化粧品担当と聞くとどんなイメージを持ちますか?
キラキラ華やか、美人でないとなれない?楽しそう?ノルマありそう?
などなど色々なイメージがあるかと思います。
この記事ではそんな化粧品担当の裏側をお伝えします!
仕事内容、化粧品担当になる方法、向いている人、メリットデメリットなどを化粧品担当が体験談を交えながら解説していきます。
化粧品担当に興味がある、街で見かける化粧品担当ってどんな仕事?という方必見です!
化粧品担当の仕事内容や1日の流れ
まず化粧品担当の仕事内容をご説明します。
主な業務はやはり接客・販売です。
お客様一人一人に合うスキンケア、メイク用品を見つけて売り上げをつくるお仕事です。
ただ説明して販売するのではなく、実際にお客様のお顔にスキンケア、メイクをしながら販売をしていきます。
販売話術に加えて、メイク技術が必要なのですよね。
ここが普通の販売業とは違うポイントになります。
これだけ聞くと「楽しそう!」と化粧品が好きな女性からは、わりと憧れられる仕事なのですが実際どうでしょう。
分かりやすく私の経験から化粧品担当の1日の流れを説明していきます!
9:00 出社
スタートは販売ではなく掃除、品出しから始まります。
綺麗になるためにお客様は来店してくるので、汚い売り場は絶対NGです。
また売るものがなければ始まらないので、その日に来る納品物を品出しします。
10:00 販売・接客
お店の開店とともに販売タイムのスタートです!
しかし化粧品は高単価品。
さらに見た目だけでは中身の特徴や効果などははっきり分かりません。
そして当たり前ですがよく分からない高い商品はフリーでぱっと売れるものではないのですよね…。
そこで私たちの力が必要となってきます。
来店して下さったお客様に商品の説明、肌状態やお悩みのチェックしつつ実際に化粧品をお顔で体感して頂きながら販売していきます。
他にも目の前を通るお客様にサンプルやチラシを配って集客活動も。
13:00 休憩
14:00 午後の販売再開!
午前中は年配のお客様が多いですが、夕方に向けて仕事帰りのOLさんが急増!
流行りや美容に敏感な方が多いので接客にも熱が入ります。
17:00 発注、在庫出し
売れた商品の補充、発注をしつつ売り場メンテナンスをします。
18:00 お疲れさまでした! 帰宅
いかがでしょうか?これが主な1日の流れです。
ただカウンターに立って化粧品を売るだけではないのですよね。
とにかく化粧品を知ってもらう!来店してもらう!体感してもらう!ために動くことが基本です。
スーパーなどのように頻繁に利用するものではないので、来てくださったお客様を逃さない、リピーターになって頂くこともポイントだったりします。
化粧品担当に必要な資格や求められるスキルとは
化粧品担当になるために必須な資格というものは私の職場ではありませんでした。
実は大学生のアルバイトも多いです。
ただ私の勤めていたところでは、社内の化粧品担当テスト(肌の仕組み・自社商品に関する筆記とメイクスキンケア、接客のデモンストレーション)に合格しなければ化粧品担当として認められないという制度がありました。
会社によっては、始めにみっちり研修から始まり、研修を終えてから店舗配属なんてところもあるようです。
求められるスキルはやはりメイク技術。
ただ自分の顔と人の顔にメイクするのはほぼ別物。
難易度が違いすぎます。
なので始めは自分の顔にはメイクできる、化粧品が好き程度の技術で問題ないでしょう。
また、メイクができるだけでは商品を説明できず、販売に繋がらないのでコミュニケーション力や説明能力、他にもお客様の心に寄り添えるかなどのトーク技術も求められます。
これらの技術は研修や実践などで徐々に習得できるので焦って取得する必要なないと思います。
そしてよく聞かれることが【容姿問題】ですよね。
化粧品担当と聞くとモデルのような美人が揃っているイメージを持たれがちですが、はっきり言って実は化粧品担当は美人ばかりではありません…(ごめんなさい)
やはり美人の方が採用率は高い気もしますし、美人が使っているものは効果的に見えます。
しかし、現実問題として美人なだけでは化粧品は売れません。
これは会社も分かっている事なので、とても美人とは言えなくても愛想や愛嬌の良さがあれば化粧品担当に採用されている方がほとんど。
あとは髪型や服装など清潔感があるとより良いですね。
中にはアトピーなど肌不調があっても化粧品担当をしている方もわりといらっしゃいます。
お客様も「肌荒れ?なにそれ?」な美人さんより、同じ悩みを持つ化粧品担当の方が相談しやすかったりするものです。
寄り添ってくれて嬉しいなんて声もあるくらいです。
ちなみに私も美人とは呼べない部類で、お客様に寄り添う姿勢を大切にして乗り越えてきた化粧品担当です。
化粧品担当の仕事はきつい?
化粧品担当の仕事は穏やかそうに見えますが、体力仕事です。
立ちっぱなし、さらにはパンプスやヒール着用のところが多く、脚はパンパン。
そんな状態で重たい納品物を運ぶなどの作業もあります。
さらにはどの会社でも売り上げ目標が決まっており、ガンガン動かないと目標達成が厳しいようです。
必ず達成しなければいけないと言われてはいませんでしたが、達成必須の空気があるところがほとんどではないでしょうか。
想像以上にゆっくりしていられません。
また、始めの研修以外にも、新商品も頻繁に出てくる、接客したお客様を忘れないようにするなど覚えることは尽きません!
慣れ次第なところもありますが、体力と頭を使うので楽ではない仕事と言えます。
キラキラ優雅なイメージをもって入るとギャップでやられてしまう人が多いです。
化粧品担当に向いている人、向いていない人とは
化粧品担当に向いている人はとにかく人と話すことが好きな人、相手の事を思いやれる人です。
お客様と深く関わることができる人ほど販売実績がぐんぐん伸びていきます。
逆に向いていない人は消極的なタイプ。
受け身の姿勢ではお客様を獲得することは難しいです。
他にも、自分の顔にもメイクしたことがない、化粧品に興味がないという完全初心者さんには厳しいかもしれません。
最低限の身だしなみは必要ですし、知識ゼロの状態から興味のないものを覚えることも大変かと思います。
化粧品担当を体験した実際の口コミや評判
ここまで色々と化粧品担当についてお話してきましたが、率直に働いた感想を述べると「やりがいがある」と言えます。
確かに体力が必要ですし、技術も習得しなければなりません。
しかし!経験を重ねるとお客様が綺麗になって輝いていく姿を間近で見ることができます。
「○○さんから化粧品を買いたい」「○○さんのおかげで悩みが改善した」そう言ってお店や商品にではなく、化粧品担当にリピーターが付く事もあります。
このやりがいだけで辛い事も乗り越えられてしまう素敵な職業だと思っています。
周りの化粧品担当もこのやりがいを共通して話していました。
化粧品担当の仕事の給料や年収、面接のポイントなどの情報はこちらの記事で詳しくまとめていますのでぜひご覧ください。
🔗化粧品担当の給料はどれくらい?年収や給料明細、面接のポイントとは!
化粧品担当のストレスや辞めたい理由とは
前項であげたように自分なりのやりがいを見つけられない人は辞めていきます。
ただただ売り上げ目標の圧力にやられてしまうケースがとても多いです。
決して楽な仕事ではないので、商品を売る事、売り上げを気にしているだけでは気持ちが続かないのです。
「化粧品を通してお客様をサポートしたい」そんな気持ちが必要になってきます。
また接客業にクレーム対応は付きもの。
やはり一番のストレスの原因になるかなと思います。
冷静に対応していけば解決できる事がほとんどですが、心をやられてしまうと辞めたいと感じる事が多くなります。
まとめ
化粧品担当の仕事は一見華やかそうに見えるけれど、実際は技術と体力が必要!
慣れるまで大変だけどお客様から良い反応が返ってきた時のやりがいがとても大きい素敵な仕事です。
この仕事に興味を持っている方はぜひ参考にして頂けると嬉しいです!