介護福祉士の1日の流れ
担当している入居者の記録を確認するなど情報収集をした後、前勤務者から申し送りを受けます。
申し送り後はその日の入浴予定や外出などのスケジュールを加味しながら食事・排泄・入浴を軸に必要な介護サービスを提供します。
業務の状況によって早め・遅めに休憩することも多くあります。
退勤時は次勤務者へ申し送りをし、ゴミ捨てや清掃作業等のサイドワークを終えて終了となります。
介護サービスの提供中は合間をみて食事量・排泄状況等に加えて入居者の様子をパソコンの管理ソフトへ入力します。
その他、看護師やケアマネジャー等とのやりとりも随時行なっています。
介護福祉士のメリットデメリット
メリット
学歴等は関係なく、コミニュケーション能力が高く介護技術を勉強するやる気があれば誰でも始められます。
一般的なビジネスマナー(名刺交換、電話応対、メール作成など)が求められることはほぼないので不要です。
入居施設だと24時間シフトで不定期休なので毎月休日を2,3日指定できることが多いと思います。
デメリット
誰でも始められるため職員の質も千差万別でモラルや常識のない同僚も少なからず居ます。
また入居施設だと24時間シフトなので生活リズムが一定ではなく体にかなり負担がかかります。
介護士のイメージで良くある3Kは現実あるため排泄物等の処理や感染症のリスクは常にあります。
介護福祉士の給料とは
月収320,000円前後(基本給248,000円、役職手当40,000円、処遇改善金32,000円)
年収4,800,000円前後
ボーナス 480,000円前後(年2回合計3ヶ月分)
退職金についてですが、退職金制度があります。
法人本部の所在地独自の退職金共済と、所在地や事業所に関わらず継続していける退職金共済の2種類に加入しています。
毎月の退職金共済分で給与から差し引かれるのは4000円弱です。
介護福祉士に向いている人向いていない人
自分のペースが乱されても許せる人は向いていると思います。
認知症の方もそうでない方もこちらのペースで介助させてもらえないことがほとんどです。
また、介助中に他の入居者に呼ばれたり転倒リスクのある方が動き出してセンサーコールが鳴ったり、他職種からの問い合わせで電話が鳴ったりナースコールが鳴ったりと同時に多くの情報を処理するためそうしたことが苦手な方は向いておらず得意な方は向いていると思います。
個人的には適度に他人に興味が無い方が長続きしているように感じます。
介護福祉士のやりがいと将来性
入居当初ニコリともしなかった方が笑顔で受け答えしてくれるようになったり、長年暮らしていた方を穏やかにお見送りできた時はやりがいを感じます。
また自分の関わりで認知症の方や気難しい方が落ち着いて過ごせるようになったり、それをチームで共有出来た時には純粋に良かったなと思います。
あと20年は必要があるかと思いますが人口自体は減っており、現在も入居者は取り合い状態です。
働き手も外国人材が増えており人手不足解消の手段としてICTが進めば介護産業自体は残っても介護士が現在のようには必要なくなる日も来るのでは無いかと感じます。
介護福祉士の給料明細とは