自分の得意な英語を活かして英語教師になりたいと思う人はたくさんいます。
「好きなことを活かせるのはいいけれど、はたして十分な給料をもらえるのだろうか?」
そんな心配をする人がいるかもしれません。
英語教師の口コミや評判も気になりますよね。
そこで、経験者である私が英語教師の給料や口コミ、評判、そして教員採用試験を突破するためのコツもお教え致しましょう。
英語教師の給料や年収はどれくらい?
中学英語教員全体の平均年収は676万~700万円です。
高校英語教員の平均年収は約700万円です。
初任給は1か月20万円ぐらいで、年収340万~360万円となり、民間の大卒サラリーマンと大差はありません。
特別高給ではありませんが、仕事が安定しているという点で安心感があります。
英語教師の給料は安い?
英語教師の給料は特に安いということはありません。
ただしクラブ活動の指導をしても特別な手当てがつかないという点では安い給料とも言えるでしょう。
尋常な働き方なら、給料は普通と考えて良いと思います。
英語教師の給料明細は
最近の例で、高校英語教師1年目の給料をご紹介します。
給料月額は約22万円
地域手当、義務教育特別手当、特殊勤務手当の合計が約24000円
控除としては所得税、厚生年金、健康保険料の合計が約40000円となります。
大体の手取り給料は約204000円となります。
英語教師の給料アップの秘訣は
英語教師の給料はあらかじめ決められていて、定期昇給以外には特別な給料アップはありません。
ですが、体調を崩して長期の休職をするようだと昇給にも差支えが出ますから、健康で質の高い授業を続けることは大切です。
授業が上手くいかない、生徒指導に問題があって、精神的な病気になる人もいないわけではありません。
気を付けたいですね。
英語教師の口コミや評判について
英語は中学校で初めて習うわけですから教える内容は難しくありません。
また言葉ですから、単語と文法を覚えることが出来れば誰でも習得することができる科目です。
英語教師の仕事は、いかに言葉を覚えるという作業を、興味を持って続けることができるようにするかがポイントですね。
英語教師の仕事は難しいというより工夫が必要と言えます。
自分が英語好きで熱意をもってその楽しさを伝えることができれば生徒もついてきてくれます。
良い先生と言われる人はたいてい英語が好きで熱心に教えることができる人ですね。
英語教師のきつさや辞めたくなる理由に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご確認下さい。
英語教師の志望動機の書き方や面接のポイントとは
英語教師になるためには教員採用試験を受けて合格する必要があります。
ポイントとなる学科試験と志望動機の書き方、面接のコツは次のようになります。
学科試験
学科試験は英語の実力を試すものですから、それまでの勉強を最大限に活かして合格点に達することを目指しましょう。
この点については日々の勉強の積み重ねですから裏技はありません。
志望動機
志望動機についてはじっくり考えて、自分の目指す教師像を分かりやすく自分の言葉で書くのがコツですね。
一例としては次のようなものが考えられます。
・今後ますます必要となる英語を若い生徒たちに教えて将来有望な国際人に育てたい。
・生徒たちに基礎学力をつけさせ、将来十分に働ける青年になるように指導したい。
・青年たちが希望を持って働くためには基礎的な勉強が不可欠ですが、その一環として英語をしっかり教えたい。
面接試験
面接試験には一対一の面接、グループ面接、英語面接などがあります。
いずれもどんな教師になりたいか、どんなことが得意か、自分の出身の町や学校の紹介をしてくださいといったことが話題になります。
ちょっと意地悪なところでは英語以外に担当することのできる科目はありますかなどという質問もあります。
一対一の面接では面接官の言うことだけ注意して聞き、正直に答えればいいわけですが、グループ面接では、ほかの人の発言についてどう思うかと聞かれることもあるので、他の人のことだと思っていい加減に聞いておくことは禁物です。
英語面接でも聞かれる内容は同じようなことですが、ゆっくりでもいいので、正確な英語で答えることが大事です。
あらかじめこんなことを話そうと考えておくのがいいですね。
その際には紙に書いて原稿を作ると原稿なしでは話せなくなるので、必要な単語だけピックアップしておいて、レコーダーに向かって英語を話す練習をするのが有効です。
面接は誰でも緊張するものです。
うまく答えようとするとどうしてもぎこちなくなってしまいます。
ですから正直に答えるのがいいですね。
私は高校英語教師の試験を受けたのに、「ことによったら小学校に回ってもらうこともあり得ますが、小学校でも教えられますか。」と聞かれて非常に困りました。
「できない。」と言えば即不合格になるかもしれないですよね。
そこで冷や汗いっぱいに「できないことはないと思いますが、それでは子どもたちがかわいそうです。」と答えました。
これが正解であったかどうかは疑問ですが、結果は合格でした。
英語教師の給料はまずまずです
大卒の給料としては平均的です。
残業代のようなものが付かないのは難点ですが、安定した仕事と言えます。
教員採用試験では学科試験に合格することと、面接では青年を育てたいという気持ちを素直に表現しましょう。
英語の面接もありますから、英語で自分の志望動機や身の回りの話題を英語で言えるようにしておくことが大切です。
英語教師を目指す人がみな希望通りの教職に就けることを期待しています。