事務職といっても様々な業務があり、情報誌の記事だけでは、正直自分に合っている業務なのかどうかわからないことがほとんどです。
実際にその会社で働いていた人の体験談などがあれば、一番わかりやすいですよね。
そこで今回は、以前私が勤めていたNEC VALWAYという企業で事務職をやっていたときの体験談を書きます。
もし事務職を探している方がいれば、少しでも職場をイメージできるようなヒントをかければ良いなと思いますので、気軽に読んでみてください。
NEC VALWAYの事務職はどんな仕事?
私が勤めていたNEC VALWAYは主にアウトソーシング業務をメインで行っている会社です。
その会社で総務部の事務職を行っていました。
総務部の事務職なので、イメージしやすいと思いますが、業務内容は主に働く人たちのサポート的な役割が多かったです。
例えば、社員アルバイト問わず働く人みんなの給与計算だったり、社内で使用する事務用品、物品の管理。帳票類の管理。
お客さんの対応や外部業者の対応もあります。
中でもNEC VALWAYの総務部事務職の仕事は、入社から退職までの勤怠関連全般に関わる業務が、仕事全体のほとんどを占めています。
NEC VALWAYの事務職の1日の流れとは
定時は9時から17時45分までの業務となりますが、大体8時半ごろには出社して、みんなそれぞれ自分の準備をします。
休憩室や会議室、応接室などの掃除を当番制で行っているので、掃除担当の日にはもう少し早く来て掃除をします。
9時になると朝礼を行い、その後は毎日同じ流れを繰り返します。
朝一はゆっくりスタートすることが多く、それぞれ自分の手持ちの作業を進めます。
私の場合は、外部業者とのやりとりや、派遣会社との打ち合わせや派遣スタッフさんの面談日程等を調整する仕事が朝一から始まります。
数社対応するとすぐ昼の時間になります。
札幌駅周辺に事務所があるので、お昼は近隣の飲食店でランチをすることがほとんどです。
もちろん、毎日外食となるとお金が持ちませんので、お弁当を持ってきて休憩室で食べることもあります。
昼休憩が終わると、午後からは、アルバイトさんや社員さんの面接の対応が多くなってきます。
また、応募者からの電話の対応なども、午前中より午後の方が多い傾向にあります。
そして、月末から15日ごろまでは、この日々のルーティーンに加えて、働く社員全員の数百名分の勤務表の精査や集計、給与の計算等を行うことになります。
また、個別に提出される経費の精算処理も同時に発生するので、毎月の前半部分は総務部全体がバタバタすることになります。
NEC VALWAYの事務職はきつい?
上記にも記載しましたが、確かにこの会社の総務部の事務職は大変だと思います。
ただ、業務に追われる時期もありますが、同年代の社員が多く、この年代ならではの悩みが共有できるといった環境は、他の会社より恵まれている部分だと思います。
特に、子育て世代のお母さんお父さんが多く働いているので、子供の体調不良や行事の際などのときには、お互いに業務をフォローし合う体制が出来上がっていて、急な休みも取りやすいです。
あとは、月の前半の繁忙期は確かにきついですが、全員で1つの作業を完了させるために一丸となって働くので、それが終わった後には毎月お疲れ様会という名の飲み会が開かれていて、適度にストレス発散ができるのもうれしい行事の1つです。
NEC VALWAYの事務職の給料や年収に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
NEC VALWAYの事務職は髪型や髪色、靴は自由?
基本的には、髪型や髪色、靴や服装等は、全て個人の判断に任されていますが、外部の業者や取引先との絡みもあるので、オフィスカジュアルと言う合言葉の名のもとにみんな落ち着いた服装をしていました。
あまり明るすぎる派手な服装の方だと、この会社に合わないと言うことで入社自体できないのかもしれません。
NEC VALWAYの事務職を辞めたくなる理由とは
業務を少し覚えてくるとイレギュラーなことはあまり発生せず、ひたすら今の業務のレベルを上げていくのみになるので早い段階で独り立ちすることになります。
ここが、辞めたくなる方が多い一つ目のタイミングです。
特に、覚えが早い人は、入社して少し経つと細かい指導もされなくなるので、放って置かれる感覚に陥る事が多くなります。
そして、そのタイミングで、繁忙期が来ると、それぞれが黙々と自分の仕事をこなすことだけに集中します。
この環境が辛くて、このタイミングで退職される方が多かったです。
次に、退職するタイミングで多いのは、職場の雰囲気に馴染めない時です。
先程の放って置かれる感覚とは別で、この会社独特の雰囲気もあります。
他の会社に比べるとあまり干渉しあわない風土があり、変にぎくしゃくするといったこともあまりないのですが、逆に個々の考えを強くもっていてお互いに相手を否定せず深入りせずといった感じで常に距離を感じるところがあると思います。
その距離感に馴染めない場合、いづらくなり、退職を選択するケースも多いです。
とは言え、この雰囲気に慣れてしまえばかなり働きやすい環境ですので、10年以上長く働いている方も多くいます。
NEC VALWAYの事務職はやめとけ?
他社と比べると少し特徴的ではありますが、この職場の雰囲気や業務内容になりさえすれば長く働ける会社でもあります。
ただ、先ほども書きましたが、繁忙期はほんとに忙しいので、それに耐えられないようだとこの会社の総務部事務職はやめておいて方が良いかもしれません。
NEC VALWAYの事務職に向いている人、向いていない人とは
特徴的な会社の雰囲気と業務内容は既にお伝えしましたので、その内容を踏まえてこの会社に向いているタイプとそうではないタイプを書いておきます。
向いているタイプ
・自分を持っている
・人のことは気にしないで自分の仕事に集中できる
・周りの影響で自分が残業することになっても、あまりストレスを感じずにこなせる人(これは重要!)
向いていないタイプ
・周りに流されやすい人
・曲がった事がきらいな人
・そもそも残業ができない状況の人(担当する業務にもよる)
上記は一例ですが、ぜひ参考にしてみてください。
NEC VALWAYの事務職の離職率はどれくらい?
離職率は、入社3ヶ月で30%前後、入社1年で60%といったところでしょうか。
私が働いていた頃の感覚事ですので、現在は少し状況が変わっているかもしれませんが、大体上記のような離職状況でした。
NEC VALWAYの事務職の口コミ評判とは
私が働いていた時の評判ですが、上記にいろいろ書いてきた割には、他社と比べても評判は悪くないと思います。
ただ、基本給が低めの設定になっているので、昇給や昇格が進まないメンバーは残業代で何とか食っていけるているような状況です。
ただ、先ほども触れましたが、お子さんを持つ社員が多くお互いにフォローしあいながら休みも気軽に取れる状況を作り上げているので、そこに関しては他社と比べて明らかに評判が良いと思います。
最終的にNEC VALWAYの事務職は、アリ?ナシ?
実際に働いてきた私の最終的な結論としては、NEC VALWAYの事務職はアリだと思います。
理由としては、業務量は多いものの身に付けなければいけないスキルはそこまで多くなく、努力で補えるレベルのものである。
また、業務内容が複雑ではないため出産や長期休暇を取った後も職場に復帰しやすく、周りの受け入れてくれる体制も出来上がっているので単純に長く働く職場としては、申し分ない環境だと思います。
最後に、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
この記事が、NEC VALWAYへの就職やこの会社以外でも事務職を検討されている方の何かしらのヒントになれたら幸いです。