主ですし、高度なパソコンスキルは全くいりません。
電源を入れ、パソコンを立ち上げ、文字を入力することができれば何の問題もありません。
早く打てればその分自分が楽ですが、スピードやブラインドタッチの技術などは一切必要ありません。
また、Word、Excelは+αです。
ただ、通関士の資格を持っていればグンと受かる可能性が上がります。
貿易事務の給料や年収、ボーナスはいくら?
お給料は安く大体15~16万くらいで、残業なしの場合の手取りは13万円代になることもあります。
貿易事務と言っても、総合職か一般事務かでだいぶ違いますが、今回は一般事務について話していきますね。
期待したいボーナスについてですが、これも約1ヶ月分が年に2回と、ほぼ寸志のようなものです。
会社によっては業績賞与というものがあり、ボーナスとは別に支給されるお給料もあります。
これがあれば嬉しいですよね。
これを踏まえて考えると、年収は300~350万の間と言ったところでしょう。
貿易事務の給料明細とは
主に、基本給、地域手当、時間外手当、資格手当、交通費で構成されています。
そこから税金や保険が引かれています。(だいたい月に5万円くらいが引かれます)
なので、総支給額20万でも手取りは15万ということになります。
貿易事務の仕事内容やきつさに関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
貿易事務の給料は安い?高い?
安いです。
労働時間が長く細かい確認が多い割には安いなと思います。
朝が早くても定時退社が叶うとか、帰りは遅くても朝ゆっくりできるとかならまだいいと思うんですが、朝早く残業があるのが当たり前なので給料が高いとは口が裂けても言えないです。
貿易事務の給料を上げるには
資格をとって資格手当を期待するか、社内での昇格試験を受けさせてもらうかの二択です。
中でも通関士は取るのが難しいと言われている資格ですので、もし持っていたらかなりの強みです。
中途の場合、普通よりはいい待遇で取ってもらえると思います。
貿易事務の面接時の服装は?
私は当時、大学在籍中に面接を受けましたのでリクルートスーツを着ていきましたが、転職であればオフィスカジュアルで問題ないと思います。
個人的な感想ですが、貿易業界はゴリゴリの男社会の為、パンツスタイルよりスカートの方が通りやすい気がします。
男女差別とかではないんですが、実際その職場にいてそう感じたので少しでも受かりやすくなればいいなと思い、お伝えさせて頂きますね。
貿易事務の志望動機の書き方や例文とは
貿易は、ざっくり言って日本と海外を繋ぐ大事なお仕事です。
自分もそんな第一線に関わりたい!という強い気持ちを全面に伝えましょう。
また、事務職に活かせる継続力や正確性をアピールできるエピソードがあると尚良いかと思います。
それでは受かった私の志望動機の一部を特別に大公開しますね。
「私は、一人暮らしを始めてから毎日家計簿をつけるという几帳面さと継続力を兼ね備えています。時間と期日は必ず守ります。正確性と計画力が求められる事務には、私のこの性格を十分に発揮できると思い、志望しました。そして御社は日本の貿易社会を支えている代表的な企業です。〇〇(地域名)と世界を繋ぐ架け橋として、今後ますます需要が増える業界であり、そんな御社で貿易に関わる仕事ができるのは、私にとって大変魅了に感じました。」
このように、なぜ他の事務ではなく貿易事務がいいのか、事務職で活かせる自分の強みは何なのかを明確にしておくことで、面接官に好印象を持ってもらうことができると思います。
貿易事務の面接で聞かれることやポイントとは
学生時代の話なので、転職時に役立つかは分かりませんが、当時は下記のことを聞かれました。
・志望動機
・学生時代の失敗経験
・自分の長所、短所
・会社に入ってしたいこと
どこでも聞かれることはだいたい同じかと思いますが、この4つを押さえておけばひとまず乗り切れるかと思います。
個人的には、内容よりハキハキした受け答え、ネガティブな話でも前向きな姿勢であることが会社が採りたくなる人材かなと思いますので、そのポイントを押さえておきましょう。
事務職デビュー!まずは貿易事務から
お給料が安い貿易事務ですが、事務職デビューには打って付けです。
今回は事務職経験がないけど貿易事務をしてみたい、貿易の仕事に携わってみたいという方向けにできるだけ実体験に基づき、ありのままを紹介しました。
貿易事務には特別なスキルはいりません。
事務職に活かせる自分の強み、継続力、計画性、コミュニケーション能力など、アピールできるものはどんどんアピールしていきましょう。
そして何より大事なのが、なぜ貿易事務がいいのか、ということです。
貿易に関わることで自分は何に貢献できるのか、その会社でどんな人材として働きたいのか明確にして面接に挑みましょう。
実務に英語のスキルはほとんど必要ありませんが、書類の中に決まった英語の文が出てくることがあるので英語が話せなくても好きな方は向いていると思います。
明るく元気に、きちんとした受け答えを意識し当日に備えましょう。