この記事では、本屋でアルバイトとして仕事をしていた私の目線から、本屋さんの仕事内容についてお話していきます。
本が好きな人は特に本に囲まれた環境で働いてみたいと思うのではないでしょうか?
そこで今回は、本屋のアルバイトの仕事はきついのか、必要となる資格はあるのか、その仕事内容や辞めたいと感じたことはあるのか?
などについても触れていきます。
本屋さんの仕事に興味がある人は是非参考にしてみてください。
本屋のバイトの仕事内容や1日の流れ
私がアルバイトしていた本屋さんは、本の他にCDやDVDなども扱っていました。
専門学校時代に2年間働いていて、学校終わりの週3日~5日夕方17時半から閉店まで仕事をしていました。
休日に出勤する場合は、午前中や午後からなど時間帯はマチマチで、閉店前に上がることもありました。
私が出勤する時間帯からの仕事内容や流れはこのようになります。
《主な仕事内容》
・レジ打ち
・本を棚に並べる
・注文を受けた本やCD・DVDの検索・発注
・定期購読している人への本入荷の電話連絡
・個別注文を受けた人への本またはCD・DVD入荷の電話連絡
・折込チラシをレジ袋に入れる
・月刊誌など期限の過ぎた本の返本作業
・マンガ本のシュリンクがけ
・中間レジチェック
・立ち読みなどで乱れた本の整理
・本棚やCD棚などの清掃
・トイレ清掃
・床清掃
・ゴミ捨て
・宣伝用CDやDVDを止める
・レジ締め
などなど、ざっと挙げるとこんな感じです。
この他にも、作業をするにあたって更に細かな作業もありました。
本屋のバイトの仕事に必要な資格や求められるスキルとは
基本的に、本屋でのアルバイトに必要な資格やスキルはありません。
募集条件さえ合えば誰でも働くチャンスはあると思います。
私の場合は、これといって特別本が好きというわけでもありませんでしたが、家から近い場所ということと、その当時にしては他のアルバイトよりも時給が高かったので軽い気持ちで応募しました。
その本屋さんは、大元が全国にある大手の会社が運営している本屋だったので時給が高かったのかもしれませんね。
そして後日面接に行った時、私の他に2人面接を受けに来ていた人がいました。
面接では軽い自己紹介と質疑応答があり、その後2.3枚ある計算テストを受けました。
明らかに3人の中で私が一番遅い…
他2人のペースが早いので、焦る私は余計に答えも間違えていたことでしょう…
しかし、アルバイト採用されたのは私1人でした。
確実に自分が採用されることはないなと思っていたので連絡がきた時はびっくりでしたね。
そんなある時、仕事にも慣れ、店長と何気ない会話をしていた時、面接の時の事を聞きました。
『3人の中で私が一番計算テスト遅かったし間違いとか多かったと思うんですけど…他の2人の方が頭も良さそうだったし何で私が採用されたんですか?』と聞くと、店長は『能力も大事だけど一番大事なのは人柄だから』とその時言われました。
何が言いたいかというと、頭の良さや学歴があっても本屋さんの仕事には重要視されないということですね!
もちろん、学歴や能力があることに越したことはないですが特別な資格やスキルよりも、人柄を重視して面接では見られていたんだなぁと実感しました。
※あくまでも私が働いていた当時の本屋さんではそうでしたが、他の本屋さんは違うかもしれませんのでご注意を。
本屋のバイトの仕事はきつい?
本屋さんでの仕事は常に楽しかったです。
きついと感じたことは一度もなく、逆に時給が良かったのでアルバイトに行く度、今日は幾ら稼いだな~という感覚があって頑張ろうと思う毎日でした。
力仕事というほどではありませんが、返本作業は仕事内容の中では少し力を使うかもしれません。
期限が過ぎた本はメーカーに返却するのですが、その本を一つ一つバーコードスキャンしダンボールに詰めていきます。
多い時はダンボールが数箱になるので、本がびっしり入ってずっしりしたダンボールを移動させるのはとっても重かったですね。
返本する時には、その本に付いていた付録などを外して本だけを返します。
その付録は廃棄となるので、欲しければ貰って帰ることもできました。
本屋のバイトの仕事に向いている人、向いていない人とは
私が当時働いていた時の従業員は、昼間は社員さん、夕方以降はアルバイトという感じでどの人も穏やかで優しい人ばかりでした。
ちょっとオタク気味の無口な人もいましたが、その人も話せば本が好きな事がわかるし冗談も通じる面白い人でしたね。
逆にメイクもバッチリ、ファッションも個性的で奇抜な私服のアルバイトの人もいましたが、見た目からは想像がつかないとっても穏やかで優しい人でした。
辞めてから10年以上経ちますが、今もまだその人はその本屋さんで仕事をしています。
こうして長く続けられる理由も、やっぱり人柄が大事なのかなぁと店長が言っていた事を思い返します。
お客さんの中には強めに物を言ってくる人もいます。
逆に、お小遣いを握りしめて目をキラキラさせながら1冊のマンガ本を毎月買いに来る子もいるのです。
この経験からいうと、どんな人にもどんな場面にも対応できるような人が向いていると言えます。
せっかちな人や短気な人、細かな事務作業や接客が苦手な人は本屋で働くことが向いていない人です。
仕事の向き不向き以前に、向いている人の特徴を持った人は同じ環境で仕事をしている従業員同士の雰囲気が良くなることにも繋がりますよね。
従業員同士の雰囲気はお店の雰囲気にも繋がります。
お互いを思いやりながらの仕事は困った時にも助け合うことが出来ますし、多少のミスやトラブルがあってもめげずに頑張れます。
逆のタイプの人は、何かあればすぐに辞めてしまったりで長続きしないのではと個人的には思います。
本屋のバイトの仕事を体験した実際の口コミや評判
私自身、本屋さんのアルバイトを経験できて良かったなと思っています。
それは本屋さんという仕事を体験できたこと、その中で出会えた人たちとの思い出など様々です。
やはり一番大きいのは、人に恵まれた環境だったということを強く感じます。
困ったときやミスした時などは先輩アルバイトの人がフォローしてくれました。
誰かに一方的に怒られたり、責められたりということは一切なく、分からないことは丁寧に優しく教えて貰えました。
学校に通い、授業が終わった後のアルバイトは正直面倒くさい、だるいから行きたくないな~なんて思うかと想像してましたが、自分の事ながらそんなこと思いもせずでしたね。
やっぱり思いやる心は大事です。
もちろんその他にも大事なことたくさんありますが、辞めたいと思った事はないどころか就職で辞めざるを得ないのが残念でした。
本屋のバイトの時給や給料、服装などについてはこちらの記事で詳しくまとめていますのでぜひご覧ください。
🔗本屋のバイトの時給や給料はいくら?服装は自由?あるある話教えて!
本屋のバイトの仕事のストレスや辞めたい理由とは
何度も繰り返しになってしまいますが、人や環境に恵まれたと感じるので楽しくアルバイト生活を送ることが出来ました。
辞めたいと思った事はありません。
強いてストレスを挙げるとするなら、閉店が22時で締め作業をして22時半に仕事が終われるのですが、帰ってからの遅い時間にごはんを食べるので、それが太る原因とお肌に良くないな~と少々思いました。
まとめ
本屋さんでのアルバイトを私なりの目線でお届けしました。
どの本屋さんもこの記事に書いた通りではないとは思いますが、本屋さんの仕事自体はとても楽しく良い経験ができたと思っています。
本が好きな人は尚更楽しんで仕事ができるのではないでしょうか?
アルバイトとはいえ様々な作業を任されていたので社会勉強にもなりました。
本屋さんで仕事をしたいと考えている人のお役に少しでも立てれば幸いです。