運送会社大手の福山通運ですが、みなさん一度はトラックなどで見かけた事があるのではないでしょうか。
そこで今回は、福山通運のドライバーに関するお話をしていきます。
仕事内容はきついのか、辞めたい理由などに触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
福山通運はどんな会社?
福山通運は広島県福山市に本社があり、全国の主要都市・地区に480ヵ所以上の営業所があります。
ヤマト運輸や佐川急便などの大手とともに名を連ねるほど、運送業界では大企業です。
近鉄グループホールディングスに属する運送会社であり、法人向けの荷物の配送・集荷をメイン事業としています。
そのため、一般の個人へ向けた配送などは基本的にしていません。
また、日立物流とも提携している為、宅配便をはじめ引っ越し業務なども行っています。
みなさん一度はトラックなど目にしたことあるのではないでしょうか?
福山通運ドライバーの1日の仕事内容
ここでは福山通運の集配ドライバーの仕事をメインに1日の流れを解説していきます。
基本的に法人向けの仕事なので個人宅へ出向くことはありません。
《集配ドライバーの1日の流れ》
①朝に出勤し配達先の荷物の仕分け作業を始める
②トラックへ荷物を積み込み出発
③午前中いっぱい配達へ回る
④昼休憩
⑤配達再開
⑥配達業務終了後、荷物の集荷へ
⑦配達・集荷など外回りを終え会社へ戻る
⑧集荷した荷物を下ろし伝票整理などの雑務をこなす
⑨1日の業務終了、お疲れさまでした。帰宅
1日の流れはこのようになります。
どこの運送会社でもやっている作業内容なので特別変わったことはありません。
福山通運ドライバーはきついしやばい
福山通運で扱う荷物は、手積み手下ろしが基本となっています。
この手積み手下ろしは福山通運に限ったことではなく、ほとんどの運送会社の荷物の半数以上がこのやり方です。
ヤマト運輸に限ってはカゴ輸送がメインなので手積み手下ろしはあまりありません。
荷物にも重いものやとても大きいもの、精密機器などの繊細なものもあります。
破損や輸送事故を起こさないよう注意を払って扱わなけれななりません。
そして夏場ともなると、この手積み手下ろしはより一層きつくなります。
体力もそうですが、この作業を心折れることなく続ける気力もかなり重要です。
ドライバーは運転と荷物の積み下ろしがメイン作業なので、この作業を続けることができないときつく感じるかもしれません。
福山通運の大型ドライバーはきつい?
福山通運の大型ドライバーは楽ではありません。
これもこの会社だけに限ったことではないですが、大型ドライバーは荷物の積み下ろしに加えて長時間の運転がついてきます。
交通状況や天気にも左右されることも少なくありません。
時間指定がある場合や、現場での作業が押してしまったときなど寝ずに運転する事もあります。
法律上4時間に1回休憩を取らなければならないですが、そんな時間を惜しんでも運転することもあります。
眠いのに寝られないストレスが疲労となり、これが続けばかなり過酷でしんどいです。
慣れるまでは乗り越えなければならない壁と言ってもいいくらいですね。
福山通運ドライバーを辞めたい理由とは
運送業界は万年人手不足の業界です。
ここ数年のネット通販需要が急激に伸びたこともあり、配達の現場では更に多忙を極めています。
人手が足りない状況で荷物だけが増えると、1人の負担が増してしまいます。
しかし、これは法人を対象としている福山通運には直接的な関わりはありません。
とはいえ、ドライバー不足は深刻化していて長時間労働もせざるを得ない状況となっているようです。
各支店によってその差はありますが、社員の定着率も悪く離職率だけが高くなっていると言います。
この点がドライバーを辞めたいと感じる大きな理由のひとつと言えます。
福山通運ドライバーのメリットは?
取引先である荷主とコミュニケーションを取ることで仲を深められるというメリットがあります。
対人関係が良好だと仕事の進め方もスムーズですし、やる気も全く違ってきますよね。
セールスドライバーであればコミュニケーション力も高まりますし良い事だらけです。
また、長距離ドライバーであれば仕事とはいえ知らない土地へ行けることも特権のひとつではないでしょうか?
普段見たことのない景色を目にすることで、リフレッシュできるという声もあります。
福山通運ドライバーの転職や求人のコツ
ドライバー経験者であれば、その経験を十分に伝えることが重要です。
行った先や扱った荷物、雪道の運転をしたことがある(慣れている)、積み下ろしをテキパキ行えるなどなど。
経験者でアピール出来るポイントは存分に発揮しましょう。
また、未経験から転職や就職を考えている人は免許を取得しておくとスムーズに進むと思います。
大型免許や特殊免許など、未経験であっても持っていて損はありません。
入社してから練習をさせてもらえると思うのでその点は心配いりませんよ。
まとめ
福山通運の仕事内容をはじめ、ドライバーに関するお話をしてきました。
運送業界は人手不足が深刻化していて、その理由によって残業などの長時間労働を強いられている現状があります。
しかし、これは福山通運に限ったことではなく運送業界全般に共通する課題です。
働き方改革などの導入もあり、年々改善の方向へ向かっていますがまだまだ道のりは長いです。
ですが、ドライバーという仕事はとてもやりがいのある仕事です。
運転が好き、車が好き、そういった単純な理由でこの仕事を始めた人もたくさんいて、そして長く続けている人もまたたくさんいます。
この業界に少しでも興味がある人は是非チャレンジしてみてください。
人手不足解消を目指していきましょう。