お花屋さんと聞いてどんなイメージが浮かびますか?
お店に近づいただけで、ふわん、と花の香りがしてきて、色とりどりの花がたくさん並んでいて…
そんな場所で働くとしたら、やっぱり毎日楽しいはずです。
でも、もちろん仕事ですので大変なこともあります。
では、その大変なこととはどんなことなのか、仕事内容はどんなものか、どんな資格やスキルが必要なのか、どんな人が向いているのか…
以下の記事ではそのようなことを説明しています。
読み終わる頃には、やっぱり花屋で働いてみたい!という気持ちになっているかもしれませんよ!
花屋の仕事内容や1日の流れ
花屋の仕事は花の販売です。
ひとことに花といっても種類は色々です。
花束やアレンジメント、鉢植えの花や観葉植物もあります。
お客様は、何を買うか決めてから来店されることもありますし、プレゼントに何かお花を…という場合もあるでしょう。
販売員として、それぞれのお客様のニーズに合わせて商品をおすすめすることが大切です。
一日の仕事の流れとしては…
1.仕入れた花の水上げ作業
花は水に浸かっていない状態で仕入れるので、茎を少し切ってから水に浸けることで水を吸い上げ元気になります。
2.バケツの水替え
花は水を変えることで長持ちするので、毎日の欠かせない作業になります。
水の入ったバケツは重いので、力仕事といえるかもしれません。
3.鉢植えの花や苗の水やり
たっぷりの水を必要とする花や、逆にあまりあげない方がいいものなど、それぞれの特性に合わせて水やりをします。
接客や配達の仕事を優先しながらこれらの作業をしてくのが、一日の主な流れになります。
花屋に必要な資格や求められるスキルとは
花屋で働くのに必要な資格は特にありません。
開業するとしても特には必要ないようです。
働きながら仕事を覚えていくようになります。
花束やアレンジメントを作るスキルはもちろん、ラッピングのスキルも身につけていくことになります。
ですが、もちろん資格も存在します。
スクールで学び、試験を受けて取得するフラワーデザイナーの資格や、国家資格もあるようです。
アレンジメント教室の講師をやる場合などには、こちらの資格があった方がよいかもしれません。
花屋のバイトはきつい?
花屋の仕事にはきついこともあります。
まず、意外とイメージにないのが力仕事の多さです。
水の入ったバケツ、市場で仕入れた花がたっぷり詰まった段ボール、大きな鉢植えの観葉植物。
これらを運ぶのはちょっとした重労働です。
また、スタンド花も意外と重いです。
遠くまで運ばなければいけないときもあります。
花束やアレンジメントの作り方を、勤務時間内に教われない場合もあります。
閉店後に練習をする、という店舗もあると思います。
その積み重ねがきつくのしかかる…ということもあるかもしれません。
また、これも店舗によるかもしれませんが、繁忙期の忙しさが半端じゃないという場合も考えられるということ。
忙しいってきついものですよね…
花屋に向いている人、向いていない人とは
お花が好きという人が向いているでしょう。
好きなら楽しく仕事ができると思うし、そんな販売員が接客すれば、お客様も楽しく花を選べると思います。
単純なことですが、とても大切なことではないでしょうか。
センスがあるというのも大事です。
お客様が一本一本花を選んで、それを花束ないしアレンジメントにする、ということは意外と少ないです。
予算だけを言われたり、色見の指定やイメージだけを伝えられたりした状態から花束やアレンジメントを作ることが多いのです。
ですから、センスが大事ですし、そういったことを楽しんでできる人、細かい作業が多いので、手先が器用な人は向いているでしょう。
それでも、花束やアレンジメントにしても、ラッピングにしても、すぐに上手に出来るようにはなりません。
根気がない人には向かないといえます。
そしてやっぱり、花が好きじゃないという人は花屋には向きません。
花屋を体験した実際の口コミや評判
私は高校を卒業してすぐに花屋に就職しました。
私が勤めていた花屋は葬儀用の祭壇花やスタンド花の仕事も多い店でした。
私は祭壇花を生けるほどのスキルはありませんが、小さなトレイに少しずつ生けられた花を順番通りに並べると繋がったひとつの大きな花の波のようになる様子は、とても感動的でした。
花屋の仕事は力仕事も多いですし、方向音痴な私は配達するのも大変でした。
ですがやっぱり、働く前に持っていた「お花屋さん」のイメージ通りの仕事をやれたな、という印象が大きいです。
花屋って楽しそう!でも実際はイメージと違う、なんてことはありません。
働きたい気持ちがあるなら、実行に移すことをおすすめします。
花屋さんのバイトの時給や髪型、服装などについてはこちらの記事で詳しくまとめていますのでぜひご覧ください。
🔗花屋さんのバイトの時給や給料はいくら?髪型や服装は自由でいい?
花屋のストレスや辞めたい理由とは
花屋で働くと、手が荒れます。
水仕事が多いので荒れやすいのです。
また、葉や茎などのアクが指先に色素沈着しがちです。
はさみを使うのでケガも多くなるかもしれません。
手を美しく保ちたい人にはストレスかと思います。
そしてやはり、繁忙期の忙しさです。
お盆や年末、家族や友人が楽しく過ごしているのを見ると、自分だけ忙しいことが辛くなるかもしれません。
母の日の忙しさも店舗によっては半端ではありません。
それはもしかしたら、辞めたい…と思う理由になるのではないでしょうか。
興味があるなら花屋はおすすめの仕事
いかがだったでしょうか。
花屋の仕事に興味は持てましたか?
表向きのきれいな仕事ばかりではありませんが、やりがいがある仕事です。
花が好きで、花屋に憧れているなら、是非おすすめします!