日本の東北にあり、東北4大まつりでさんさ祭りが有名な岩手県。
さらには、日本三大鍾乳洞の一つの「龍泉洞」も有名な県です。
スポーツや芸能など多くの著名人がいることから注目が集まっています。
今回は、岩手県の年収について年齢別や職業別に分けてご紹介いたします。
転職や就職を検討している方はぜひご参考ください。
岩手県の年収ランキング一覧は
本社が岩手県にある企業で売上高が多かった企業をご紹介します。
一部公開されていない情報もあるため順位が変更する場合ございます。
なお、公式ホームページで非公開としている企業は対象外としています。
1位:薬王堂ホールディングス
2位:株式会社岩手銀行
3位:株式会社北日本銀行
4位:川徳
5位:カガヤ
東北を中心にドラックストアを運営している薬王堂ホールディングスが1位です。
医薬品だけではなく、化粧品や食品や日用消耗品まで販売している地域密着型です。
医薬品を販売するため、営業や薬剤師さんの雇用で年収が高くなっていると推測されます。
岩手県の平均年収の中央値は?
岩手県の年収中央値は391万円です。(令和1年データ)
この数値は全国41位と決して高くはない水準です。
東北の中でも低い方です。
最近は、東北新幹線などの開通があり景気が上向きですが、それまでは岩手県には産業がほとんどないと言われていました。
それを示すようにここ10年で平均年収が20万円ほど上昇しています。
岩手県の平均年収 30代
岩手県の30代平均年収は348万円です。
男女を比較してみると、100万円ほどの差があります。
男性388万円で女性は284万円です。
大きな理由として、建設業などがメイン産業になっているためどうしても男性の年収が高くなります。
女性が多く勤める小売やアパレルなどは規模が小さいため、低い年収になっているのでしょう。
ただ、最近ではトヨタ自動車や富士通などの企業誘致に成功している影響もあり、生産業が伸びています。
今後、このような産業が主力になれば30代など若い世代の収入が上がると予測されています。
岩手県の平均年収 40代
岩手県の40代の平均年収は404万円です。
男女比を比較すると30代と変わらないほどの差があります。
男女共にキャリアを積んでいることもあり、大きな差が生じていないと考えられます。
産業別に見ると、製造業が438万円と伸びています。
これは、行政による企業誘致の影響があるでしょう。
各企業の部長やマネジメント職が岩手県の年収を牽引していると推測されます。
その次は、建設業です。
建設業の人口が多いからこそ、この数値になっています。
また、岩手が苦手としている繊維工業については200万円と他の業界よりも遅れています。
需要がないことや企業が少ないことで収入が低くなっています。
岩手県で年収1000万を超える人の割合は
岩手県の年収で1000万円を超える割は7%です。(2018年 経産省発表 住宅・土地統計調査参照)
全国平均も7%ですので同じ割合となっています。
その一方では、年収300万円未満の割合も全国平均よりも高く岩手県の平均年収が低くなっています。
15歳~64歳の人口も減少しているのでなかなか年収1000万円を超えることが難しくなっています。
2018年のデータを参照にしているため、現時点では割合は増加していると推測しています。
その理由は、上記でも記載した企業誘致です。
行政の並々ならぬ努力の影響もあり、大手企業が工場や会社を移転させています。
そのため、雇用が生まれ収入が上がってきています。
岩手県の年収は低い?
年収の中央値を見てもわかるように決して高いとは言い難いです。
全国で41位と年収は低いです。
繊維工業やアパレル産業が衰えているため、全体の数値を下げていると推測しています。
この産業に関しては誘致できておらず、大手企業がありません。
将来的に見るとアパレルや繊維産業は将来が暗いと言われている産業です。
それを見越して、自動車産業やIT企業の誘致を勧めていたのでしょうか。
ある意味計算されて誘致した結果、今後の年収は大いに上がると考えています。
岩手県で年収1000万を狙える職業は
IT関連事業に努めることかエンジニアになることです。
エンジニアとなれば高収入を見込めますが、これは都内だけでなく岩手県でも同じです。
岩手県は特にIT企業を誘致していますのでエンジニアなどを多く求めています。
新卒でも高い年収であり、数年働くことでマネジメントかつエンジニアとして年収が1000万円超えるようになるでしょう。
成長が激しいIT業界はおすすめな職業です。
岩手県で年収700万を狙える職業は
営業職は多いに活躍できます。
特に岩手県は車社会になっていますので、自動車販売会社に勤務すると年収700万円は狙えるでしょう。
注目度が高い事業として中古販売があります。
販売かつ買取りをしてる企業になるとチャンスは拡大します。
高齢化社会になっている岩手でも車を手放す傾向があります。
買取実績を営業で上げていくと年収もアップします。
自動車販売だけにこだわらず住宅メーカーなどでも同じようなことが言えます。
販売数を上げると見合った年収を得られるでしょう。
岩手県で年収600万を狙える職業は
自動車産業に加えて半導体や医療機器産業の振興にも力を入れているため、高収入が見込まれます。
促進協会などホームページなども作成し、県として強化された職種です。
日本が得意としている自動車や半導体は、世界でも認められていますので活躍の場が広がります。
そのため、年収を高く狙えます。
岩手県で年収500万を狙える職業は
大手企業に努めると年収500万円はいくでしょう。
近年は、企業誘致で選択肢が広がっていますが、競争率が高めです。
だからこそ、昔から岩手県が得意としていた第一産業で働くといいでしょう。
林業や水産業も盛んな地域です。
そのような職種だと年収500万円を狙えるでしょう。
岩手県の高卒の初任給は
岩手県の高卒の初任給ですが、平均でおよそ15万円となっています。
厚生労働省のデータを基に岩手県全体の平均年収を計算すると、およそ391万円です。
この平均年収額は47都道府県のうち41位とかなり低い位置にランクインしています。
ちなみに、東京都の高卒の初任給の平均額はおよそ17万8000円です。
地方と都市部ではやはり差がありますね。
岩手県の大卒の初任給は
岩手県の大卒の初任給の平均額は、およそ19万3000円となっています。
全国平均額はおよそ22万円、大学院卒での初任給ではおよそ25万円のようです。
大卒での初任給が20万円を超えるところが多い中、岩手県は20万円を下回る結果というデータでした。
岩手県の公務員の年収は
公務員といっても様々な職種がありますが、今回は岩手県庁に勤める職員を例に見ていきます。
岩手県庁に勤める職員の平均年収ですが、およそ565万円というデータが出ています。
その内のボーナスが平均でおよそ148万円となっているようです。
2006年ではおよそ633万円でしたが、毎年少しづつ減り続け2022年には570万円を下回ってしまいました。
岩手県の高校教師の年収は
高校教師の全国平均年収額ですが、およそ661万円となっています。
それに対して岩手県の高校教師の平均年収額は、およそ486万円と100万円以上も低いです。
月収にしておよそ32万円、全国平均月収ではおよそ42万円とここでも10万円ほどの差があります。
岩手県の小学校教員の年収は
小中学校教諭の平均月収ランキングのデータを参考にすると、岩手県は47都道府県中、堂々の3位にランクインしています。
1位は東京、2位は福島、3位が岩手となっています。
岩手の平均月収がおよそ40万円、東京はおよそ41万円です。
年収に換算すると岩手県の小学校教員の平均年収はおよそ480万円ということになります。
岩手県の看護師の年収は
看護師の全国平均年収がおよそ411万円というデータが出ています。
岩手県のみの看護師平均年収は、およそ380万円です。
診療科別で見ると、形成外科や心療内科、精神科、眼科、耳鼻咽喉科など年収400万円を超える科も複数あります。
まとめ
岩手県は、行政が改革を行って産業を強化しました。
東北だから様々な産業で苦戦していましたが、近年は産業発展スピードも凄まじいものです。
比較的高年収を見込める企業が岩手県内にあります。
就職や転職の選択肢も増え、高年収を見込める地域となりました。ぜひ、上記を参考して岩手県内で働いてみましょう。