私は異業種からペースメーカーの営業に中途採用され、6年間営業として働いていました。
医療機器の営業にも色々ありますが、循環器という一番大事な臓器である『心臓』に関する製品を扱うのでトップクラスの待遇とやりがいがあると思います。
医療機器の営業として高収入を得たいという人は、この記事を読んでもらえれば
・トップ営業マンの収入
・中途採用、面接のポイント
・ノルマややりがい
・後はモテるか
と疑問に思っている事が解消されると思います。
是非最後まで読んで下さいね!
医療機器(ペースメーカー)の営業の給料や年収はいくら?
これが正直一番気になりますよね。
私は6年間この領域にいましたので、酸いも甘いも経験していますから正直にぶっちゃけます。
まず非常にシビアな領域の製品なので、社内の試験に受からないと現場に出る事ができません。
現場に出られるかどうかで給料体系が変わってくるところが多いともいます。
私が所属していた企業は、これで大きく給料が変わりました。
未経験から中途入社した場合の話をすると、私が入社した年齢27歳での給料は固定給で年収520万円程度+インセンティブといった感じです。
どこの企業も役職があり、セールスレップ<セールスレップII<セールスレップIII(シニアセールス)という感じで、上がっていきます。
未経験で入社した場合、最初はセールスレップから始まります。
IIとIIIには社内試験に合格しないとなれません。
ちなみにIIIは致死性のある不整脈に対する商品の知識や、医師への情報提供ができる事が条件になっている事が多く責任重大です。
この領域になると変な事したら患者様が死にます。マジで。
また、人によって違ってくるので一概に言えませんが、およその給料について説明すると
セールスレップ:年収520万円くらい+インセンティブ
セールスレップII:年収550-600万円くらい+インセンティブ
セールスレップIII:年収600-700万円くらい+インセンティブ
といった感じでしょうか。
セールスレップIIやIIIになるとインセンティブの割合がかなり大きくなります。
IIIで成績が良ければインセンティブだけで500-600万円貰える場合もあります。
一例を出すと、毎年抜群の成績を出しているレジェンド営業マンの年収は自分で確定申告をしないといけないと言っていたので、2000万円を超えています。
平均して高収入なので、みんな派手で高価な時計やブランド物を身につけた人が多いです。
そんな世界です。
医療機器(ペースメーカー)の営業に中途採用はある?
私自身、中途採用から入社しましたので中途採用はあり得ます。
また意外に思われるかもしれませんが、既に入社している人物からの推薦という形で入社しているケースもあります。
この記事を読んでくれているあなたにこの分野で働く友人や知人がいれば、頼んでみても良いかもしれません。
ただ求められる事は非常に高度なので、面接に行く際は覚悟して行ってください。
医療機器(ペースメーカー)の営業はずばりモテる?
ハッキリ言うとモテます!
まず、医療機関の看護師と接することも多いので、ちゃんと接する事ができれば非常に頼りにされます。
若い看護師の方も多く、ペースメーカーの専門知識もない事が多いので会話することも増えます。
そうなれば十分ワンチャンありますね。
後、飲みに行った時や合コンに行った時も「医師の手術のサポートをしている」と言うと「凄い!」ってなりますので、圧倒的に他のメンバーより優位に立てますね。
個人的には大手商社マンにも引けを取らないと思いますよ。
だって2000万位稼いでいる人もいますので。
医療機器(ペースメーカー)の営業は転勤やノルマがある?
まず医療機器の営業全般に言えることですが、転勤はありますしノルマもあります。
これはどの企業に勤めていても変わらないと思います。
ペースメーカーの営業のノルマは尋常じゃなく厳しいです。
まあペースメーカーを取り扱っているのが全て外資系なので、当然と言えば当然ですが。
転勤に関しては他の医療機器の企業に比べると少ないと思います。
やっぱり医師と関係を築くまで、かなり時間がかかりますので、頻繁に転勤するという事はありません。
医療機器の営業マンのきつさや辞めたくなる理由に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご確認下さい。
🔗医療機器の営業はきつい?資格や営業のコツ、辞めたい理由を元営業マンが暴露!
医療機器(ペースメーカー)の営業のやりがいとは
個人的には他の企業や業種では味わえないやりがいがあると思っています。
ペースメーカーを入れる前と入れた後で、患者様が格段に元気になる姿を見る事ができるからです。
入れる前は歩くたびに息切れして歩けなかった方が、入れることでちゃんと生活できるようになり、活き活きと生活している姿を見ると本当に泣けてきます。
また、直に患者様と話をしたり機械がちゃんと動いているかチェックしたりしますので、やりがいを直に感じ取れると思います。
これは他の業種では味わえないやりがいです。
医療機器の営業の仕事の将来性について
次に医療機器の営業の将来性について話をします。
日本は今や高齢化社会で65歳以上の割合が7%を超えている状況にあります。
高齢化社会は今後ますます進み、医療費は確実に今以上に高騰していく事でしょう。
そんな中で医療機器の需要も今後は増加し、医療機器の売り上げは今後も増えていくと予想されています。
特にペースメーカーや血糖測定器など、個人に対して使用される機器は高齢者がどんどん増えてきますので、より需要が高まっていきます。
医療機器を正確に使うこと、正常な動作がされているか確認することなどは医師や看護師ではできない事が多く、医療機器メーカーが対応しなければいけません。
例えば、ペースメーカーの営業は手術のたびに手術室の前で待機し、医師から意見を求められたらその場で対応しています。
そのため今後も専門知識を持つ医療機器の営業は医師や看護師からも求められており、医療機器の需要が高まる傾向にあるため、将来性はある仕事だと思います。
医療機器(ペースメーカー)の営業の志望動機の書き方や面接のポイント
採用の時に一番重要視しているのが「なぜこの業界を選んだか」です。
そのため今までの経歴に加え、志望動機をどう書くかが非常に重要です。
今までの経歴から今回応募に至るまで一貫性があるか、これがめちゃくちゃ見られます。
私の場合、「祖母がペースメーカーを入れていたのですが、入れる前は本当にしんどそうでした。その経験から患者様のためにしっかりと医師に情報を提供したいと思い志望しました」みたいな事を書きました。
患者様のためになりたいと思うことは必須要素です。
そして面接が一番厳しい。
面接ではひたすら深掘りされ、今まで売ったことも見た事もない商品をあなたならどう売りますか?みたいな対策不可能な質問が来ます。
この仕事で一番大事なのは臨機応変に対応できる『対応力』なので、その力があるかどうか面接の時に見られている訳です。
対策不可能な質問が来ても慌てず、冷静に対応しないといけません。
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
いかがでしたか?
イメージ通りでしたか?
ペースメーカーの営業の給料は他の医療機器の営業と比べて比較にならないほど高いです。
その分、ノルマは厳しく日々勉強する必要があります。勉強が嫌いという人は絶対に生き残っていけません。
また役職が上がるにつれて給料が上がる仕組みが取れられている事が多く、その都度実施される社内試験に受かることで役職が上がっていきます。
この社内試験も超レベルの高い事が求められるので、準備が大変です。
ただ一度一通りの事が出来るようになり、医師とちゃんとコミュニケーションが取れるようになれば、ほとんどルーチンワークになり、患者様のためになれるやりがいもあります。
そして、モテます。
中途からの採用は敷居が高いですが、挑戦する価値は大きいと思います。
この業界に入りたいと思っている人は、是非チャレンジしてみて下さい!