柔道整復師の1日の流れ
朝、出勤後掃除、洗濯、今日来る予定の患者さんのカルテを出し、全員での朝礼会議を行います。
午前勤務開始、午前中では大体一人7~8人ほどの患者さんを施術します。
主な施術内容はマッサージ、整体、ストレッチなどの手を使った内容でそれ以外にも子供を連れてきた患者さんの子守や会計、電話対応、月に1度行われる社内監査のための準備を行います。
昼休憩は店舗によりますが3時間ほど12時~15時まであるけれど午後の診療が始まる30分前には掃除を行います。
午後の診療は12~15人ほど施術を行います。
診療時間終了後に洗濯、レジ締め、日報を行い一日の業務が終了します。
柔道整復師のメリットデメリット
メリット
昼休みが長めに設定がされているため昼ご飯を食べた後に寝る時間を確保できます。
店舗によって異なりますが従業員同士で体のケアを行うことができるため、まず怪我をしにくくなります。
基本的に早い段階で患者さんの施術に入ることができるので基本的な技術の習得は早い段階で行うことができます。
デメリット
拘束時間が12時間は回ります。
そのため基本的には家には寝に帰る場所になってしまいます(店舗や自宅の場所によってはもっと長くなることもあります)
自費メニューを主に推進して売り上げを立てるので、「人を救いたい」という志できた人は基本的に自分のイメージとのギャップに悩まされることも多いです。
保健の取り扱いが厳しくなってきているので患者さんと保険会社の板挟み状態に最近はなりやすいです。
柔道整復師の給料とは
月収は総支給28万、そこから健康保険、厚生年金、雇用保険料、所得税、住民税、調整控除を引いて手取り22万円(そこから交通費が引かれるため実質20万円、月によっては白衣が支給品ではなく自腹での決済になるので下がることもあります)
年収は約336万、ボーナスは春と秋に支給されますが、会社の業績によって変動があります。
春のほうが高いです。
個人に配られる評価シートの評価ポイント×ポイント単価によってその時のボーナスは変わるため上司との相性も重要になってきます。
退職金はありません。
柔道整復師に向いている人向いていない人
向いている人
接骨院での強みは患者さんに対して手を使って施術することができるところです。
なので、患者さんに直接触れていやしたい人は特に向いています。
接客業に慣れている人だったり、お喋りをすることが得意な人は向いている可能性があります。
また、自費治療を推進して売り上げを立てていくやりかたではあるので、人にどうやって声掛けをしたらど納得してお金を出していただけるか、ということろを研究したりとか考えたりとかする人が向いています。
向いてない人
人に触れることに慣れてない人だったりとか、喋ることが苦手な人をどうしても距離が近い分、心の通じ合った治療が必要ではあるので、そこが苦手な人は向いていない可能性があります。
どうしてもお金を使って治療してもらうことが多いので、自分の技術に対してお金を出していただくことに抵抗がある人は向いていない可能性があると思われます。
それが原因で心を病んでしまう人など見てきました。
柔道整復師のやりがいと将来性
やりがいとしては、「良くなった。嬉しかった。ありがとう」という言葉をもらうと特にやりがいを感じることができます。
自分自身の手で問診から治療からその他のストレッチ、整体施術などの成立まで行うことができるので、自分の手で治っていく感覚っていうのを感じることができます。
まさに手に職をつけるという事を味わうことができます。
将来性については、個人売上ありきの世界ではあるので、結果を出せれば結果を出した分だけ昇進が早いです。
年功序列ではなく、結果を出してある人間から上に上がる構造で、複数の店舗がある会社であれば院長、そこからマネージャーといった役職をどんどん上げることができます。
それ以外にも自分自身の施術の技術を高め、その技術に特化した人間になることもできます。
柔道整復師の給料明細とは