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看護師の残業を減らすための工夫とは!業務改善について!

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看護師の残業を減らす 医療/福祉/介護
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現在看護師を含め多くの職種の働き方改革により、残業を減らす工夫や、働き方を見直す機会が増えています。

看護師は3交代、もしくは2交代の24時間体制で仕事をしているため、自分の業務が終わらなかったり、急変や緊急手術などで残業が多くなってしまったりするのは事実です。

では、どうすれば看護師の残業を減らすことが出来るのでしょうか。

今回は、看護師の残業を減らすための工夫や業務改善についてご紹介したいと思います。

 

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看護師は残業が多い?

 

看護師の残業が多いかどうかは、実際に働いている病院によるのではないでしょうか。

しかし、日本医療労働組合が行った「2017年看護職員の実態調査」によると、日勤看護師の場合始業開始前労働が約28分、終業時刻後労働が約53分ということがわかっています。

始業開始前にはカルテの読み込みをしたり看護計画を見直したり、患者さんの状態観察や朝の挨拶などが考えられます。

終業時刻後は、次の担当者との引継ぎがうまくいっていない、記録が終わらない、急変や処置の対応などが挙げられるのではないでしょうか。

職場全体が残業はしない雰囲気を作っていれば、お互いに仕事のフォローをしあったりすることもできるため、残業は少なくなるのではないかと思います。

 

看護師の残業代はしっかりと貰える?

 

残業代がもらえるかどうかは、実際これも病院の経営によるものが大きいのではないでしょうか。

人手不足により、1人が負担する業務が多く仕事時間内に終わらないこともあります。

また、時間外で行われる研修や勉強会などは手当がもらえないことも多いです。

残業代がもらえない原因は、看護師という特殊な業務にあります。

看護師の業務内容は時間ピッタリでわりきれるものではありません。

急な入院や外来の対応、手術などの緊急対応などどうしても時間では終了できないものがあるのです。

時間だからといって、引継ぎもせず帰ってしまう無責任な看護師はまずいないでしょう。

看護師は残業するのが当たり前という考えがいまだに根強いのもそのせいかもしれませんし、残業代を請求しづらいのも事実です。

残業をしないようにする雰囲気づくりや残業があれば残業代を請求できるような環境がとても重要となるでしょう。

 

ブラックな病院は実際にある?

 

過酷な残業や残業代ももらえず、人間関係も最悪…こんなブラックな病院は実際にあります。

このような病院で我慢して働き続けていると、心身ともに体調を崩してしまうことになりかねません。

ブラック病院の特徴は、なんといっても給料の安さ不安定さ残業が多い諸手当がないもしくは少ないなどが挙げられます。

企業側も、看護師を大切にしてくれない、もしくはそのような意識が低いために福利厚生の充実さが欠けるところがあります。

しかし、求人にこのような条件をだすとどうしても看護師は応募してきませんよね。

ブラック病院かどうかを見極めるのは、実際に働いてみるしかないかもしれません。

常に看護師を募集している病院は、人手が足りない、もしくは、雇っても長くは続けづらい病院かもしれませんので、注意が必要です。

人間関係が悪いのもブラック企業の特徴です。

忙しい看護師の仕事に加え、さらには給料などの待遇面も悪い、経営側から大切に扱ってもらえないと感じてしまえば、いくら熱意をもって仕事をしても報われない…と思うのは当然かもしれません。

無駄に同僚に当たったり、新人看護師にイライラをぶつけてきつい口調になったり、人間関係も悪くなりがちです。

新人看護師や中途で入ってきた看護師も萎縮してしまい、のびのびと働くことが出来ません。

 

看護師の前残業はあたりまえ?

 

前残業はカルテの読み込みや看護計画を立てたり、業務の流れを把握するためにする看護師が多いようです。

決して当たり前なのではなく、時間内にこれらの業務ができるように工夫が必要です。

例えば、申し送りの時間があるのであれば、それをなくし、出勤してきた人から順に口頭で申し送ると時間を節約することが出来ます。

自分の要領が悪いからと言って1時間前に出勤し、カルテを読み込んだりすることは、他のスタッフに迷惑も掛かりますし、他の看護師に「自分もそうしなければいけない」という変な意識を植え付けてしまいます。

時間内に読み込める自信がないのであれば、どうすれば読み込めるようになるか、情報収集の仕方を考えたり、学んだりする必要があると思います。

 

看護師の残業を減らすための工夫について

 

残業を減らすための工夫は、経営者そして、働く看護師両方の問題です。

お互いに「残業をしない、させない」意識を強く持っていれば必ず働き方を変えることが出来ます。

残業をしないためには、リーダーによる仕事の分配、リーダー業務のフォロー役、フリー看護師の導入、電子カルテのログイン時間の制限、お互いの仕事をフォローしあう意識が必要になってきます。

経営者も新規看護師の採用、福利厚生の充実、残業手当の導入など働く看護師をサポートする必要があります。

お互いが質の良い看護を提供するためにどうすればいいかを考える必要があるのです。

 

未払い残業代を病院に請求する看護師さんっているの?

 

人の命を預かる医療の仕事だからこそ、時間を区切って「はい、帰ります!」というのはなかなかできませんよね。

それで残業がどんどん積み重なり、未払いの残業代が多くあるのも事実です。

仕事内容と給料が見合わなければもちろん未払いの残業代を請求する看護師もいます。

残業代未払い請求は、2年で消滅時効期間が満了してしまうので、残業代を請求したいと思ったら、一度労働問題に詳しい弁護士に相談するとよいでしょう。

 

残業は「しない、させない!」意識改革が必要

 

働き方改革以前に、残業をしない、そしてさせない、労働者と経営者の意識改革がとても重要になてきます。

その意識のもと、業務改善を行うと、きっといい方向に働き方改革は進んでいくでしょう。

「残業して当たり前」ではなく、「なぜ残業が生じてしまうのか」そのシステム自体を見直すことが大切です。

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