市役所職員に就職したいけど、給料はどれくらいもらっているの?と疑問をお持ちの方必見!
毎月の給与や昇給について、この記事を読めば分かりますので就職や転職の参考になります。
また、市役所で事務を行っていた時に使用したツールを紹介します。
さらには面接時のポイントも伝授していきますので、「1次試験はパスできたけど、志望動機がまだ書けてない!」と面接対策にお困りの方は役立つこと間違いない内容です。
市役所の事務への転職に必要な資格やパソコンのスキルとは
部署によって求められるスキルは変わってきます。
総合的に言えることは文書の作成はパソコンを使って行うため、ワードとエクセルは最低限使えておいた方がいいでしょう。
また、資料作成のためデータを抽出することやリスト作成も部署によって必要な場合もあるため、特にエクセル機能を知っておくとよいです。
また、税や福祉の部署だと対象者の税情報や住所を確認することができる市で運用しているシステムがあります。
こちらは就職してからはじめて触れるものですので、配属されてから使い方を覚えておけば問題ないですし、書類の作成もそのシステムから打ち出す形になるので慣れこそ必要ですがそこまで複雑ということはありません。
市役所の事務の給料や年収、ボーナスはいくら?
総務省発表の地方公務員の年収データによると、平均年収598,9707円とのこと。
約600万円となり、ボーナス分を控除すると月給の平均は37.5万円となります。
また、大卒で市役所に入った場合の平均初任給は約18万円となり、そこから計算すると定年時の月給は約57万円となります。
あくまでこの金額は平均であるため役職や勤続年数、手当によっても差があります。
受験予定の自治体の給与が知りたい!という場合は、自治体のHPにて給与額が公表されていますのでご確認ください。
市役所の事務の給料は安い?高い?
私の勤務していた市役所では、初任給の基本給額は174,000円で、社会保険料や所得税を引かれると手取りが14万円でした。
一方で厚生労働省の調査によると、大卒社会人の平均給与は226,000円であり、民間企業の方が高い結果となっています。
毎年の昇給や年数が経てば役職があがるため段々と生活のゆとりが出てきますが、20代のうちはお金のやりくりに気を付けなければならない場面が出てきます。
市役所の事務の給料を上げるには
ずばり残業の多い部署への異動希望を出すことです。
市役所職員は定時に帰れると思っている方も多くいらっしゃると思いますが、比較的に早く帰っている部署の多くは窓口業務の方々です。
市役所の組織の部分を担当する財政課や総務課などは残業時間が100時間を超えることもあり、日付が変わっても仕事をすることも珍しくありません。
次の手段として、勤続年数が増えれば昇給されます。
1月もしくは4月に昇給され、平均すると1年間に4号上がり、金額として月8,000円が基本給に上乗せされます。
上がる号数は勤務成績によって変動があり、勤務態度が悪いと1-2号、優秀だと5号上がる場合があります。
役職が上がると、昇給します。
一番位の低い主事からスタートし、主任⇒主査⇒係長⇒課長⇒部長の順にランクアップしていきます。
昇格すると、30,000~50,000円ほど基本給に上乗せされます。
公務員の強みである福利厚生を活かし、要件に該当すれば受けられる手当があります。
具体的なものだと、通勤手当・住居手当・扶養手当などが挙げられます。
市役所の事務(生活保護担当)の仕事内容やきつさに関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
市役所の事務の面接時の服装は?
民間の就活と公務員の就活で大きな差はなく、就活でイメージするようなリクルートスーツで良いです。
市民の方に見られていることを意識し身だしなみに気を付け清潔感のある服装をしましょう。
市役所の事務の志望動機の書き方や例文とは
実際のところ、働き始めて仕事の雰囲気はつかめるものなので、新卒採用の方であれば特別固く答える必要はないかと思います。
人柄を面接官はよく観察しています。
恰好を付けるのではなく、自分らしさを表現し自信を持って面接に臨むよう心がけて下さい。
生まれも育ちもその市であれば、その町の良さをアピールし愛着があることを志望動機に書きましょう。
さらに踏み込むならば、自分はこういう能力があってこういう分野に活かせるというような強みがあると他の志望者と差が付くでしょう。
例えばアルバイトでコンビニ勤務していた経験を活かすのであれば、様々な年齢・性別のお客様の対応をした結果、その人にあった接客をする能力が身に付き、窓口対応の部署でその能力を発揮したい等と記載できます。
市役所の事務の面接で聞かれることやポイントとは
新卒でも転職でも押さえておくポイントは、「どうしてこの市で働きたいのか。」に答えられることです。
市外出身の方であれば面接官が特に気にするところです。
ご自身の出身市にない魅力やこういう点が他の市とは違う等、外から発見できるその市の良さを面接官にアピールしましょう。
また、配属希望の部署についても答えておけるようにしましょう。
希望通りの部署になる可能性は低いですが、面接官は人事課長等の上席の方であるため、どの部署で頑張っていきたいかを表明する場面にもなります。
給与面は高い水準ではないが年数が経てば増える
市役所の給与や賞与は公表されており、その公表値と大きく変わりません。
また、給与の上昇率もほぼ一定であり大幅な減給・ボーナスカットもありません。
公務員が安定していると言われるのはこのためです。
求められる事務スキルは特に高くありません。
配属先で使用するツールの使い方を段々と覚えておけばよいでしょう。
面接ではこの市を選んだ理由について自信を持って答え、自身をあまり取り繕わず自分らしさを出し臨みましょう。