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医療クラークとは!必要な資格や年収、医療事務との違いはなに?なるにはどうする?

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医療クラークとは 医療/福祉/介護
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医療クラークは、医師や看護師と連携を取りながら診察をスムーズに進めるための仕事を行います。時には患者さんとのコミュニケーションもあります。

エコー写真やレントゲンなどのアナログ資料を整理したり、紙カルテを取り寄せて医師へ渡したり、患者さんを診察室へ案内したり、診察室を消毒したりと業務は多岐にわたります。

医療事務とはどう違うのか等、医療クラークの仕事内容や給料などについて以下にまとめましたので、参考になさってください。

 

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医療クラークとは

医療クラークとは、医師の指示のもと患者さんのカルテを取り寄せたり、レントゲン写真やエコー写真などを整理したりする仕事がメインです。

病院によって業務内容が異なることがありますが、基本的には医師の行う事務作業をクラークが行います。

医療クラーク、病棟クラーク、外来クラーク、ドクターズクラークなど、呼び名も様々ですが、基本的には医師や看護師などと連携して仕事を行います。

ここでは私が経験した「外来クラーク」をメインに記述します。

 

医療クラークに必要な資格とは

こちらも病院によって異なることがありますが、資格不要で働くことが可能な病院もあれば、医療事務の資格が必要な病院もあります。

また、民間の資格で「メディカルクラーク」という資格もあります。

求人票の条件欄をよく読み、資格が必要なのかどうかを確認しましょう。

まずは、資格不問の病院で実務経験を積みながら、資格を取得すると仕事の幅が広がるでしょう。

 

医療クラークの仕事内容

私が行っていた外来クラークの仕事は、主に3つです。

 

一つ目は、先述した患者さんの紙カルテを取り寄せたり、レントゲン写真やエコー写真などを整理することです。

医師の指示のもと行うので、患者さんの名前を間違えないこと、患者番号のダブルチェックなどを行い間違いがないようにしなければなりません。

これは、医療クラークの基本です。

 

二つ目は、入院患者さんの麻酔科の診察の案内です。

私が在籍していた病院では、手術前の患者さんは必ず麻酔科の診察を受けます。

病棟から来た患者さんを、診察室まで案内します。

車いすの方が多いので、その介助をします。

 

三つめは、診察後の部屋の掃除(消毒)です。

一日の診察が終わった診察室内を専用のクロス(布巾)で消毒します。

患者さんの椅子、先生の椅子、机、診察台などをすみずみまで消毒します。

お掃除の人は別で働いているので、クラークはあくまでも消毒作業のみです。

 

外来クラークは外来診療業務をスムーズに行うための仕事をします。

上記に挙げた仕事のほかに、電話応対(病院関係者)、患者さんの応対(主に道に迷っている人に場所を教える)があります。

また、病院によって異なりますが、月に数回の遅番や、残業、土曜日出勤などがある場合もあります。

 

医療クラークと医療事務の違いは

医療クラークは主に医師などの病院内の人とのかかわりが大きい職種ですが、医療事務は受付窓口にいるため、患者さんとのコミュニケーションが必須となる場合が多いです。

また、医療事務はレセプト計算というのが必須で、資格が必要となる場合がほとんどです。医療クラークは資格不問の病院もあります。

 

医療クラークになるには

まずはハローワークで「クラーク」で検索してみましょう。求人票に資格不問と書かれている場合は、資格を取らずともクラークとして働くことができます。

私のおすすめは、資格不問の病院でクラークとして実務経験を積みながら、「メディカルクラーク」の資格をとることです。

働きながら勉強するのは大変かもしれませんが、業務内容を知ったうえで勉強できると、イメージがつかみやすく勉強しやすいからです。

 

医療クラークの給料や年収はいくら?

病院や地域によって様々です。

2023年現在、地方ではパートだと時給900円台~、契約社員で14万円~(年収約170万)というところが多いようです。

東京都では時給1000円~、契約社員で17万円~(年収約190万)という相場のようです。

賞与がある病院と、ない病院があるので求人票や募集要項をよく読み確認してください。

 

医療クラークは大変?

医師とのコミュニケーションが必須となるので、多忙な医師とやり取りするということは大変な面があります。

診察中となるとなかなか医師と話ができないこともあります。

また、医師はアナログ資料をすぐほしいのに、紙カルテ管理部門との連携がスムーズでないこともあります。時間に追われる可能性もあるということです。

また、患者さんから話しかけられることがあります。

その内容が、クレームだったりということもあります。自分で対処できない場合は、すぐにわかる人に対応を代わってもらわなければなりません。

対人コミュニケーションが苦手な人には大変な仕事と感じられるかもしれません。

 

医療クラークを辞めたい理由は

先述したように、時間に追われる、医師とのコミュニケーションがうまくいかないなどの理由から、医療クラークを辞める人がいます。

その他同じ医療クラークとのコミュニケーション問題で辞める人もいます。

また、給料面で金額が低いから辞めるという人もいます。

 

医療クラークの志望動機 未経験の場合の書き方

志望動機としては、医療に携わりたい理由と、なぜクラークを希望するのかについて書くと良いでしょう。

病院の仕事は様々な職種がありますので、クラークを選ぶあなたなりの理由を考えてみましょう。

未経験の場合、チームワークやコミュニケーションについて強みがあれば採用されやすいと思います。

ハローワークで志望動機の書き方などを添削してくれますので、まずは自分の言葉で志望理由を書き、ハローワークの窓口に行って添削してほしい旨を伝えるとよいでしょう。

参考までに、私が書いた志望動機を紹介します。こう書けば必ず採用されるということではありませんのでご了承ください。

志望動機の例文

私にとって、父が医療関係で勤めていることもあり、医療業界が身近な存在でした。医師や看護師の他にも、病院で働く仕事がたくさんあることを知りました。医療クラークは初めて聞く職種でしたが、医師や看護師と協力してスムーズな診察を行う手助けができるという点に惹かれ、この度応募いたしました。医療クラークとして働くことで、患者さんや病院に貢献したいと考えております。

 

まとめ

医療クラークはやりがいのある貴重な職種!

医療クラークは、なかなか知られていない職種ではありますが、医師や看護師と協力して患者さんのために働く貴重な仕事です。

病院関係者や患者さんなど様々な人とのコミュニケーションをとって診察をスムーズに行います。

人とのかかわりを大切にしている方や、優しい方に向いている仕事です。

資格を取ることで業務の幅も広がる仕事なので、目標達成に向けて頑張れる方などにもおすすめです。

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