運送業界はここ数年のネット通販需要の爆発的な拡大によって更に忙しさを増しています。
万年人手不足の業界が更に厳しく忙しい状況に陥っています。
そういったことから従業員への負担も増し労働環境がブラックになっている会社もあります。
今回は、入ってはいけない運送会社一覧から、まともな運送会社や危ない運送会社などについても解説していきます。
是非参考にしてみてください。
入ってはいけない運送会社一覧はこちら
名の知れた大きな会社から個人経営の小さな会社まで、運送会社は日本全国にたくさんあります。
その中でブラック企業と呼ばれる会社も残念ながら存在します。
そもそも運送業界はブラックな体質が強い業界と認識されています。
ブラックな体質が当たり前のようになっていた一番酷い時期に比べると、今は働き方改革などの影響もありかなり改善されてきました。
ですが、完全になくなった訳ではなく未だにそういった体質の名残がある会社もあります。
それが以下の通りです。
※あくまでもネット上で囁かれている噂を一覧にしたものであり、個人的見解ではありません。
《入ってはいけないと言われている運送会社一覧》
・西濃運輸
・日本通運
・福山積運
・佐川急便
・ヤマト運輸
この一覧に載っている会社はブラックな体質が残っていると言われている運送会社です。
どの会社も誰もが知っている大手の運送会社ですよね。
実際にどこまでがブラックな体質なのかは、その会社で働いた経験者でない限り真実は知ることができません。
とはいえ、人手不足なうえ忙しく過酷な職業に変わりはなく、その大変さはネット通販が盛んになってきた昨今、更に増しています。
その人手不足の影響も少なからずあり、1人の作業量の負担が大きいのもブラック体質と言われてしまう理由のひとつでもあるのだと思います。
まともな運送会社とはどこ?
『ブラック体質』と言われれる理由のひとつに、運送業界全体の人手不足が大きく関係しているといえます。
人手が足りてない分を補うには、1人の負担が増やすほかありません。
そうなると、残業などの勤務形態がきちんと管理しにくくなることも考えられます。
そういった事を踏まえると、まともな運送会社と言えるのは以下の項目ではないでしょうか。
・勤務状況がしっかり管理されている(残業時間など)
・仕事量に見合った賃金の支給
・休日などがしっかり取れる
・福利厚生が労働契約通り
・社員の声をしっかり拾う風通しのよい社内
この項目を改めて見直すと、会社に属して仕事をする側からすればどれをとっても当たり前の事しか書かれていません。
運送業界はいかにその当たり前のことがしっかりできていないのかがわかります。
危ない運送会社とは
危ない運送会社はどこか?これはずばり売上第一主義の会社です。
売上最優先なので、社員のことなんか二の次三の次で全く考えてもないですね。
社員がいて働いているからこそ会社として成り立っているのですが、社員に対する思いやりがない会社は危ないとしか言いようがありません。
そういう会社は福利厚生も労働契約通りでないことも多いです。
休日も出勤になったり、またその出勤になった分の休日補償もあるのか正直怪しいところです。
こういった売上第一主義の会社は大手や個人経営関係なく存在します。
就活する際はしっかり見極めて決めないと、入社してから過酷な労働を強いられる事になるでしょう。
最悪な運送会社の特徴
最悪な運送会社の特徴はいろんな会社があるのでいくらでもあると思いますが、いくつか例を挙げると以下の通りです。
・従業員の勤務管理が適当
・給料が仕事量に見合っていない
・サービス残業が多い
・体育会系の組織感が悪い方に働いている
・寝ずに運転しろと言われる
・事故の負担額が全額自腹
他にもさまざまあると思いますが、酷い会社は社員を捨て駒のように扱う所もあります。
今の時代でこそかなり減ったものの、まだまだ闇の部分がある会社も存在します。
運送業はブラックだらけ?
一概にブラックだらけとは限らず、ホワイト企業も中にはちゃんと存在します。
昔はブラックだらけと言ってもおかしくはない状況でしたが、今は働き方改革なども導入され運送業界の労働環境は改善に向かっています。
とはいえ、まだまだホワイト企業も少ないですしブラック企業も実際どこまで減っているかもわかりません。
表向きはホワイト企業のようなことを謳っていても、実際その会社で働いてみないと分からないことも多いです。
何をもってブラックなのかホワイトTなのかを判断するのも難しいところですね。
入ってはいけない運送会社を見極める方法とは
入ってはいけない運送会社を見分ける方法を3つ紹介します。
①事故の負担が自腹
万が一事故にあった際の負担が自腹になっている運送会社はかなり危険です。
また、仮に会社が負担してくれたとしても、会社によっては損害額の3割や2割しか負担してくれないという場合もありますので、必ず面接の際に確認しておきましょう。
②給料の支払い方法が手渡し
基本は口座振込が主流ですが、会社によっては手渡しで渡される場合があります。
手渡しの会社は、会社の経営が危機に陥った際に給料の支払いに待ったをかけられる場合があり、最悪の場合そのまま待たされた挙げ句に経営者が夜逃げをする可能性もありますので、手渡しの会社は気をつけましょう。
③安全性優良事業所に会社が認定されていない
2003年から始まった制度で、トラック協会と国土交通省が協力して、運送会社の安全性を評価する目的で作られた制度です。
認定されている会社のトラックにはGの英文字が書かれたステッカーが貼られ、多くの運送会社が貼り付けています。
貼られていない=部落というわけではけしてありませんが、ブラックである可能性自体は高いので、注意しましょう。
運送業の人手不足が当たり前の理由とは
運送業界の人手不足の要因として、1つはドライバーたちの高齢化が挙げられます。
ドライバーたちの平均年齢は40代とされており、仕事内容の過酷さも相まって、体を壊してしまう人も続出しやすく、人が足りないという現状があります。
近年では通販などの需要が飛躍的に上がったことから、徐々に増えていくだろうという水族もされて入るものの、それでも人材確保が全く出来ていないという状況です。
ブラックな運送会社に入社した時の対処法
ブラックな会社に入社してしまったと気付いた時、どんな対処法が一番良いのか?
それは、その会社を辞めるのが一番早い対処法です。
単純ですが、劣悪な環境から抜け出すにはこれしかありません。
運送業界で働くドライバーは、自分にとってより良い環境を求めて転々としている人も珍しくありません。
給料がより良いところ、福利厚生がより良いところ、社内の雰囲気が良いところなど理由もさまざまです。
万年人手不足のこの業界は、たとえその会社を辞めてしまっても他にいくらでも雇ってくれる運送会社はあります。
何か違うなと感じたら、辞めることも視野に入れておきましょう。
運送業はやめとけ?
運送業界は仕事柄、長時間運転や肉体労働などが多く体力気力ともに必要な仕事です。
これは、どこの会社がどうという事ではなく運送業界全体に言えることです。
どの会社に行っても運送業はハードで忙しく、拘束時間も長いのがトラックドライバーの特徴です。
この仕事内容でやっていく自信がない人は運送業はやめた方が良いでしょう。
まとめ
運送業界は昔に比べて労働環境も改善の方向に向かっています。
しかし、まだまだ課題や問題もたくさん残っているのも事実です。
運送会社はどんなに良い評判があったとしても、実際に入って見ないことにはその実態まではわかりません。
ブラック体質の会社に入ってしまった場合は早めの対処をするようにしましょう。