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訪問診療の耳鼻科医になるには!必要な資格や給料・年収はいくら?履歴書の書き方や面接のポイントまで解説!

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訪問耳鼻科医になるには 医療/福祉/介護
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こんにちは!

皆さんは訪問診療というものを知っていますか?

読んで字のごとく、医師が自宅に診察に来てくれることを指します。

家に来てくれる医師というと、病院へ行くことが出来ないとても具合の悪い方やご高齢の方の治療を行ってくれるイメージですよね。

でも、耳や鼻のことで困った方のところにも専門の医師がお伺いすることもあるのです。

ここでは、訪問診療の耳鼻科医についてご紹介を致します。

どんな人がなれるのかなどをお伝えできたらと思います。

 

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訪問診療の耳鼻科医になるには

 

訪問診療の耳鼻科医になるには、耳鼻科で働いた経験がないと診察をすることも大変です。

耳鼻科のクリニックに行ったことがある人ならわかると思いますが、耳鼻科はとてもいろいろな器具を使います。

耳や鼻やのどはそれがないと診察ができないような道具がたくさんあるので、ある程度慣れていないといけません。

また、訪問診療で出会う耳鼻科の病気は圧倒的に耳の病気が多いですが、気管切開(病気のために首から息をできるように手術を受けていること)されている患者さんのカニューレ(息を安全にしやすくするためのプラスチックでできたチューブ)の相談などもたまにあるので、そのような管理の経験も必要です。

また、これは自分がとても気にしていることなのですが、病院では顕微鏡がありますが、家で耳を診察するときはヘッドライトを使います。

めがねをかけている医師はめがねにライトをくっつけますし、コンタクトの人はゴーグルなどにライトをくっつけます。

視力が悪い人は肉眼で細い耳の奥まで見るのは大変だろうなと思います。

また、車で移動も多いので車酔いしにくい人が向いています。

 

訪問診療の耳鼻科医に必要な資格や免許とは

 

まず医学部を卒業と医師国家試験に合格し、医師免許を取得することが第一歩です。

次に、最初の2年間は初期臨床研修という決められた病院やプログラムに従い内科や外科、小児科などの様々な診療科で数か月ごとに研修(勤務)します。

これが終わると、初めて独立した医師としての進路を考えることができます。

その上で耳鼻咽喉科(耳鼻科の正式名称)での後期研修をまた大学病院などが運営するプログラムに沿って5年間耳鼻科で勤務すると、初めて耳鼻科専門医試験の受験資格が得られます。

これに受かれば、大学を卒業して7年後に耳鼻科専門医となれます。

専門医試験を受ける前の5年間の間ももちろん耳鼻科の仕事をしているので耳鼻科医と名乗りますが、あくまでそれは勤務の履歴のみによってしまい、資格ではありません。

ちゃんと耳鼻科医ですよと胸をはって証明できるのが専門医という資格であり、ここまでの経験を積んでいない状態で訪問診療の耳鼻科医として働くのはなかなか難しいと思います。

 

訪問診療の耳鼻科医の給料や年収はいくら?

 

訪問診療でできる耳鼻科の診察はどうしても器具の上で限りがありますから、そこまで高い需要ではありません。

ですので月に1-2回の勤務しかないことが多く、アルバイトという形での採用がほとんどかと思います。

訪問診療の耳鼻科医はほとんどが他のところでも仕事をしていると思います。

給与としては半日で4万円前後、丸一日で8万円前後が多いのではと思います。

 

訪問診療の耳鼻科医の給料は安い?

 

給料としては普通の診療所などで同じ時間働くならそんなに変わりません。

大きな違いは、移動時間が多いということ。

その分診察できる患者さんの数は5~10分の1くらいになってしまうので診療行為をしている時間は短くなります。

移動時間もパソコンでカルテを書いたりするのでそんなに特別楽ができるというわけではありません。

そして車でパソコンをみると車酔いしそうになってしまいます。

 

訪問診療の耳鼻科医の給料明細

 

給料は交通費込みで丸一日で8万円くらいです。

車に乗っている間は同行するスタッフの人とお話ししたり楽しいですし、いろいろな家へお邪魔できるのは楽しいので仕事の割に給料を頂けているような気持ちがします。

 

耳鼻科医の仕事内容やきつさに関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。

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訪問診療の耳鼻科医に向いている人向いていない人とは

 

向いているのは、家へお伺いすることを楽しめる人です。

各お家で例えば庭のお話しをしたり、ご家族交えて相談にのったり、訪問診療はコミュニケーションがとても大切です。

また、自宅での診療に限界があることもまたお話ししなくてはいけませんので、病院やクリニックで働く以上に患者さんの心情と向き合うことが大切なことだと感じています。

逆に向いていないのは、あれもこれも検査ができないから仕方ないと割り切ってはっきり伝えたい性格の方です。

例えばご高齢の方が聞こえが悪くて困っているとき、実は本人はテレビは大きくしているからそこまで困っておらず、家族が話が伝えにくくて困っていることがよく見受けられます。

その時は患者さんに何かを求めるのではなくご家族に上手い対応法を教えてあげることで問題が解決することもたくさんあるのです。

そのような細かいところへの対応が苦手な医師は向かないと思います。

 

訪問診療の耳鼻科医の志望動機の書き方や面接のポイント!

 

耳鼻科医としての勤務経験はしっかり伝えるべきです。

勤務していた病院の規模もわからないようならしっかり伝え、どのような診療を行ってきたか伝えましょう。

そして、何度も述べるようにとても共感性やコミュニケーション力、人間性を重視されることが多いですのでそこもアピールできるように面接では気を付けてくださいね。

 

訪問診療の耳鼻科医を志すあなたへ

 

最善最高の医療を提供しようとすることは当たり前なのですが、耳鼻科の訪問診療は特に機材的な制約が大きく、病院で提供できるものとは異なってしまうことがあります。

でも、耳や鼻、のどはコミュニケーションでとても大切なものであり、たとえお家にいてもそのトラブルはなるべく解決に努めてあげようという優しい心を忘れないでください。

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