宮城県は、仙台塩釜港、仙台空港を通じて世界各国と貿易が盛んに行われています。
東北の玄関口となっています。
貿易交流などの面でも重要なポジションです。
宮城県は、商業都市となっているため東北の中でも人気の高い都道府県です。
買い物や観光など人が集まるスポットが多数あります。
そんな宮城県の年収事情についてご紹介します。
就職や転職を検討している人はぜひ参考にしてください。
宮城県の年収ランキング一覧は
1位:じもとホールディングス(平均年収:約1054万円)
2位:東北電力(平均年収:約757万円)
3位:ユアテック(平均年収:約699万円)
4位:七十七銀行(平均年収:約697万円)
5位:フィデアホールディングス(平均年収:約651万円)
このようなランキングとなりました。
一部非公開の企業もあるので参考までにご覧ください。
宮城県の平均年収の中央値は?
宮城県はなんと全国18位と東北の中で高い水準を保っています。
その額は、463万円です。
上位には首都圏や関西圏など人口が多い場所がランクインしていますが、さすが東北の玄関口の宮城県です。
世界各国とビジネスをしている影響が多く出ていることがわかるでしょう。
東北の中でも突出している宮城県はこれからも年収の中央値が高くなると予想されています。
宮城県の平均年収 30代
宮城県の30代平均年収は410万円です。
また、男女の差は120万円ほどあります。
年収が多いのがタバコや飲料の製造業です。
商業施設や観光客が多いこともあり多く工場があります。
さらには、貿易の窓口としても重要な役割を担っているからこそ、グローバルに展開している飲料メーカーの工場があることも大きな影響を及ぼしているでしょう。
地方ならでは自然豊かな環境だからこそ建設業も高い年収です。
地域密着した企業が力をつけていることがわかるでしょう。
宮城県の平均年収 40代
宮城県の40代の平均年収は420万円です。
男女の差は200万円となっています。
この年代になると男性のほとんどが出世しているためこのような男女の格差が生まれていると思われます。
産業別に見てみると建設業と飲料製造業の年収が突出しています。
年功序列である程度役職がついているため、このような結果となりました。
会社の中枢を担う人々が多くいるため高水準になっています。
宮城県で年収1000万を超える人の割合は
宮城県で年収1000万円を超える割合は約12%です。
市区町村でいうと富谷市が約10%と高い割合で誇っています。
仙台市と隣接しているだけに多くの事業が盛んに行われています。
仙台市内とは違い物価の上昇が少ないことで多くの人が移転しています。
若い世代などに人気の地域となっていることもあり、新しい社会を築いています。
宮城県の年収は低い?
全国平均からすると決して高いとは言えません。
東京など首都圏に比べると年収は低くなります。
当然ながら物価の違いなどがありますのでこのような結果で仕方がないと思います。
しかしながら、東北の中ではダントツで高い年収を誇っています。
その観点から年収を判断すると高いと言ってもいいのではないでしょうか。
東北の経済を回していると言っても過言ではありません。
グローバル化を目指している日本にとっては、貿易の玄関口の宮城は非常に重要な県となるでしょう。
宮城県で年収1000万を狙える職業は
銀行で昇格を狙うことや貿易会社に勤めてオペレーションなどマネジメント職に就くことで年収1000万円を狙えます。
地方銀行は経営に苦しいとされていますが、実態はどうでしょうか。
高齢化社会になっている宮城県で地方銀行の重要性は高いです。
首都圏とは違いインフラやサービスがいまだに整っていないからこそ、地方銀行でしっかりと勤めることで年収を上げることができます。
もう一つでもある貿易会社は今後伸びると予測できます。
インターネットの活躍など著しいため、貿易がこれまで以上に盛んに行われるでしょう。
日本にとって円安なども大きな影響を受けることになりますが、メリットが出てくる貿易会社に勤めることで年収が高くなるでしょう。
宮城県で年収700万を狙える職業は
電力会社で勤務することをおすすめします。
東北電力はその名の通り、東北では主力の事業者です。
大手ということもあり、比較的年収は高くなります。
電力は将来的に見ても必要不可欠であり、将来も安泰できます。
就職や転職を検討している人はぜひ候補の一つに入れるといいでしょう。
宮城県で年収600万を狙える職業は
ざっくりと製造業です。
飲料・タバコ・自動車など工場がたくさんあります。
特に、大手の工場が宮城にありますので働きやすさも年収も高くなります。
自動車でいうとトヨタ自動車なんかも工場を持っています。
日本の得意産業の自動車産業に勤めることでより高い年収を期待できます。
宮城県で年収500万を狙える職業は
建設業で職人として働くことで年収500万円を狙えます。
建設業で大工などは儲からないと思っている人もいますが、このご時世は人手不足です。
そのため、年収を上げてでも人を獲得している企業もあります。
また、大手建設業になると技術力などが高いため、幅広い事業に携わっている可能性があります。
最近では、リモートワークやワーケーションなどといった言った地方で仕事をする人が増えています。
そういった人の需要もあり多くの仕事を受けています。
宮城県の高卒の年収は
宮城県の高卒の平均初任給額ですが、男性でおよそ15万円~16万円、女性でおよそ14万円~15万円というデータがあります。
男女合わせた平均額はおよそ16万4100円です。
2019年の調査結果によると、47都道府県のうち宮城県は27位にランクインしていました。
1位はやはり東京でおよそ17万8000円、2位は大阪でおよそ17万6000円、3位は神奈川県で17万5600円でした。
宮城県は東北6県中、高卒初任給の平均額が1番高く、逆に一番低い額だったのは秋田県です。
47都道府県での最下位は沖縄県で、およそ14万5200円となっていました。
1位と47位を比較するとおよそ3万円近くの差があることがわかります。
ちなみに全国平均額はおよそ16万7400円です。
宮城県の大卒の年収は
宮城県の大卒の平均年収額ですが、男性でおよそ19万円~20万円、女性で18万円~19万円というデータがあります。
男女合わせての平均額はおよそ20万円です。
47都道府県のランキングでは宮城県は8位にランクインしています。
ここでも1位は東京で平均初任給額はおよそ22万円、2位は千葉県でおよそ21万1700円、3位が神奈川県でおよそ21万800円という調査結果があります。
このランキングでの最下位も沖縄県で、およそ17万5000円という平均初任給額が出ています。
ちなみに全国平均額はおよそ21万円です。
宮城県の公務員の年収は
宮城県の地方公務員の年収額は平均で、およそ679万円のようです。
2021年度では、全国の公務員の平均年収より宮城県の平均年収の方が30万円近く上回っています。
この平均年収の数字は公務員という仕事の中でも、一般行政職員の収入を基にデータ化されています。
警察官や学校施設等で働いている教育公務員などは別になります。
宮城県は東北地方の県ですが、全国的に見てもそこまで低い位置にいません。
宮城県の消防士の年収は
2021年の情報によると、消防士の全国平均年収額はおよそ625万円となっています。
宮城県では、大卒205,600円、短大卒187,700円、高校卒171,100円と初任給が設定されています。
この情報を基に考えると、大卒であれば貰える年収額も多くなります。
勤務年数が長くなれば階級も上がり、諸手当のほか役職手当などもつくでしょう。
ちなみに宮城県の消防士の退職金ですが、60歳の定年退職でおよそ2228万円となっています。
宮城県の高校教員の年収は
宮城県の高校教師の平均年収は、およそ672万円となっています。
月収にするとおよそ43万円、平均賞与額はおよそ155万円です。
全国の平均年収額がおよそ661万円なので、宮城県の高校教師の年収は平均を上回っていることになります。
平成22年度と28年度は宮城県が全国平均を上回っていて、それ以外の23年~27年においては全国平均額の方が高いデータがあります。
宮城県の小学校教員の年収は
小学校教員の平均年収は、およそ616万円となっていて、そのうちの男性教諭の平均年収がおよそ657万円、女性教員の平均年収はおよそ590万円というデータがあります。
宮城県内の小学校教員の平均年収はおよそ642万円でした。
47都道府県のランキングでは21位にランクインしています。
ちなみに、1位は秋田県でおよそ711万円、2位は岩手県でおよそ698万円です。
逆に47位の最下位は大阪でおよそ564万円、そして46位が東京でおよそ576万円でした。
小学校教員の年収だけで見ると、以外にも都市部が下位で地方が上位という結果になりました。
要因としては、小学校教員の年収額は勤続年数と関係するようで、地方ほど平均勤続年数が高いということです。
宮城県の看護師の年収は
宮城県の看護師の年収額は、およそ373万円となっています。
全国平均額はおよそ411万円なので、宮城県の方が40万円近く低い印象です。
施設形態別で年収額を見ると、やはり病院勤務の年収額が一番高く、次いで訪問看護となっています。
病院勤務の年収は金額にしておよそ392万円です。
その中でも400万円を超える診療科は、救命救急科、外科、糖尿病内科、放射線科、リハビリテーション科などです。
宮城県の薬剤師の年収は
宮城県の薬剤師の平均年収ですが、およそ564万円というデータがあります。
47都道府県でのランキングでは28位に位置しています。
1位は山口県でおよそ667万円、宮城県より100万円近く多い年収額です。
最下位は山形県でおよそ477万円でした。
年収が500万円に届いていないのは山形県と宮崎県の2つの県のみです。
ランキングの1位~16位までは600万円台で、17位~45位までは500万円台という調査結果でした。
ちなみに、全国平均額はおよそ580万円となっています。
世界各国と東北を繋げる窓口は成長し続けている
宮城県は東北の中では年収が高い地域です。
世界各国との窓口であり、グローバルとしても知名度が上がっています。
商業や観光にも力を入れていることで若い人が集まっています。
移住の需要も高まっている宮城だからこそ、今後年収もアップしていくでしょう。
就職や転職を検討している人はぜひ参考にしてください。