スポンサーリンク

新生児集中治療室の看護師の給料はどれくらい?仕事の役割や面接のポイントとは!

記事内にプロモーションを含む場合があります

新生児集中治療室の看護師給料 医療/福祉/介護
スポンサーリンク

 

新生児集中治療室をご存じですか?

新生児集中治療室とは、主に早産児や低出生体重児、先天性疾患をもって生まれた赤ちゃんが入院しているところです。

赤ちゃんと関わる仕事がしたけど…。

どんな仕事内容だろう?

新生児集中治療室のある病院数は少なく、働くイメージが湧きにくいですよね?

私は3年間、新生児集中治療室で看護師をしていた経験があります。

そんな私が、給与や仕事の役割をリアルな声でお届けします。

この記事を読めば、あなたが新生児集中治療室の看護師を目指すヒントになるでしょう。

 

スポンサーリンク

新生児集中治療室の看護師の給料や平均年収はいくら?

 

新生児集中治療室の看護師の給与は、他の科と変わりはありません。

令和2年、厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、看護師の平均月給は34万円前後です。(平均年齢41歳)

初任給の場合は約20万円のところが多いです。

給与の内訳は、基本給、夜勤手当、残業代、ボーナス、特別手当となります。

集中治療室は、精神的にも体力的にもきついため、特別手当の付くところがあります。

私は地方の病院で看護師をしていましたが、初任給は約19万円で、年数につれて5000円ほど上がりました。

残業も夜勤もガッツリしていたので、1か月分のお給料は23~25万円程度でした。

 

新生児集中治療室の看護師は給料安い?

 

同年代で、看護師以外の友達と比べれば、多い印象です。

よく、「看護師って、給料が多くていいよね。」と言われていました。

ただ、割に合わない!もっと貰ってもいいはずだ!と訴える人がいるのも事実。

残業(サービス残業も含めて)はあるし、夜勤は体を酷使します。

命を預かっている責任と緊張感に、心身共に疲弊する毎日でした。

疲労が溜まりマッサージに通い、夜勤後のハイテンションで散財、なんてこともしばしば。

 

助産師の給料や年収などについてはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。

🔗助産婦になるには?助産婦の収入や初任給、志望理由について!

 

新生児集中治療室の看護師仕事の役割とは

 

新生児集中治療室の看護師の役割は大きくわけて以下の4点です。

・赤ちゃんの状態観察

・日常的なケア(授乳、オムツ交換、抱っこなど)

・医療的なケア(呼吸器、輸液、栄養の管理など)

・赤ちゃんの両親に対する心のケアや、育児の指導

 

主にこれらが挙げられます。

 

・赤ちゃんの状態観察

赤ちゃんは言葉を話せない為、何か異変があっても教えてくれません。

ごくわずかな変化に気付く、状態観察はすごく重要です。

 

・日常的なケア

入院している赤ちゃんは、家族と別々で暮らすため、代わりになって赤ちゃんのお世話をします。

泣いている赤ちゃんを抱っこする。

大きな愛情をもって赤ちゃんと関わることも、大切な仕事の1つです。

赤ちゃんのお世話をしている時は、とても癒されますよ。

 

・医療的なケア

小さく生まれた赤ちゃんは、自分の力で呼吸ができず、ミルクを飲めないことがあります。

人工呼吸器で呼吸のサポートや、栄養チューブや点滴を使います。

産まれたばかりの赤ちゃんは小さく・弱い為、細やかで丁寧なケアが必要です。

 

・赤ちゃんの両親に対する心のケアや育児指導

以外と重要で難しいのが、両親との関わりです。

新生児集中治療室でのゴールは退院ではなく、退院した後の生活。

家族が不安なく、退院後の生活を送れるようサポートします。

 

新生児集中治療室の看護師のボーナスや退職金はいくら?

 

看護師のボーナスの平均は86万円です。(厚生労働省 令和2年賃金構造基本統計調査 参照)

ボーナスは、新生児集中治療室であるからと、変わりはありません。

私の病院では、6月と12月に分けて支給されていました。

ボーナスは嬉しいです。

私は海外へ旅行し、ブランド物のバッグを買いました!

退職金は病院によります。

私が働いていた病院では、3年目で支給額は30万円。

1年目で退職した人も、支給されていましたよ。

 

新生児集中治療室の看護師になるには

 

必要な免許は看護師免許だけです。

助産師の免許が必要?という疑問も多いが、看護師免許さえあれば大丈夫です。

私が働いていたところも、助産師免許をもった人は1割ほどです。

助産師の免許を持っているが、必要ないのか…。

いいえ、そんなことはありません。

産後のお母さんに対する知識を持つ助産師は、大いに活躍できます。

私も、たくさん助けてもらいました。

新生児集中治療室で働くには、新生児集中治療室がある病院に配属希望を出す必要があります。

新生児集中治療室のある病院は少なく、超早産児が入院している病院はさらに少ないです。

事前に調べておくといいでしょう。

 

新生児集中治療室の看護師の仕事内容や辞めたくなる理由などについてはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。

🔗新生児集中治療室の看護師はきつい?必要な資格や仕事内容、辞めたい理由とは

 

新生児集中治療室の看護師に向いている人は

 

新生児集中治療室の看護師に向いている人はこちらです。

 

・赤ちゃんが好きな人

・コミュニケーション能力がある人

・緊急時に冷静な判断が出来る人

・常に学び続ける意欲のある人

 

となります。

この4点について詳しく解説します。

 

・赤ちゃんが好きな人

赤ちゃんのお世話は想像しているより大変です。

泣き続けている赤ちゃんに、困惑することもしばしば。

赤ちゃんが好きな人が、新生児集中治療室の看護師に向いているでしょう。

 

・コミュニケーション能力がある人

両親の精神的なサポートは必須です。

また、他職種との関わりも多く、様々な人とのコミュニケーションを必要とします。

 

・緊急時に冷静な判断が出来る人

新生児集中治療室では、状態の急変しやすい赤ちゃんが入院しています。

慌てない、冷静な対応が必要となります。

 

・常に学び続ける意欲のある人

新生児集中治療室では、日々新しい医療機器が導入されます。

覚えたら、また新しいものを…と、常に学び続けます。

 

新生児集中治療室の看護師の志望動機の書き方や面接のポイント

 

実は、私が勤めていた病院では、希望すれば新生児集中治療室に配属されました。

新生児集中治療室は特殊な科で、一般病棟とは違った知識や技術を要します。

一般病棟に比べて、転属が容易でないためと思われます。

しかし、これは病院によって様々でしょう。

志望動機の書き方や面接のポイントは、志望先の理念や方針を含めた基本的な情報を調べ、
自身の目指す看護と照らし合わすこと。

自身が考える、今後のキャリアアップも含めて、熱意と意欲を伝えることです。

 

・新生児集中治療室の看護師のキャリアアップ

新生児の認定看護師(認定看護師とはある特定の看護分野において、熟練した看護知識と技術を有する者)として、新生児集中ケア認定看護師があります。

新生児集中ケア認定看護師になるには、通算5年以上の実務経験(うち3年以上は認定分野での実務研修)が必要になります。

資格を取ることは簡単ではありませんが、深い知識を身につけることができ、他スタッフから頼られる存在となります。

 

まとめ

 

新生児集中治療室で働く看護師の、給与や仕事内容をリアルな声でお伝えしました。

新生児集中治療室の看護師は、大切な赤ちゃんを預かる為、強い緊張感と大きな責任がある、大変な仕事です。

その反面、赤ちゃんの成長に関われる、とてもやりがいのある仕事でもあります。

私自身、赤ちゃんが元気になって退院する姿に、新生児集中治療室の看護師をやっていて良かったと感じます。

興味のある方はぜひ、かけがえのない命と関わる、新生児集中治療室の看護師を目指して下さい。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました