アパレルの求人募集で時々見かけるユニフォームメーカーですが、どんな仕事をしているのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
「ユニフォームアパレル会社ってどんなところ?」「ユニフォームアパレルの営業ってどんな仕事をするの?」という方に実体験を交えながらご紹介していきます。
ファッションアパレルとの違いなどもお話しますので、興味のある方は是非読んでみてくださいね!
ユニフォームアパレル会社の営業はどんな仕事?
まずユニフォームアパレルがどんな会社か説明しますと、学校や企業の制服を作って納めている会社のことです。
企業とは航空会社や鉄道会社、事務員、ホテル、テーマパーク、飲食店など。
その中でもカタログを作って販売している会社と企業からの依頼でオリジナルの制服を作る会社があり、私はオリジナルが強い会社で働いていましたのでその経験をお話していきたいと思います。
ユニフォームアパレルの営業の仕事は「デザインと生産工程以外の全部」と言えるかもしれません。
取引先との交渉や打ち合わせ、社内のスケジュール管理、製品の確認から納品、事務処理まで幅広く仕事があります。
営業アシスタントがいる場合は社内業務を任せることができますが、いない場合はすべて自分でやらなければならないので、仕事は丁寧にしかしスピーディに行わなければなりません。
具体的には「制服を作りたい」「今着ている制服をリニューアルしたい」などの依頼を企業から受け、担当者からヒヤリングを行いデザイナーへ依頼をします。
そこからプレゼンに同行したり、見積作成、サンプル作製とその修正、量産の指示、納期管理、納品、請求処理まで営業がそれぞれの部署や担当者と連絡を取り合い調整をして商品が無事に納められるようにしていきます。
また、ファッションアパレルと違い企業の制服は一度納めてから追加で注文が入るのでその都度対応をして行くことになります。
アパレル会社の営業の1日の流れとは
ユニフォームアパレル会社での1日の仕事の流れをご紹介します。
朝9時出社。
出社後はすぐにメールのチェック。
問い合わせや新しい注文が入っていないかなど確認していきます。
注文が入っている製品の作製依頼をする指示書を生産部へ回します。
これを元に生産部が生地や付属品を手配して工場へ依頼を流すので、営業からの指示が遅くなるとそれだけ製品の上がる納期が遅れてしまいます。
その為注文は早くチェックをして、なるべく早く生産部へ回さなければなりません。
さらに既製品メーカーへの依頼では、午前中の早い時間に当日出荷の受付を締め切ってしまう所もあるのでこちらも早めに処理していきます。
問い合わせ対応、納期の確認、生地メーカーとのやりとりや伝票処理など、午前中は慌ただしく過ぎていく事が多いです。
午後は取引先との打ち合わせ。
最近ではリモートで行うことも増えましたが、取引先へ直接伺う事もまだまだ多くあります。
夕方に会社へ戻り、出荷作業、終わっていない事務処理や明日以降の準備をして18時に退社です。
その他にもパターンチェック(トワル)やプレゼンに同行したり、出張があったりと社外での仕事も多くあります。
繁忙期でない限り残業はほぼしていません。
それも自分のスケジュール次第で早くもなりますし遅くもなるので、残業にならないようスピード感を持って仕事をこなして行きます。
ユニフォームアパレル会社の営業はきつい?
ずっと外回りをするという事はあまりないので、体力的にそこまで辛くはないと思います。
ですが出張や繁忙期の休日出勤などもありますので体力はあるに越したことはありません。
また、取引先との交渉や社内での調整、クレーム処理なども行いますので精神的に疲れる事が多いと感じます。
ユニフォームアパレル会社の営業はネイルや髪型、髪色や靴は自由?
基本的にビジネス感のある服装であれば特に規制はありません。
取引先との打ち合わせなどではジャケットを着用することが多いですが、キッチリとしたスーツというよりオフィスカジュアルの装いに近いです。
取引先を含め女性はネイルや髪色も自由にしている人が多く、多少派手でも何か言われることはないと思います。
仕事がしっかりできればそれで大丈夫です!(他の会社はわかりませんが‥)
アパレル会社の給料や年収に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
ユニフォームアパレル会社の営業を辞めたくなる理由とは
ユニフォームアパレルは従業員の平均年齢が高く、昔気質な社風が残っている会社も多いので若い人には「自分に合わない」と感じてしまう人も多いようです。
また小さい企業では給料がなかなか上がらなかったりベテラン社員からのパワハラなどで辞めて行く人もいます。
ユニフォームアパレル会社の営業はやめとけ?
企業の顔となる制服を作る仕事はやりがいはありますが、あまり大きく稼げる仕事ではありません。
また、ファッションアパレルと違い一つ一つの企業へ長い期間細かい対応が必要になってくるので持っている案件が増える程仕事は雪だるま式に増えて行きます。
新人でもベテランでも何年経っても楽になることはない仕事だと思います。
ユニフォームアパレル会社の営業に向いている人、向いていない人とは
取引先や関係部署とのやりとりが多いので、たくさんの人とコミュニケーションを取るのが苦手な人には辛いかもしれません。
逆に言えば自分一人ではなく色々な人に助けてもらいながら仕事ができるので、進んで人と交流を深められる人には向いていると思います。
ユニフォームアパレル会社の営業の離職率はどれくらい?
離職率は高くもなく低くもなくといった所です。
と言うのも、長くいる人は何十年も同じ会社・同じ部署で働いていますし、辞める人は数年で辞めて行きます。
しかし転職先も同じようなユニフォーム関連の会社だったりするので、思いがけず元同僚と再会してしまうこともよくあります。
ユニフォームアパレル会社の営業の口コミ評判とは
ユニフォームアパレル会社は、小さな会社も多く業務内容も日々大きな変化はないので、スキルアップや年収アップはしにくいとの口コミが多いようです。
また女性の働きやすさや研修制度なども会社によって大きく差があるので転職の際にはしっかり確認しましょう。
ユニフォームアパレル会社の営業職への転職はアリ?ナシ?
今回はユニフォームアパレル会社の営業職についてお話しました!
企業の顔となるユニフォームですが、中小企業では大きなキャリアアップは望めないなどの実情があります。
しかし一般消費者向けではない商品と扱う面白さもありますし、社風や仕事のやり方が自分に合えば長く続けられる仕事だと思いますので興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?