保険代理店営業だから仕事がきついというわけではないとおもいます。
営業の世界はどの分野もそうだと思いますが、業績よければ安泰ですし、悪ければ居づらくなります。
なのでどこの会社も業績を上げるための試作なり、研修なり手をかけ、お金かけてくれます。
会社自体しっかり業績がよい会社は、それなりのやり方があるので、素直に言われた通りにやれば自身の業績も自ずと上がって来るはずです。
実際、そんな簡単にうまく行くなら誰でも一流営業じゃないか?
しかし、そうならないのはそうならないなりの理由があります。
損害保険代理店営業の仕事内容とは
イメージ的には1日走り回っているように思われますし、会社でも一人でも多くの新しい人に会いなさいと言われます。
実際はもちろん多くの人に会うことが大事なのはわかっているので、会うための方法を考えるのですが、初めのミッションは自分の親、兄弟、親戚、知人に会いに行き、自動車保険、生命保険、医療保険等を自分が進める保険に切り替えてもらうことです。
そこから新しいお客様へ紹介へつながればありがたいですが、大体は行くところが無くなっていきます。
そりゃそうですよね、付き合いで入ってくれた人がいなくなれば行くところがなくなるは当然です。
保険代理店営業が続けられるかそうでないのかの別れ道は、正に押売りからの脱却です。
用事もないのに会社回りをしたり、特に保険の話をするのではなく、ただの世間話だけをして帰ることもあります。
そもそもが大した知りもしない人間から保険なんか入りません。
何かお困りのことがあればいつでも聞きますの姿勢でしっかりと今のお客様の抱えている悩みをじっくりと聞き、何か保険でカバーできるものであればそっと提案する。
決して保険のメリットだけ伝え喋りまくるとただの押売りになり保険契約に結びつきません。
損害保険代理店営業の1日の流れとは
午前中 朝礼
営業社員とミーティング、打合せ
午後 新規お客様探し、既存の契約したお客様のフロー等
夕方 アポが取れたお客様との打合せ、契約、商談
電話対応、明日の準備、終わり次第帰宅
会社の構成・組織的な説明をすると、まず、大手損保会社であれば各地域に支社があり、支店長がいて、その回りに正規の営業社員がいて、事務社員がいて、事務パートがいて、最後に保険代理店営業養成コースの契約社員が存在します。
基本的には大手損害保険会社は各地域に支店を置き、その傘下にお客様を直接管理する保険代理店を束ねている感じです。
ですので、損害保険の社員は直接保険を売ることは基本的にしません。
代理店、代理店の営業社員や我々のような保険代理店営業養成コースの契約社員が売ります、売らせます。
損害保険代理店営業のメリットデメリットは
どの観点から言えばいいのかわかりませんが、私、代理店営業養成コースの契約社員が感じた観点から言わせていただくと、メリットは朝の社員との打ち合わせが終われば後の時間は自由です。
家にかえって寝るのもいいし、パチンコするのでもいいし、話し好きのお客様ところで時間をつぶすのでもいいです。
簡単にいうとサボりです。
与えられた時間は自分の自由に使うことができます。
デメリットとしましては、サボった分次につながる仕事がなくなります。
営業の仕事をされた事がある人ならわかると思いますが、営業実績を上げ続けるには近道はないのです。
仕事は与えられるものではなく、自分で作り出していくものです。
損害保険代理店営業になる方法や給料、年収に関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
損害保険代理店営業はきつい?
単純にきついかどうかを決めるのは、目指す最終地点をどこに置いているか、ゴールはどこかによると思います。
まず、使う側がいいのか使われる側でいいのかによっても違います。
サラリーマン感覚、要は使われる側の考え方が抜けない人は仕事のスタンスが基本指示待ちなので自分で仕事生み出していくのは難しいと思います。
逆に言われたり、指示されたりするのが嫌いで自分で切り開く気持ちが強い方がいいと思います。
損害保険代理店営業を辞めたくなる理由とは
心配しなくても大丈夫です。
やめたくなくても、代理店営業養成コースの契約社員には3か月、半年、1年、1年半、2年と契約社員の更新基準があります。
損害保険と生命保険それぞれに売らなければならない契約数・契約金額が決められていて、それに届かなければ契約が打ち切られます。
クビです。
損害保険会社の契約社員としては終了ですが、どこかの代理店が人員を欲しがっていればそこの構成社員と雇われることもあります。
自分は1年半頑張りましたが、更新基準に届かず地元の保険代理店の構成員として雇われることになりました。
損害保険代理店営業にノルマってあるの?
前項でも申し上げましたが、ノルマではなく、自分が契約した保険の契約数と売上に更新基準が設けられています。
ですので、まだ更新基準まで時間があるから…とのんびりしていると終了してしまいます。
時間に余裕があるうちに、新規のお給料の開拓をしていかなければなりません。
保険会社の正規の営業社員はどういう風に売っていくのかあれこれ口を出してきます。
時には営業同行してサポートにも入ります。
彼らは会社としてどんな形でも保険の契約が増えればいいのです。
損害保険代理店営業で保険が売れない理由とは
簡単にいうと保険が売れない原因はサボっているからと、お客様から逃げているからだと思います。
外回りの営業の世界は特にそうだと思います。
自由な時間、拘束されない時間があると人は易すきに流れると言いますが、かなり自分を律して行動しないと絶対に結果につながりません。
そして、ただお客様に会うだけなら誰でもできます。
ちゃんとお客様と向き合って、お客様から保険の契約をもらわなければなりません。
押売りでは嫌われるだけなのでメリットを伝えきらないと人は動きません。
損害保険代理店営業のリアルな口コミや評判とは
世間では保険代理店は羽振りがいいというイメージがあると思いますが、そこに到達するのは想像もつかない程の厳しい道を歩いている人が多いです。
ある人は保険契約の為に付き合いでお酒を毎晩飲み歩き糖尿病を患ってしまったそうでうす。
また、別のお客様で特殊な保険で保険金が降りるところまで行ったのですが、そのお客様が亡くなってしまったそうです。
しっかり先を見据えたビジョンが大切
保険の代理店営業は正に一人の経営者なる為の道です。
そこに到達するまで紆余曲折はあるかと思いますが、最終的に生き残るは将来を見据えたしっかりとしたビジョンを持っているかどうかにかかっていると思います。
あとはその思いの強さでしょうか。